BTOパソコン「FRONTIER」の開発・販売を行うインバースネットから、新ゲーミングPCブランド「FREX∀R(フレクサー)」が登場しました。ラインナップは、フルタワー「Zシリーズ」とミニタワー「Xシリーズ」の2種類。いずれも革新的な性能と洗練されたデザインを併せ持ち、これまでにない“異次元の楽しさ”と“無限の可能性”を手に入れられるのが特徴です。
ここでは、新ブランドのこだわりや、同社が提供する安心のサポート体制にも迫りながら、実機レビューを通して“次世代ゲーミングPC”の魅力を徹底解剖します。
BTOパソコンの老舗ブランドから次世代ゲーミングPC「FREX∀R」登場
市販の完成品パソコンとは異なり、用途や予算に合わせて搭載するパーツを選んでカスタマイズできる「BTO(Build To Order=受注生産)パソコン」。スペックにこだわりのあるユーザーを中心に高い支持を得ていますが、そのBTO方式を採用した先駆け的なPCブランドが「FRONTIER」です。1993年の誕生時から30年以上という長い実績を有し、個人ユーザーだけでなく教育機関や研究施設、企業などにも数多くの端末が導入されています。その人気の理由のひとつとして挙げられるのが、「品質の高さ」。「FRONTIER」のPCは、すべて山口県内にある生産拠点で生産されており、厳格な品質テストをクリアした製品のみが出荷されています。パーツの選定や組み立て時のケーブルの配線、グリスの塗り方にまでこだわっており、その仕上がりの美しさや動作の安定性はユーザーからも高く評価されています。
ラインナップも充実していて、一般向けのスタンダードなPCやクリエイティブ向けPC、法人向けPCなど、幅広い製品が取り揃えられています。もちろんゲーミングPCも販売されており、その性能とデザイン性の高さはプロゲーマーやeスポーツプレイヤーからも大好評。
今回新たに登場した「FREX∀R」は、FRONTIERが長年こだわってきた性能やデザインのDNAを受け継ぎつつ、「ゲーム専用機」という枠を超えた“異次元の楽しさ”を切り拓き、ライトユーザーからコアユーザーまですべての人が手に取りやすい製品提供を目的として立ち上げられました。
ブランド名の「FREX∀R」は、「FRONTIER」の「FR」と、上級や専門的を意味する「EXCLUSIVE」の「EX」、道具や技能を意味するARTICLEの「AR」に、「すべての」を意味する「∀」を組み合わせたもので、「これまで以上に新しいアイデアを取り入れ、ユーザーの声を反映させることで、革新的な製品を生み出し続ける」というメッセージが込められています。
今回発売されたフルタワー「Zシリーズ」とミニタワー「Xシリーズ」は、あくまでも“第一弾”とのことで、今後のラインナップ展開にも期待がかかります。
Zシリーズ&Xシリーズを最速レビュー!
今回登場した2シリーズは、いずれも流線型を基調としたシンプルかつ斬新なフォルムのケースを採用。ゲーミングPCらしい存在感を持ちながらも主張しすぎず、部屋のインテリアにも馴染みやすいのが特徴です。
ケースの前面や上面にメッシュパネル、左側面にガラスサイドパネルを搭載しており、電源を入れると内部のARGBライティングが華やかにケースを彩り、ゲームプレイ時のテンションやモチベーションを高めてくれます。
カラバリはブラックとホワイトの2色。搭載されているグラフィックスカードや電源ケーブル、水冷ファンなどのパーツの色もケースの色に揃えられており、統一感のある洗練された印象になっています。
性能や品質へのこだわりも「FREX∀R」の大きな特徴で、フルタワーの「Zシリーズ」がMSI製ATX、ミニタワーの「Xシリーズ」がASUS製microATXのマザーボードを採用しています。いずれも品質や耐久性に定評があり、安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが可能。また、全機種とも水冷CPUクーラーを標準搭載しており、高い冷却性能と静音性を両立しているのも評価できるポイントです。
最近のPCゲームの進化に伴い、グラフィックスボードの大型化も進んでいますが、フルタワーの「Zシリーズ」だけでなくミニタワーの「Xシリーズ」もカード長30cmを超えるようなグラフィックスボードを搭載可能。BTOカスタマイズで大型グラフィックスボード選択時は、そのボードをガッチリ固定して自重によるズレや経年による変形を防ぐ専用ホルダーも備えています。
このほか、「FREX∀R」は全機種に標準で3年間のセンドバック(返送修理)保証が付属しているのもうれしいポイント。さらに購入後3カ月間の故障時新品交換対応や、保証期間中の年1回無料点検サービス、1年間アップグレード作業代無料などの手厚いサポート体制も用意されています。
初めてゲーミングPCを手にしたユーザーやライトゲーマーでも、これなら安心して使い倒せそうですよね。あとは遊びたいゲームが快適に動けば文句なし! そこで、実際に両シリーズとも試してみることにしました。
本格的にゲームを楽しめるフルタワー「Zシリーズ」
まずは、フルタワーの「Zシリーズ」から。インテル Core Ultraプロセッサーを採用した「Intelモデル」と、AMD Ryzenプロセッサーを採用した「AMD」モデルが用意されていますが、今回試したのは「Intelモデル」。主なスペックは次の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Zシリーズ Intelモデル |
| 型番 | FRZAB860B |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265F(5.3GHz/20コア/20スレッド) |
| メモリ | 32GB(DDR5 16GB×2 デュアルチャネル) |
| SSD | 2TB(M.2 NVMe) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX5070Ti 16GB |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| 本体サイズ | W230×D457×H502mm |
スペックを見ると、ミドルハイクラスのCPUやグラフィックスボードが搭載されており、本格的にゲームや動画編集などに取り組むのに十分な性能を持っていることがわかります。そこで実際にゲームをプレイして、そのパフォーマンスをチェックしてみることにしました。使用したのは、人気のバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』。フレームレートの144fps制限を解除して画質を最高に設定し、フルHDとWQHD、4Kのそれぞれの解像度でトレーニングモードをプレイして、フレームレートを計測してみました。
●Apex Legendsプレイ時のフレームレート
| 解像度 | 平均フレームレート |
|---|---|
| フルHD | 289fps |
| WQHD | 287fps |
| 4K | 222fps |
結果を見ると、Apex Legendsなら4K解像度でも222fpsという高いフレームレートを安定して出せることがわかります。高リフレッシュレートのゲーミングモニターと組み合わせれば、残像感の少ない滑らかな映像でプレイを楽しめることになります。
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Apex Legendsは、4Kでも平均フレームレートが222fpsで快適にプレイできました
© 2025 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
続いてゲームプレイ時のCPUやGPUの平均温度も測定してみました。
●Apex Legendsプレイ時の平均温度
| 解像度 | CPU温度 | GPU温度 |
|---|---|---|
| フルHD | 54℃ | 61℃ |
| WQHD | 57℃ | 63℃ |
| 4K | 56℃ | 70℃ |
高負荷時でもCPUは60℃前後、GPUは70℃弱で十分温度が抑えられており、本製品の冷却性能の高さがうかがえます。実際、動作も終始安定しており、快適にゲームを楽しむことができました。
ちなみに、ゲームプレイ中にファンが回転する音は聞こえますが、ファーッという低く控えめな音でほとんど気になりませんでした。騒音計でフロントパネルから30cmの距離で測ってみても44dBA程度で、図書館と静かなオフィスの中間程度の騒音レベル。周囲が静かな夜間でも、家族に気兼ねなくゲームに没入できそうです。
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4K時のApex Legendsプレイ中のCPU温度とGPU温度。比較的低い温度で安定しており、冷却性能の高さがわかります
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省スペースながらパワフルな「Xシリーズ」
次に、ミニタワーの「Xシリーズ」も同じ条件で試してみました。こちらも評価機は「Intelモデル」で基本的なスペックは「Zシリーズ」と共通です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Xシリーズ Intelモデル |
| 型番 | FRXAB860W |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265F(5.3GHz/20コア/20スレッド) |
| メモリ | 32GB(DDR5 16GB×2 デュアルチャネル) |
| SSD | 2TB(M.2 NVMe) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX5070Ti 16GB |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| 本体サイズ | W235×D467×H366mm |
「Apex Legends」でフレームレートとゲームプレイ時のCPUやGPUの平均温度を計測してみたところ、次の結果になりました。
●Apex Legendsプレイ時のフレームレート
| 解像度 | 平均フレームレート |
|---|---|
| フルHD | 290fps |
| WQHD | 286fps |
| 4K | 220fps |
●Apex Legendsプレイ時の平均温度
| 解像度 | CPU温度 | GPU温度 |
|---|---|---|
| フルHD | 57℃ | 59℃ |
| WQHD | 60℃ | 68℃ |
| 4K | 57℃ | 74℃ |
スペックが同じということもあり、「Zシリーズ」と似たような結果になりました。ゲームプレイ中の騒音レベルも40dBA程度とほぼ同じに。逆に言えば、ケースサイズがコンパクトなのにもかかわらず、フルタワーの「Zシリーズ」と同等のパフォーマンスと冷却性能を実現しているということになります。省スペースなほうがいいけれど、性能は妥協したくないという人でも、これなら安心して購入できそうですね。初めて買うゲーミングPCにもおすすめです。
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Xシリーズも、Apex Legendsは4Kで220fpsという平均フレームレートで快適にプレイできました
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Xシリーズの4K時のApex Legendsプレイ中のCPU温度とGPU温度。比較的低い温度で安定しており、冷却性能の高さがわかります
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“無限の可能性”を感じる、ハイスペックなモデルをチェック!
老舗BTOパソコンのFRONTIERが30年以上に渡り培ってきた技術力と品質へのこだわりを結実した次世代ゲーミングPC「FREX∀R」。その第一弾となるフルタワー「Zシリーズ」とミニタワー「Xシリーズ」は、革新的な性能と流線型のスタイリッシュなデザイン、手厚いサポート体制などで、ゲーミングPCに求められる“楽しさ”を最大限に体感できる製品に仕上がっています。
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