印刷技術や手法を軸に、IT分野を組み合わせたアイデアや、化学の分野を活用した技術など、新しい分野を融合しながら発展を遂げている総合印刷会社・共同印刷。1897年に創業され、今年で128年目となる現在も、国内トップシェアを誇るラミネートチューブの製造をはじめとした生活・産業資材のほか、情報セキュリティ、情報コミュニケーションなど、さまざまな領域でビジネスを拡大し続けています。

なぜ、これほどの歴史を持ちながら、なお進化を続けられるのか。そのヒントを探るべく、今回は同社の製品やサービスの開発を担う技術開発職の社員にインタビュー。今年4月、入社38年目で社長に就任した大橋輝臣氏も加わり、「共同印刷の持つ強み」と「これからの10年に向けた戦略」を語っていただきました。

プロフィール

(写真左から)田村 大樹氏、大橋 輝臣社長、山本 武氏、片山 皓太氏

大橋 輝臣氏

東京都出身。1987年、共同印刷に入社。2023年取締役常務執行役員、2024年4月取締役副社長執行役員、2025年4月代表取締役社長就任。

片山 皓太氏

2023年入社。IT統括本部セキュリティ管理部所属。共同印刷のネットワーク構築と管理を担当し、社員のインターネット利用の管理や、在宅勤務や出張の際に外でPCが使用できるよう運用している。

田村 大樹氏

2023年入社。セキュリティテクノロジーセンター開発部所属。セキュリティ技術を応用した新製品・サービスの開発、事業化推進を担当しており、携わったものには、メタバース空間の入室管理サービス「TOMOWEL BLUE®」や、IC製品の認証を使った「コンテンツキャリア®」などの製品がある。

山本 武氏

2020年入社。技術開発本部生活産業資材開発部所属。主に化粧品や歯磨き粉などの日用品のパッケージに使われるラミネートチューブの開発と設計に従事。環境対応や新しい材料を用いた新規チューブの開発を担っているほか、客先や営業から要望を受けて既存製品のカスタマイズも行っている。

Q. 共同印刷に入社を決めた理由は?
「ここならやっていけそう」と思えた、雰囲気と事業の幅広さ

ーー座談会最初のテーマは「共同印刷に入社を決めた理由」です。

私はもともと大学で化学系の研究をしていたんです。なので、学生時代は山本さんのような開発や設計をやりたいと思っていました。でも、研究でITデータ系に触れたことがきっかけで、ITにも興味を持って。幅広い仕事がやりたいと思って就活を進めた結果、共同印刷のことを知ったんです。化学系からIT系まで幅広く携われる会社で、何より面接がすごく楽しくて、働いている社員の方の雰囲気がとてもいいなと。ここなら、どんな仕事でも楽しく働けそうだと思ったのが決め手になりました。
会社の雰囲気の良さが決め手になったというのは私も同じですね。自分らしく、長く働ける会社だと思いました。また、学生時代に電気・情報系について学んでいたこともあって、印刷会社ならその知識を活かせるんじゃないかと思ったのもその理由です。
私は大学院で化学を専攻していて、研究開発職を目指していました。特に日用品に関わる仕事で、世の中の人々の生活を支えたいと考えていたんです。そんな視点で就活をした結果、幅広く事業を展開する共同印刷に魅力を感じました。あとは、会社見学をしたときに雰囲気がすごく良かったんです。仮に40年間働くと考えたときに、共同印刷なら長く働けそうだなと思いました。
実は私も23年度まで役員面接を担当していたので、皆さんに共同印刷の雰囲気が良いと思ってもらえたのは嬉しいですね! 具体的にはどんなふうに雰囲気が良いと感じましたか?
新入社員が先輩社員や役員の方と話すとなると、普通は緊張すると思うんです。でも、共同印刷は皆さん誰もが話しやすくて、緊張感を和らげてくださるのが良かったです。
同感です。私は大学の専攻とは違う未経験の分野に飛び込んだわけですが、先輩がとても丁寧に教えてくださり、的確なアドバイスをいただけるので、安心して業務に取り組めています。上司も常に気にかけていただき、とても働きやすいです。

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Q.共同印刷で働くってどう?
共同印刷に入社して驚いたこと、仕事のやりがいや成長を感じる瞬間

ーー続いてのテーマは「共同印刷で働くってどう?」です。大橋社長は、10年後の大幅な増収を掲げた長期戦略の中で、「意欲のある若い人、優秀な人材を成長に結びつけていく」という方針も明かしています。実際、現場ではどのような人材育成や働きやすさがあるのでしょうか?

気になるテーマですね。入社したからこそわかったことや、驚いたこともあるのでは?
そうですね。良い意味で驚いたのは、資格取得支援制度がとても充実していることですね。共同印刷は社員の成長や学習の機会を大事にしていて、資格試験の受験料を負担してくれたり、おすすめの講座を紹介してくれたりするんです。もちろん、現場でも先輩社員がしっかり教えてくださって受験をサポートしていただけるので、すごく勉強しやすい環境だと思います。
おお、いいですね。
私は入社してから3つの資格を取得しました。会社の支援のおかげでモチベーションを高く保てるので、今年もさらに勉強して、別の資格を取得するつもりです。
入社3年目ですでに3つも!? それはすばらしいですね!
あとはやっぱり「働きやすさ」ですね。理系大学での研究は基本的に個人作業です。そのため、技術開発の仕事には“孤独”なイメージを持っていました。ところが、共同印刷では技術開発職でも部署内外の多くの人と連携して仕事を進めることが多いんです。これは良い意味でのギャップでした。それに、製品開発だけでなく、展示会でお客様に製品の説明をするなど、幅広い業務に関わることができるのは共同印刷ならではだと思います。
たしかにそこは大きな違いかもしれませんね。
ギャップという点では、私も驚いたことがあって。技術開発職ですし、実験室にこもってテーブルの上で作業することがメインだと入社前は思っていたんです。もちろん、そういう時間もありますよ。一方で予想外だったのは、この会議室に入りきらないくらいの大きな試作機を何台も開発部で所持していて、それを自分で操作できることです。その試作機でサンプルを造ったり、生産適性を確認したりできるのは、すごく楽しいです。
たしかに。学生時代はなかなかそこまで巨大な試作機を扱うことも少ないですよね。
はい。それこそ、実験室でひたすらフラスコを振っていましたから(笑)。もちろん、研究内容も学生時代と今ではぜんぜん違うのですが、まさか自分があんな大きな機械を操作できるなんて思っていませんでした。初期の開発だけでなく、製品になる一歩手前のところまで手がけられるのは大きなやりがいですね。
“やりがい”というキーワードが出たので、ぜひ皆さんのやりがいや、日々の仕事で成長を感じる場面についても聞いてみたいですね。
小さなトラブルや大きなトラブルまで、その仕事の大小に関わらず、対処して、感謝されることがやりがいにつながっています。また、以前に“工場全体の無線LAN導入”という大きなプロジェクトに携わらせてもらえたのも、やり遂げたときの達成感が大きかったです。
開発メンバーと協力して製品を作り上げ、展示会で良い評判を得られたりしたときは、大きなやりがいを感じます。一つの製品に対して、要件定義から開発、社内向けのデモや販促まで一貫して関わるので、充実感もひとしおです。なかなかこんなに幅広い経験を積める会社はないと思います。
私の場合は、自分が携わった製品が店頭に並んでいるのを見たときですね。毎年、自分のできることが広がっている実感があって、大きな成長実感を得られています。
皆さん、すばらしいですね。私が常々、社員の皆さんにお話しているのは、「まず目の前の仕事をしっかりやり切る」ことの大切さ。まさに皆さんはそれを体現されていると思います。

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Q. 仕事で大切にしている価値観は?
さまざまな領域でビジネスを拡大し続けられる“アイデアの種”

ーー皆さんは仕事で大切にしている価値観などはありますか?

さまざまなことに興味を持って、「自分から積極的に手を挙げる」ことです。大変そうな仕事もありますが、そういう経験こそ自分の糧になると思っています。実際、入社2年目の頃の話ですが、新しいサービスの導入にあたって安全性の検証をやらせてほしいと志願しました。その結果、先輩社員だけでなく、事業部のトップである本部長にもプレゼンして、全社導入につなげられました。
私は「世の中の動向にアンテナを張る」ことを大切にしています。新製品やサービスを開発する仕事ということもあって、広い視点でアイデアの種を探すことが重要だからです。また、一人で悩みすぎずに、周りの人に相談することも心がけています。一人では限界があることも、周囲と協力することで解決できますし、より良い製品開発が行えるんです。
私は「変化するニーズを捉える」ことを常に意識していますね。たとえば、これまではラミネートチューブに機能性が求められてきましたが、現在はより環境への配慮も必要になっています。そうしたニーズを逃さないようにして、事業を成長させたいと思います。あとは、当たり前に聞こえるかもしれませんが、挨拶などのコミュニケーションを大切にすることですね。私は人見知りで、喋るのは得意ではないのですが、挨拶をしっかりすることで職場環境も良くなるし、仕事がやりやすくなりますから。
皆さん、積極的に新しい挑戦に取り組んでいて、すばらしいと思います。新しいことに対する取り組みをどんどん増やしてほしいというのは、まさに私が技術開発本部に求めている方針なんです。正直、入社2〜5年目でここまで考えていることにびっくりしています。

Q. 「次の10年に向けた展望」は?
現場が描く、“これからの技術者像”

ーー最後のテーマは「次の10年に向けた展望」です。

これはぜひ、皆さんがどんな人と一緒に働きたいのか、技術開発の仕事にどんな人が向いているのかを聞きたいですね。
共同印刷の技術開発職に向いているのは「広くアンテナを張って情報収集を積極的に行い、自ら動ける人」だと思います。特に私が担当しているITの世界は進歩が早く、常に最新の情報をキャッチアップする必要がありますから。
「課題を見つけるのがうまい人」も向いてるのではないでしょうか。日頃から、「もっとこうしたら便利になるんじゃないか」とか、些細なことでもいいので想像力を膨らませることが大切です。また、多くの人を巻き込んで、コミュニケーションを取りながら物事を進めていける人も向いていると思います。
お二人の意見と重なるのですが、まず興味を持って仕事に取り組めることは大前提だと思います。その上で、アンテナを張ってニーズを逃さず、最新技術をキャッチアップして、市場意識を持って新しい需要を見つけられる。共同印刷には、そんな人が活躍できる環境があります。
皆さんは今後のキャリアについて、どう考えていますか?
3年目になってもまだまだ学ぶことがたくさん残っています。日々セキュリティやネットワークのことで常に最新の知識を習得して、社内インフラを充実させられる人材になりたいと思っています。
短期的な目標は、展示会でもっと製品をわかりやすく説明できるようになることや、ニーズに合ったアイデアを提案できるようになること。長期的には、開発から販売まで一貫して担当できる人材になりたいと思っています。
現状維持に甘んじることなく、今までになかった新規のラミネートチューブの開発にも取り組んでいきたいと考えています。私自身もニーズを捉えて、良いアイデアを出せるように成長したいですね。

ーー最後に就活生に向けてメッセージをお願いします。

学生時代の経験は社会に出てからさまざまな場面で活きています。やってみたいと思っていたことは何でも挑戦した上で、ぜひ共同印刷を選んでいただけたらすごく嬉しいです。
共同印刷は事業領域が広いので、興味のある分野がきっと見つかると思います。私が所属する部署もそうですが、IT系にも力を入れているので、新しい技術に興味がある方をお待ちしています。
共同印刷の魅力は、日用品を幅広く扱っていることと、人の良さだと思います。興味を持っていただけたら、ぜひ会社に来ていただき、雰囲気を体験してみてほしいです。

ーー今回の対談について、また共同印刷の将来の展望について、大橋社長からもメッセージをお願いします。

「若い人たちの力ややる気をどうやって業績に結びつけるか」それを何よりも重視しています。今後も若い人たちが活躍できる場面を増やしていきたいですし、就活生の皆さんについても、ぜひ会社説明会などを通して共同印刷のことをよく知っていただきたいですね。当社は128年の歴史と、長年お付き合いあるお客様がいることが強みです。しかし、それだけに頼らず、新しい領域に挑戦することが重要です。若い人たちの力も借りて、挑戦が溢れ出てくる会社にしていきたいですね。

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2025年度を起点とする中期経営計画を発表した共同印刷。そのなかで、同社は10年後の2034年度にありたい姿として長期ビジョン「NexTOMOWEL2034 共に挑もう、共に超えよう。」を掲げ、長期戦略を策定しています。大橋社長のもと、さらなる成長を目指す同社を支えるのが、現場で活躍する若手社員たち。そんな社員と大橋社長が語り合った今回の座談会は、なかなかない貴重な機会となりました。

IC技術を使った認証サービス、デジタルマーケティングを深化させるデータエンハンスメントサービス、食品や医薬品業界などから高い評価を得ている吸湿・吸収機能材料の開発など、高い技術力を活かした新しいビジネスが次々と生まれている共同印刷。同社は、未来を担う若手社員を幅広く募集しています。興味を持った方は、ぜひ同社の採用ページをチェックしてみてください。

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