私たちの健康と美容、さらにメンタルとも密接に関わっている腸。腸内環境が整えば、免疫力アップ、睡眠の質向上、アンチエイジング、美肌、ダイエットなど、さまざまな嬉しい効果が期待できることから、日本でも腸活ブームが継続中!
しかし、ヨーグルトや発酵食品を積極的に摂取するなど、さまざまな方法を試しても、いまひとつ効果を実感できない“腸活迷子”の方も多いようです。そんな腸活迷子はもちろん、私たちの健康の未来まで変えてくれるような最先端の研究が、お隣の韓国で進んでいるそう!
それが腸内に存在する微生物群に着目した「マイクロバイオーム」研究。“未来を変える腸活革命”として、世界中の研究者が注目しているとのことで、マイナビニューススタッフOが訪韓し、どんな研究なのか調査してきました!
さすが、バイオテクノロジーやライフサイエンスの技術革新が進む韓国!

“腸活”先進国の韓国で最新レポ!
腸内マイクロバイオームに特化したバイオ企業「HEM Pharma」
「HEM Pharma(エイチイーエム ファーマ)」は、マイクロバイオームの可能性をいち早く信じ、世界最大級のデータ収集と独自技術による解析で、世界のトップを走る韓国発のバイオベンチャー企業。すでに病院や研究機関などとの連携やアムウェイとの提携を通じて、10万件(2025年9月時点)を超える世界最大級のマイクロバイオームデータベースを構築しています。このマイクロバイオーム技術を応用し、韓国市場においてサービスを展開しています。
さらに 今年、日本法人を設立し、日本アムウェイとも協業、データ収集・技術実装に向けた協力体制を構築したことでも話題に! そんなマイクロバイオーム分野におけるトータルソリューションのリーディングカンパニーである「HEM Pharma」が拠点を置く、ソウルの南に位置する水原(スウォン)のラボにお邪魔してきました。
腸内環境を体外で人工的に再現できる世界初のシミュレーション技術を開発したことで、急成長を遂げている企業なんだって!

腸内の微生物の生態系=「マイクロバイオーム」ってなに?
そもそも、「マイクロバイオーム」という言葉を初めて聞いた方も多いはず。「マイクロバイオーム」は、人に共生する微生物の集合体とその生態系のこと。
単なる人体に生息する細菌、ウイルスなど微生物そのものだけではなく、それらの微生物の遺伝子や、微生物が作り出す代謝物、及び微生物が住む環境すべての要素から構築する生態系を表します。
最近よく聞く「腸内フローラ」は、主に細菌の集まりなので、それよりももっと広い概念になります。そのマイクロバイオームは95%が胃腸管に存在し、食生活やライフスタイルによって絶えず変化するため、これが乱れると様々な不調を引き起こし、病気を引き起こすことが、これまでの様々な研究で分かってきました。このマイクロバイオームを整えるには「ポストバイオティクス」の活性化がカギになります。
「プレバイオティクス(オリゴ糖や食物繊維など、腸内細菌の“エサ”となるものを摂取すること)」や「プロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌など、人の腸に有益な善玉菌そのものを摂取すること)」は聞いたことがあるけれど、「ポストバイオティクス」ってなに?

「ポストバイオティクス」は、腸内細菌が生み出す代謝産物のこと。私たちは食べた物のほとんどが小腸で消化・吸収されますが、残った栄養素は大腸でマイクロバイオームのエサとなり、人体に有益な影響を与える多様な物質を作ります。これがポストバイオティクスで、代表的なものでいうと、健康維持に欠かせないと言われている短鎖脂肪酸。また女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることから、更年期症状の緩和などに有効であることで最近注目されている「エクオール」もそのひとつです。
そんな「マイクロバイオーム」と「ポストバイオティクス」を同時に解析し、そのデータを基に、腸内環境を体外で再現して腸内細菌を培養し、代謝産物を解析しているのが「HEM Pharma」です。そんな画期的な腸内マイクロバイオームのシミュレーション技術「PMAS(Personalized Pharmaceutical Meta-Analytical Screening)」は、すでに5000件以上の最適化テストが行われ、日米韓で特許技術を取得しています。
最先端すぎて、理解が追いつかない……。実際にラボを見学しながら、その「PMAS」技術の全貌を見てみよう!

HEM Pharmaの「マイクロバイオーム」研究の最先端へ潜入!
PMASは個人の便サンプルから腸内細菌を採取し、腸内環境を体外で再現する培養によって、実際に体内摂取せずに最適なプロバイオティクスを提案するプラットフォームです。その研究を行っているのがこのラボです。ここには、海外からも便サンプルが届き、1日に数百人の便サンプルの解析を行っています。
たくさんの便サンプルが! でもラボ内は清潔感にあふれていますね!

便サンプルは、微生物が作り出した代謝産物を抽出するためにチューブに入れ、冷凍保存されます。ラボには便サンプルを保存する冷凍庫がズラリと並んでいます。
便は温度ダメージを受けやすいので、マイナス80度で保管しているんだって!

この部屋で、実際に代謝産物の測定を行います。まず腸内細菌が含まれる便サンプルを6グループを分けて培養プレートに分注し、独自のPMAS培地と混合して均質化します。そこに、人の健康に直結する乳酸菌やビフィズス菌などを独自に組み合わせた6種類のプロバイオティクスソリューションをそれぞれ投入し、その中でどれが一番、良い効果をもたらすかを分析します。
その人の便サンプルから摂取した代謝産物に、プロバイオティクスを投入することで、微生物たちが腸内に戻ってきたと錯覚するんだって! おもしろい~!!

6種類のプロバイオティクスソリューションを投入した後、腸内環境を再現した環境で一定時間培養します。その拡大培養されたマイクロバイオームを分析することで、6種類の中で最適な効果を示すプロバイオティクスを知ることができます。
腸内環境を再現するために、室内の温度は腸の温度に近い37度をキープ。台が揺れているのは腸のぜん動運動を再現しているそう!

また、別の部屋にあるこの機器は、微生物から取り出した遺伝子を解析しています。遺伝子を調べると、その人が持つ微生物の種類や量が分かるため、腸内マイクロバイオームの多様性やバランスを知ることができます。これで全ての解析が終わり、一人ひとりのPMAS解析レポートが発行されます。
微生物を遺伝子レベルで解析することで、免疫機能や体脂肪調整など、自分にはどんな健康に関わる腸内微生物が多いのかまで分かるんだって! PMAS解析レポートには、自分のマイクロバイオームの解析結果だけでなく、その人に合った生活習慣のアドバイスも書かれているので、すぐに自分に合った腸活を始められるのもすごい!

これはまだまだ先の話だが、このPMAS技術を活用し、トイレで便を出すだけで、自分の腸内マイクロバイオームの状態が分かるようなシステムを開発中だとか。これが実用化されれば、今のように便サンプルをわざわざ提出することなく、自宅などで自分の健康状態がリアルタイムで分かるため、食生活や生活習慣の改善に役立てられるようになります。
まさに未来のトイレ! まだまだ開発段階ということだけど、早く実用化されてほしいな~。

HEM Pharma代表・チ・ヨセフ氏に聞く、
「マイクロバイオーム」の研究の想いと可能性
ラボ内で「HEM Pharma」代表のチ・ヨセフ氏を直撃。チ代表は、生命科学の博士号を取得後、15年以上マイクロバイオームの研究に従事してきた第一人者。この研究の可能性や日本アムウェイとの協業についてお話を伺いました。
――マイクロバイオームの可能性について、興味を持ったきっかけを教えてください。
チ代表:2012年にヨーロッパで開かれた学会で発表され、高い評価を得た研究に興味を持ったのがきっかけです。その研究は、ネズミにある菌を飲ませたところ、飲んでないネズミに比べて、体重が減り、健康やメンタルも安定したという動物実験の結果でした。当時はまだマイクロバイオームを変化させるために、他人の便を取るのが最善とされていた時期で、それがすごく画期的な研究で、ものすごく驚きました。それが、我々が今行っている研究の原点となっています。
――今回、日本アムウェイと協業した理由と、今後の展望を教えてください。
チ代表:私たちのプロジェクトを成功させるためには、ビッグデータの蓄積が必要不可欠です。それも単発ではなく、定期的に解析したデータの蓄積が、今後の研究の未来のカギを握っています。というのは、マイクロバイオームは常に変化するもので、年齢と健康の変化に伴って変わってくるため、単発ではなく、長期的かつ継続的に便サンプルを解析することで、多くの人の未来を予測することに繋がってきます。こうした観点から、日本アムウェイは強固な顧客基盤を持っており、ユーザーデータの迅速な収集と体系的なフィードバックが可能なため、強力なパートナーシップになると確信しました。さらに、植物由来の栄養補助食品におけるリーダーとして、アムウェイはすでに「腸の健康(Gut Health)」を推進しており、プロバイオティクス(乳酸菌)、食物繊維を含む製品を通じて、人々の健康を日々サポートしています。
加えて、日本アムウェイは世界最大級で多様性に富んだマイクロバイオームデータベースを構築するために欠かせないパートナーであり、私たちはこの協業に非常に大きな価値を見出しています。将来的には、日本でのPMASを活用したパーソナライズド・ソリューションの製品化も視野に入れています。
――最後に、これを読んでいる日本の方々にメッセージをお願いします!
チ代表:100年以上も前にロシアの研究者であるイリヤ・メチリコフ氏が乳酸菌の有用性を唱えて以来、今もなお乳酸菌を摂取すれば腸内環境は整うと信じている方が多いと思いますが、これからの時代はよりきめ細やかな腸内環境のパーソナライズ化が必要になります。マイクロバイオーム研究がさらに進めば、自分に合うものを摂ることで腸内環境だけでなく、体の様々な不調は改善され、病気の予防も可能になっていく。そこには無限の可能性があり、誰も知らない新しい世界が広がっていますので、ぜひマイクロバイオームの世界に興味を持っていただけたら嬉しいです。
“腸”からはじまる健康づくり
「マイクロバイオーム」が未来の健康を変える!
これまでの私たちの腸活といえば、世間一般に腸に良いと言われるものを取り入れて、自分に合うものを必死に探してきました。しかしそれはとても時間がかかってしまう作業になることも。マイクロバイオームの環境は一人ひとり全く異なり、生活や年齢の変化によっても変わってきます。それがより精度の高いパーソナライズド・ヘルスケアの実現で、自分の状態をしっかり解析し、自分に合ったものを摂取できれば、腸内環境の改善が促されるだけでなく、冒頭で伝えたように健康や美容面にも様々な嬉しい効果が期待できるので、体も心も健やかに生きられるようになるかもしれません。まさに私たちの健康の未来を変えてくれるのがマイクロバイオーム研究なのです!
今年、「HEM Pharma」の日本法人が設立され、日本アムウェイとも協業したことで、日本でのサービス展開も期待されるので、今後の動向から目が離せませんね!
[PR]提供:日本アムウェイ
















