今、多くの中堅・中小企業で深刻な課題となっているのが「情報システム(以下、情シス)担当者の業務負荷の増大」です。

情シス部門の人員が限られている企業や、専任担当者がいない企業では、パソコンやネットワークの管理、セキュリティ対策、トラブル対応などの幅広い業務を、少人数、あるいは兼任で担っているケースが少なくありません。

  • 情シス担当者の負担イメージ

慢性的な人材不足が続く中、業務効率化のためにDXの必要性が高まる一方で、日々の対応に追われ、なかなかDX推進にリソースは費やせない――。

今回は、そんな「情シス」の現状と、その課題解決をサポートするソリューション「情シスおまかせコンシェルジュ」について、NTT西日本の久保さんに詳しく伺いました。

インタビューの内容をYouTubeでも公開中

PROFILE

 久保 熙人さん
NTT西日本 スマートビジネス営業部門
ソリューション推進担当 主査

新規ソリューションの開発業務を中心に担当。新商材「情シスおまかせコンシェルジュ」の開発に携わり、日々のマーケティング活動を通じて「新機能拡充の企画」「開発組織と営業組織のパイプ役=製販連携」「営業組織への商品理解促進」の役割を担っている。

中堅・中小企業の情シス部門が抱える課題。
なぜ今「情シスおまかせコンシェルジュ」が必要なのか

──中堅・中小企業の情シス部門では、どのようなことが課題となっているのでしょうか?

久保さん

端的に申しますと、慢性的なIT人材の不足が情シス部門の大きな課題として挙げられます。


──幅広いIT業務を少人数で対応するのは、非常に負担が大きいでしょうね。

久保さん

おっしゃるとおりです。日々の業務では「パソコンが起動しない」「プリンターが動かない」「不審なメールが届いたが、開いていいのか」といった従業員からの問い合わせ対応に追われることが少なくありません。


  • インタビューの様子

──情シス担当者のリソースがひっ迫していると、企業としてのリスクも大きくなりそうですね。

久保さん

そうですね。重大なインシデントが発生した際に、対応が遅れたり、システムが止まったりすると、取引先にまで影響が及ぶ事態にも陥りかねません。そのため業務負荷に加え、心理的なプレッシャーも非常に大きいと考えています。そんな情シス担当者の困りごとを解決したいとの想いから、「情シスおまかせコンシェルジュ」を立ち上げました。


  • 久保さん

情シス業務をワンストップで支援し、DX推進にも貢献。
「情シスおまかせコンシェルジュ」の全貌

久保さん

一言でいうと「情シス業務のお困りごとをワンストップ・ワンパッケージで支援するサービス」です。社内の問い合わせに対し当社の専門知識を有するスタッフがヘルプデスクの役割を担うほか、セキュリティリスクの分析やIT資産の管理、業務課題の分析を「情シスおまかせコンシェルジュ」に含まれるツールで一元的かつ簡単に行えるようサポートします。


※セキュリティに対する全ての脅威への対応を保証するものではありません。

  • 情シスおまかせコンシェルジュ

    情シスおまかせコンシェルジュのHP

──具体的にどのような機能が備わっているのでしょうか?

久保さん

まず、「内部脅威の対策」として「セキュリティリスク分析」機能を提供しています。従業員が機密情報を持ち出してしまったり、意図せず悪質なサイトにアクセスして情報漏洩してしまったりといった、内部で起こるセキュリティリスクへの対策を支援します。


例えば本機能では、誰がいつ、どんな手段で、どんな情報を持ち出したのかの情報をパソコンの画面上に一覧で表示することが可能。「機密情報持出一覧」を確認し、情報を抜かれていると判断したら、「対処する」ボタンをクリックすることで、「USBの使用停止」「特定USB以外の使用禁止」といった緊急対応が行えます。

  • セキュリティリスク分析イメージ

    ※画面はサンプルです。実在の人物とは関係ありません。

久保さん

それ以外にも、ウイルス対策ソフトのインストール状況や、古いバージョンのOSを使っているパソコンの一覧を表示するなどの機能が備わっています。従来は、情シス担当者が各パソコンの前に足を運んで目視で確認していた事項が、システム上で一元管理できるようになります。


  • セキュリティリスク分析イメージ

──情シス担当者の業務負担が大きく軽減されそうですね。

久保さん

実際、お客さまにも大変好評をいただいている機能になります。次に、「IT資産の管理」を効率的に行う「IT資産状況分析」機能をご紹介します。IT資産には、パソコン等の「デバイス」、Excel・Word・PowerPointといった「アプリケーション」などがありますが、それらを一元的に管理できます。


  • IT資産状況分析イメージ

デバイスの管理状況を表示すると、組織ごとにパソコンが何台稼働しているのかを確認でき、その中で「古いパソコンはどれか」「ウイルス対策ソフトが入っていないパソコンはどれか」といった情報を確認可能。さらに、フリーズ回数が多く使用限界に近いパソコンの検出も行えるため、買い替えの判断に役立てることもできるといいます。

  • IT資産状況分析イメージ

拠点が複数ある場合、各支店のオフィスにあるパソコンの状況の確認には非常に手間と時間がかかります。しかし、「情シスおまかせコンシェルジュ」を使えばシステム上で一元的に管理できるため、顧客からも「管理が楽になった」と喜びの声が届いているとのことです。

久保さん

また、取引先からセキュリティの対策状況を質問された場合も、社内パソコンのセキュリティ状況一覧をCSVファイルに出力する機能があるので、すぐに証明できます。


  • IT資産状況分析イメージ

久保さん

こうした機能の提供によって情シス担当者の負担を軽減し、これによって空いた時間を、企業を成長させるためのDX推進やIT戦略の立案などに充てていただけると考えています。しかし、さまざまな施策が考えられる中、何を優先的に行っていくべきか、判断が難しいといったケースもあるでしょう。そうした課題に対し、業務状況を可視化する「業務課題分析」機能もあわせて提供しています。


このツールでは、何人が、どのくらいの時間、どのような作業に没頭しているのかを確認可能。例えば、営業部門が一つのエクセルファイルで売上の共同管理をしている場合、一人のファイルアクセス時間が長く、その間は他の人が作業できない、といった非効率な状況が発生していることを確認できます。

  • 業務課題分析イメージ

また、どのファイルがどれくらい開かれているのかを確認したり、同じ作業を繰り返している人がいればその作業時間を可視化したりすることも可能。こうした分析結果に対し、NTT西日本から業務改善提案を行っているといいます。

  • 業務課題分析イメージ

業務負担の軽減と、内部対策強化を実現。
導入企業が実感する効果とは

──現在どのようなお客さまに評価されていますか?

久保さん

二つの事例を紹介させていただきます。一つは、複数の拠点を有する病院の事例です。この病院には、専任の情シス担当がおらず、事務局長が各拠点で発生するパソコンやネットワークのトラブルを兼務で対応されていました。しかし、多忙で出張も多く、不在時にトラブルが発生しても即座に動けないといった状況に危機感を抱いておられました。「情シスおまかせコンシェルジュ」により、NTT西日本がヘルプデスクの役割を担えることを非常に気にいっていただいており、結果、事務局長の負担が大幅に軽減できて、「今後はトラブルへも迅速に対応できるようになる」とご好評をいただいています。


  • インタビューの様子

久保さん

もう一つは製造業のお客さまの事例です。こちらのお客さまは、社員に支給しているパソコンの使用実態が把握できておらず、アプリの不正使用やUSBの持ち出しなど、内部セキュリティ対策に関して不安を抱えておられました。こちらに関しても「情シスおまかせコンシェルジュ」によって、業務実態を可視化し、アプリダウンロードの制御、USBによるデータ抽出の規制といった内部脅威対策の強化に対して高い評価をいただきました。そのほか、建設業や運輸業、不動産業など、業種を問わず幅広いお客さまにご好評をいただいています。


  • 久保さん

──最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

久保さん

情シス部門で働かれている皆さまの「こんなサービスがほしかった」との声を形にしたのが「情シスおまかせコンシェルジュ」です。ぜひ皆さまに、ご利用いただきたいと考えておりますので、ご検討いただけるとうれしく思います。


※料金・利用条件など詳しくはホームページをご確認ください。

情シス担当者の業務負担、業務過多を軽減し、IT環境を改善、向上するためのサービス「情シスおまかせコンシェルジュ」。DX推進の原動力にもなり得る本サービスが、会社の未来を変えるかもしれません。

***

インタビューの内容をYouTubeでも公開中

情シスおまかせコンシェルジュ
の詳細はこちら

NTT西日本
の詳細はこちら

[PR]提供:NTT西日本