秋の訪れをようやく感じられるようになったある日。仕事帰りのIさんとKさんは、京都府立植物園の前で待ち合わせをしていました。

すでに日は傾き、暗くなり始める時間帯。「もう植物園は閉まっているのでは……?」と疑問に思う方もいるでしょう。しかし待ち合わせ時間を間違えたわけではありません。2人の目的は、夜に開催される「LIGHT CYCLES KYOTO」。光と音で夜の植物園を彩る、新感覚のアートナイトイベントです。

夜の植物園って初めてだから、ドキドキしちゃう!

SNSで話題になっていて、気になってたんだよね。さっそく行ってみよう!

「LIGHT CYCLES KYOTO」とは……

日本最古の公立植物園である京都府立植物園で開催されているイベント。観覧温室や屋外を光や音で彩り、五感で自然を味わえる没入型体験を提供しています。企画・演出・制作を手がけるのはディズニー、安室奈美恵など様々なコラボレーション実績を有するマルチメディア・スタジオ「Moment Factory」。昼間とはまた違う、植物の表情を引き出しています。

開催期間:2025年5月24日(土)~2026年3月31日(火)
休演日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日が休演
開催時間:10月20日~10月30日(予定):18:00~21:30(最終入場20:30))
10月31日~2月28日(予定):18:00~21:30(最終入場20:00)
3月1日~3月31日(予定):18:30~21:30(最終入場20:00)

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五感で味わう、秋の夜長の植物園

まるで魔法にかけられたみたい……!

木の影がきれいで、迫力もすごい! 昼間に来る植物園とは全然違うね!

見どころ 

背の高い熱帯の植物が植えられているジャングル室。木漏れ陽を思わせる光のゆらめきが、頭上から降り注ぎます。ヤシやバナナの木など、大きな植物のシルエットも迫力満点!熱帯地域を思わせる空気の肌触り、植物の香りなど、屋内植物園ならではの雰囲気を堪能できるゾーンです。

水蒸気に光が当たってキラキラしてる!

すごく幻想的。……あ! あの実の形ってカカオだよね?

見どころ 

「水の記憶」をテーマにした熱帯果樹室。海の水が太陽光に温められて水蒸気となり、雲となって恵みの雨を降らせるといった「水のサイクル」を光で演出しています。水の恵みによって実ったパパイヤやカカオも見どころです。

ここはサボテンが多いね。さっきまでとは全然雰囲気が違う!

私たちにも光が当たって、空間の一部になったみたい。ねえ、一緒に写真撮ろうよ!

見どころ 

舞台は砂漠サバンナ室。乾燥地帯に生息するサボテンやバオバブなどの特徴的なシルエットが浮かび上がります。カラフルな光の筋が鑑賞者自身にも当たるため、写真撮影スポットにもおすすめです。

青い光がゆらめいていて癒やされるなあ

光の動きが音楽にも合っているし、ずっと見ていたくなるね。まるで植物たちが会話しているようにも思えてきた

たしかに!

見どころ 

温室の最後に登場するラン・アナナス室。南国の美しい植物たちが出迎えるゾーンです。近年の研究からわかってきた「信号による植物同士のコミュニケーション」を、光と音でも演出しています。

あ~、楽しかった! 予想以上にきれいで、じっくり見ちゃったね。外もすっかり真っ暗だ

見て! 道や池のあたりもライトアップされてるよ!

ほんとだ! 紅葉の赤が際立って、すごくきれい……!

せっかくだし、外も散歩してから帰ろうか

見どころ 

温室周辺の道や、屋外の池もライトアップ。秋は紅葉、春は桜と、季節感あふれるゾーンです。

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オリジナルグッズも要チェック!

夜の植物園で幻想的な空間を楽しんだあとは、グッズショップも要チェック! 季節の植物をデザインしたTシャツ、京都府立植物園での思い出がよみがえるポストカードなど、オリジナルグッズを多数販売しています。

“余白の美”も感じてほしい。「LIGHT CYCLES KYOTO」担当者が語る魅力

KさんとIさんも大満足だった「LIGHT CYCLES KYOTO」。企画の背景やおすすめの楽しみ方を、三井不動産の須田さんに伺いました。

――「LIGHT CYCLES KYOTO」が始まった経緯を教えてください。

須田:元々、Moment Factoryが京都府立植物園に訪れたことをきっかけに、京都府に提案したことからこのプロジェクトは始まりました。「LIGHT CYCLES KYOTO」は開園100周年を迎えた植物園の夜間を特別に開放し、昼間とは異なる新たな植物の魅⼒を発信し、あわせて、京都のナイトタイムエコノミーの活性化にも寄与することを目的に、昨年は約2か月間実施し、三井不動産は特別協力として参加しました。京都府の掲げる「次代を担う子どもたちや若い世代に向け、文化資源である植物園をアート・エンタメを活用し、新しい形で魅力を発信していきたい」という想いにさらに共感したため、今年は実施運営事業者として参画することを決めました。

――植物園が舞台であることならではの特色はありますか。

須田:四季の移ろいと生物多様性をいちばん体感できる点です。また、会場となる京都府立植物園は約100年前に三井家の寄付によって設立されたこともあり、当社が日本橋再生計画でも掲げる「残しながら、蘇らせながら、創っていく」というコンセプトにも合っていると感じました。京都府立植物園は、もともと日中で年間80万人ほどが訪れる施設です。夜間にイベントを開催することで、これまで植物園に足を運ぶ機会のなかった若い世代もSNSを見て来場いただく方が多く、さらに今年は大阪万博の効果もあって、世代や性別、国に関わらず幅広い多様な方々にも楽しんでいただけています。

――2024年の実施結果をもとに、2025年にアップデートした部分はありますか?

須田:屋内温室に続く道や庭園の紅葉、敷地内の神社など、屋外のライトアップを始めました。昨年より開催期間を長くしたのもアップデートした点です。関西近郊の皆様を中心に、広くお届けしたいと思っています。飲食やグッズの内容も拡充しました。歴史ある英国王立植物園キューガーデンとの限定コラボレーショングッズも販売予定です。

――改めて、「LIGHT CYCLES KYOTO」の魅力を教えてください。

須田:自然環境と共鳴する演出が魅力的です。演出を担当したMoment Factoryさんは、植物と人への優しさを最優先して企画を進めていました。光量や音圧が植物に与える影響、人の視線の流れなどを、京都府立植物園の専門家の皆様と何度もすり合わせて。一丸となって「余白の美」を追求していた姿が印象的でした。

――余白の美とは、どのようなものなのでしょうか?

須田:演出や配置の緩急によって生まれる美しさです。温室内はすべてを光や植物で埋め尽くすのではなく、あえて何もない空間を残しています。ハスの花がゆとりを持って咲いていたり、洞窟内が一部だけ照らされていたり。余白があることでほかの演出が際立ちますし、余白そのものに目を向けるのも楽しいです。光や植物のある場所に目線を映す瞬間も含めて、美しさを感じていただけると思います。

――須田さんがとくに好きなゾーンや演出を教えてください。

須田:入り口付近の「LIGHT WILL FIND YOU」です。夜だからこそ感じられる光の木漏れ日があり、入った瞬間にガラッと世界観が変わります。お客様の反応でも多いのですが「まるで魔法にかかったかのよう」です。

須田:会場全体も湿度や香りといった、植物園ならではの要素があるので、ほかのライトアップとは異なる空気感を楽しんでいただけるかと思います。

――今年から始めた屋外ライトアップの見どころを教えてください。

須田:秋は池の紅葉エリアのライトアップにもご注目ください。光が水面に反射して、ひと味違った紅葉の美しさを感じられます。植物園内にある半木(なからぎ)神社の周辺も、期間限定の光ファイバーを用いたインスタレーションを実施する予定です。無数の光の糸が境内を包み込み、まるで星の川を渡るような体験をお楽しみいただけます。

――来場者の声から見えてきた「LIGHT CYCLES KYOTO」の意義を教えてください。

須田:植物と同じ空気を吸いながら歩くうちに、心が静かに整っていくような感覚があります。まるで時間の流れがゆっくりと流れていくように感じてくださっている方が多いです。リピーターの方は、お気に入りの場所でベンチに座ってゆったり過ごす時間を楽しまれているようです。また、「夜に来たことで、昼の植物園も見たくなった」という感想も多くいただいています。暗闇の中、光を通して植物を見たことで、日中の姿にも興味を持ってくださって。植物園そのもののファンになってくださる方も増えているようです。

――今後の展開について教えてください。

須田:会期は来年3月までを予定しており、秋の紅葉、冬のクリスマス、春の桜など、季節と連動した施策を計画しています。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。

須田:より多くの皆様にご体験いただけるよう、幅広く日程を設定しています。まずは一度ご来場いただき、秋の夜を京都府立植物園でゆっくり過ごしていただけますと幸いです。 また、植物園には屋根があって気温や天候に左右されず楽しめるので、紅葉観光でお寺に来た方や、家族で京都旅行に来た方にもぜひ選択肢に入れていただけたらと思います。

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進化する秋の紅葉ライトアップとは

2025年10月31日から12月7日(予定)までの期間、京都府立植物園では秋ならではの新たなアートイルミネーション企画を実施します。園内には、京都の伝統的な庭園設計手法を踏まえた景観構成が随所に息づいており、約250メートルにわたる樹齢100年のけやき並木の紅葉ライトアップや、なからぎの森の池に映し出される“逆さ紅葉”、平安ゆかりの半木神社を舞台にした神秘的な光の演出など、秋の夜を幻想的に彩ります。

正門へと続くけやき並木は、静寂と光に包まれた非日常の世界へと誘うアプローチとして、訪れる人々を迎えます。園内には約1,000本の紅葉樹があり、赤・オレンジ・黄・緑のグラデーションが水面に映り込むことで、まるで光のトンネルをくぐるような景観が広がります。さらに、半木神社では光ファイバーを用いたインスタレーションも実施予定。無数の光の糸が境内を包み込み、星の川を渡るような体験をお楽しみいただけます。

豪華コラボレーションにも注目!

「KYOTO BOTANICAL GARDENS STORE」では、今期ならではの特別アイテムが多数登場! 世界的に著名な英国王立植物園「キューガーデン」との限定コラボレーショングッズは、12月上旬より発売予定。さらに、京都を代表する老舗コーヒーロースター「小川珈琲」との協業により、京都府立植物園でしか味わえないオリジナルドリンクを10月31日から提供開始します。

また、京都発のカカオブランド「dari K(ダリケー)」からは、植物の恵みを感じさせるスペシャルアイテムが10月11日(土)より登場。園内で剪定されたバラやタイサンボクをアップサイクルした「Byaku(ビャク)」のアロマストーンやルームスプレーも、この秋から展開中です。サステナブルな視点を取り入れた魅力的なラインナップを、ぜひ現地でお楽しみください。

[PR]提供:三井不動産