忙しい社会人の強い味方として、近年すっかりお馴染みになってきたのが「ロボット掃除機」です。最近では、吸引だけでなく水拭きまでこなすモデルも増えており、その便利さからますます注目を集めています。

中でも創業27周年、世界的に家庭用ロボットメーカーとして高い評価を得ているのが「エコバックス(ECOVACS)」。革新的な技術開発に定評があり、グローバル市場でも確かな存在感を放っています。

今回登場したのは2025年9月、ドイツ・ベルリンで開催された国際コンシューマエレクトロニクス展「IFA 2025」で世界初披露された「DEEBOT X11 OmniCyclone」エコバックスの技術力を結集した最新フラッグシップモデルであり、従来にはない先進機能を多数搭載した最高峰の一台です。ワンランク上のプレミアムな清掃体験を提供すると期待されるこの新モデル、その実力を実際に検証してみました。

  • 【先行レビュー】液体汚れも細かいゴミも逃さない! 他とは一線を画すエコバックスのロボット掃除機「DEEBOT X11 OmniCyclone」を徹底チェック

    DEEBOT X11 OmniCyclone

モップが「ローラー型」に進化! 壁際までモップが届き、汚れを逃さない

  • 【先行レビュー】液体汚れも細かいゴミも逃さない! 他とは一線を画すエコバックスのロボット掃除機「DEEBOT X11 OmniCyclone」を徹底チェック

    OMNIステーション正面。エッジが効いたスクエアデザインで品のあるカラーリングが美しい

  • 【先行レビュー】液体汚れも細かいゴミも逃さない! 他とは一線を画すエコバックスのロボット掃除機「DEEBOT X11 OmniCyclone」を徹底チェック

    ロボット掃除機本体

「DEEBOT X11 OmniCyclone」は、吸引と水拭きができるロボット掃除機です。ロボット掃除機本体とOMNIステーションという構成で、OMNIステーションは水拭き洗浄用のきれいな水を入れる清水タンク、汚れたモップを洗浄後に溜めておく汚水タンク、ロボット掃除機が吸引したゴミを溜めておくダストカンなどが格納されています。

  • OMNIステーションを上から見たところ。清水タンクと汚水タンクがあります

    OMNIステーションを上から見たところ。清水タンクと汚水タンクがあります

  • タンクは上から取り外せます

    タンクは上から取り外せます

  • 白が清水タンク、黒が汚水タンクと、一目で分かりやすいデザインです

    白が清水タンク、黒が汚水タンクと、一目で分かりやすいデザインです

床の水拭き掃除を担うモップは、棒状の「ローラー型」を採用。TruEdge3.0エッジクリーニングテクノロジーにより、壁際を滑るように隅々まで掃除します。従来のモデルでもローラー型はありましたが、さらに1.5cm長く伸びるエアクッション式ローラーを搭載。2つのソフトラバー製の壁沿いホイールが常に壁に密着し、固定されたサイドブラシが隅のゴミまで確実にキャッチします。そのため、従来のロボットで苦手だった「キワ」の掃除も、より安心して任せられるようになりました。

  • 本体裏。メインブラシ、ローラーモップ、サイドブラシがあります

    本体裏。メインブラシ、ローラーモップ、サイドブラシがあります

  • 吸引口にあるメインブラシ

    吸引口にあるメインブラシ

  • ローラーモップ

    ローラーモップ

実際に使ってみると、壁を検知すると壁際に沿って動き、隙間なく丁寧に拭き上げていることがわかります。さらに、方向転換の際には家具などにローラーが当たらないよう、自動でローラーが引っ込みました。細やかな制御によって、効率よく掃除しているのが印象的でした。

  • モップが伸びて、キワまでしっかり掃除してくれます

    モップが伸びて、キワまでしっかり掃除してくれます

▼ ローラーモップが伸びる様子はこちら

部屋の角に、疑似ゴミとして微細な砂やペットのトイレ砂をまいてテストしてみました。すると、壁際に沿って丁寧に掃除しながら進み、角のゴミもしっかりと吸い取っています。一度の掃除でも十分にキレイになり、その性能を実感できました。

  • ゴミがなくなるまで何度か掃除を繰り返してくれますが、一度の走行でこんなにキレイになりました!

    ゴミがなくなるまで何度か掃除を繰り返してくれますが、一度の走行でこんなにキレイになりました!

▼ 清掃の様子はこちら

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AIが液体汚れを認識して、サイドブラシやメインブラシを停止。モップが油分のある汚れを伸ばさず拭き取る

「DEEBOT X11 OmniCyclone」は液体汚れへの対応も強化されています。新搭載の「OZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステム2.0」は、従来のデュアルプレート方式と比べて約16倍の清掃力を実現(※エコバックス調べ)。ケチャップやマヨネーズといった油分を含む汚れにも対応できるのが特徴です。

モップには常時水が供給される仕組みを採用し、衛生的な清掃を可能にしています。さらに、200rpmの速度で1分間に200回も床をこすり、すすぎを繰り返すことで、床に拭き筋を残さず仕上げることができます。

液体汚れの実力を試すために、実際にケチャップを少し床にこぼし、掃除をしてみました。

  • 粘度が高く、広がりやすいケチャップ

    粘度が高く、広がりやすいケチャップ

清掃の前に、無料の専用アプリ「ECOVACS HOME」を起動。部屋をマッピングして、清掃の設定を「エージェントモード」にします。こちらのモードはAIビジョンにより床面の液体汚れ(例:醤油やケチャップなど)を検知すると、自動的に「徹底掃除モード」に移行します。この際、サイドブラシとメインブラシは持ち上げられて動作を停止。対象エリアではモップへの給水量を増やし、拭き取りに特化した動作を行います。

  • マッピングを終えたアプリ画面。エージェントモードで清掃を開始します(赤枠で囲っている部分)

    マッピングを終えたアプリ画面。エージェントモードで清掃を開始します(赤枠で囲っている部分)

  • ほかにも、アプリでは吸引力や水量、清掃速度などの設定が可能です。直感的に操作ができるので、初心者でも安心!環境に合わせた最適な清掃を実現しています

    ほかにも、アプリでは吸引力や水量、清掃速度などの設定が可能です。直感的に操作ができるので、初心者でも安心!環境に合わせた最適な清掃を実現しています

水拭き対応のロボット掃除機は各社から発売されていますが、液体汚れへの対応には大きな差があります。従来のモデルでは、床にこぼれた液体汚れをブラシで広げてしまったり、吸引口やメインブラシに汚れが付着したりと、結果として「拭き掃除どころか余計に手間が増える」ということもありました。

その点、エコバックスの「DEEBOT X11 OmniCyclone」は一線を画しています。液体汚れを検知すると、自動的に吸引とサイドブラシの回転を停止し、水拭き専用の動作に切り替え。モップへの給水量を増やしながら対象エリアを重点的に拭き取るため、汚れを広げることなく仕上げてくれます。

単に「水拭きができる」というだけでなく、「液体汚れを正しく処理できる」点で、従来のロボット掃除機とは一線を画す印象を受けました。

▼ あまりの賢さに衝撃を受けました……。AIで液体汚れを見つけ、対処しています。ぜひ動画をご覧ください!

さらに、「インテリジェントディープモッピング」を有効にしておくと、拭き掃除が一通り終わった後、自動でステーションに戻り、75℃の熱水でローラーモップを完全に浸して洗浄します。モップがきれいになると、液体汚れがあった場所に再び戻り、清潔なモップで再度拭き掃除を行います。この仕組みにより、ニオイが残ることなく、床はピカピカの状態に。どこに汚れがあったのか分からないほどで、汚れた水跡を残す心配もありません。

  • 画像はイメージです

    画像はイメージです

よりきれいにしたい場合は、別売りの通常洗浄用と強力洗浄用の2種類の専用洗剤を使用すると、頑固なべたつきなどを落とすことができます。清掃後にはステーションが自動的に切り替わり、強力洗剤でローラーモップをディープに洗浄。頑固な油汚れもしっかりと洗い落とし、モップを清潔に保ちます。

  • 専用洗剤を入れるところ。洗剤ごとにタンクが分かれています。今回は洗剤が無いため、使っていません

    専用洗剤を入れるところ。洗剤ごとにタンクが分かれています。今回は洗剤が無いため、使っていません

掃除後、汚水タンクを確認するとかなりの量の汚水が溜まっていました。汚水はぬるま湯になっており、モップが熱水でしっかり洗浄されていることが実感できました。

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高速気流×超強力吸引力で、カーペットの隙間に埋もれたゴミも逃さない

  • 画像はイメージです

    画像はイメージです

「DEEBOT X11 OmniCyclone」には、独自のBLASTソリューション(Boosted Large-Airflow Suction Technology/ブースト・ラージ・エアフロー吸引テクノロジー)が搭載されています。BLASTは最大19,500Paの強力な吸引力と18L/sの大風量エアフローを組み合わせることで、従来のロボット掃除機では取り切れなかった床の隙間やカーペットの奥に潜むホコリや毛髪、大きめのゴミまでしっかりと取り除きます。単なる数値上の吸引力だけではなく、「高速気流」と「十分な吸引力」の相乗効果によって、より確かな清掃力を実現しているのが特長です。

実際に検証として、カーペットに砂と長い髪の毛をすり込んでみました。アプリの設定からカーペットの掃除方法を選択できるので、今回は「吸引のみ」を指定。こうすることで、水拭き用のローラーでカーペットを濡らしてしまう心配もなく、より適切な掃除が可能になります。

フローリングからカーペットに乗り上げると、自動で吸引のパワーが強まり、念入りに掃除してくれます。ゴミだらけのカーペットも、掃除後にはほぼ取り切れていました。

  • カーペットに髪の毛や砂などをびっしりまいてみましたが……

    カーペットに髪の毛や砂などをびっしりまいてみましたが……

  • 掃除後はこれだけキレイに!

    掃除後はこれだけキレイに!

カーペットの繊維に入り込んだ微細なゴミはロボット掃除機の苦手分野。従来機種ではどうしても「取り切れない感」が残っていたのですが、今回のモデルは目視でも十分きれいになっているのがわかりました。ここまで取れていれば満足度はかなり高いです!

▼ カーペットのゴミを念入りに吸引する様子はこちら

驚いたのが、掃除後に確認してみてもメインブラシやローラーモップに髪の毛がほとんどからまっていなかったことです。一般的なロボット掃除機では長い髪の毛がすぐに巻き付いてしまい、こまめなお手入れが欠かせません。その点、このモデルではからまりが抑えられており、日常のメンテナンスがぐっとラクになりそうです。

  • あれだけたくさんの毛を吸い込んだのに、からまっていませんでした

    あれだけたくさんの毛を吸い込んだのに、からまっていませんでした

 

障害物を巻き込むことなく、賢く掃除

センサーの精度は非常に高く、超高精度3Dビジョン「AIVI 3D 3.0 Omni-Approachシステム」により、家具や障害物のフチギリギリまで攻めながらスマートな清掃を実現。障害物としてスリッパを置いてみましたが、巻き込むことなくスリッパのぎりぎりまでしっかり掃除していました。また、人の動きにも即座に反応して適応するため、ぶつかることはほとんどありません。

▼ 障害物を避ける様子はこちら
▼ 椅子の足回りも丁寧に掃除していました!

また、機械式登坂システムを採用しており、ちょっとした段差なら簡単に乗り越えることができます。もし乗り越えられない障害物に直面した場合は、補助クライミングクローが展開。ゴム製のタイヤがしっかりと段差を捉えて、障害物を乗り越えます。単段で最大2.4cm、連続段差で最大4cmまで対応可能で、和室との境など、ちょっとした段差がある家には嬉しい機能です。

  • 画像はイメージです

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紙バック不要で、ゴミ捨ての手間をさらに削減

一般的なロボット掃除機と大きく異なる点として、ステーションに独自の「PureCyclone 2.0」を採用していることが挙げられます。

  • 画像はイメージです

    画像はイメージです

多くのロボット掃除機では、ゴミを紙パックに溜める方式ですが、このモデルは遠心分離構造を採用しています。このため、紙パックが不要で環境にも優しく、紙パックを購入する手間も省けます。さらに、ダストカンのゴミはワンタッチで捨てられる設計で、簡単にゴミを処理することができます。

  • 本体の中心部には円筒状のダストカンが見えます

    本体の中心部には円筒状のダストカンが見えます

  • ダストカンは片手で簡単に取り外せます

    ダストカンは片手で簡単に取り外せます

  • ワンボタンでゴミが出てくるので、ゴミ捨てもスムーズ

    ワンボタンでゴミが出てくるので、ゴミ捨てもスムーズ

  • ダストカンの分解も簡単。お手入れも隅々までできました

    ダストカンの分解も簡単。お手入れも隅々までできました

サイクロン式のメリットは、紙パックの購入や交換の手間が省けるだけではありません。紙パック式では、ゴミが溜まると吸引力が低下してしまいますが、サイクロン式はゴミを分離して空気の通り道を確保するため、吸引力が持続します。そのため、ダストカンにゴミが溜まっても吸引力が落ちることはなく、ロボット掃除機はしっかりとゴミを吸引し続けることができます。

▼ ロボット掃除機が戻ってきて、ダストカンにゴミが収集される様子はこちら

一般的にロボット掃除機は本体のダストボックスや、ダストカップが格納されている底部分にゴミが残りがちで、定期的なお手入れが必要になります。しかし、「DEEBOT X11 OmniCyclone」は見事にゴミを取り切っていました。これなら清潔な状態を長く維持できるので、安心して使い続けられそうです。

  • ロボット掃除機本体のダストボックス

    ロボット掃除機本体のダストボックス

  • 掃除終了後でもこんなにキレイでした!

    掃除終了後でもこんなにキレイでした!

 

これまでのロボット掃除機とは一線を画す実力を発揮!「DEEBOT X11 OmniCyclone」

「DEEBOT X11 OmniCyclone」で掃除した床はサラサラ・ピカピカで、裸足で歩いても気持ちよく過ごすことができました。

ハードウェアの進化はもちろん、AIの賢さにも驚きました。スマートで無駄がなく、家掃除がより効率的で楽になったと実感しています。お手入れも簡単で、これまでのロボット掃除機とは比べ物にならないほど進化していると感じました。

使うほどにその部屋に合わせて賢く動くようになり、使いやすさが向上します。ぜひ、実際に使ってみてその効果をチェックしてみてください。

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