秋葉原にあるPCゲーム、パーツ専門店であるパソコンSHOPアークのオリジナルBTOパソコン「arkhive(アークハイブ)」より、ゲーミングPC「arkhive Gaming Custom GC-I7G57M AG-IA20Z89MGB7I-LA3」が発売中だ。見た目、性能、サイズ、静音性のどれもがハイレベルにまとまった1台。今回はビジュアルや各パーツ、実ゲームでの性能まで細かくレビューをお届けしよう。
コンパクトでも高性能! カスタマイズも超充実
「arkhive Gaming Custom GC-I7G57M AG-IA20Z89MGB7I-LA3」は、OSに「Windows 11 Home 64bit [DSP版]」、プロセッサーに「Core Ultra 7 265K」(20コア[8P+12E]、20スレッド、最大5.50GHz、125W、Intel AI Boost)を採用。メモリは32GB (16GB×2、DDR5、最大128GB)、ストレージは2TB(M.2 PCIe Gen4 x4接続)を搭載している。
Intel Core Ultra 7 265Kは、Intel最新世代のCPUで20コアのハイエンドCPUだ。ゲーミングはもちろん、クリエイティブワークもこなせる高い性能を備えている。さらにAI専用プロセッサーのNPU(Neural network Processing Unit)も内蔵しており、対応アプリならAI処理を高速&低消費電力で行えるのもポイントだ。
マザーボードは「PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM」を標準搭載。グラフィックボードは「GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7」が採用されている。GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7は、NVIDIA最新世代のアッパーミドルGPUだ。高い基本性能、AIによるマルチフレーム生成に対応、大容量のビデオメモリを搭載と4K高画質でのゲームプレイを余裕でこなすことが可能で、AI処理にも強い。CPUと合わせて幅広い用途に活躍でいるスペックを持つ。
インタフェースはUSB 3.2 Gen2x2 Type-C(背面×1)、USB 3.2 Gen2 Type-C(前面×1)、USB 3.2 Gen2 Type-A(背面×1)、USB 3.0 Type-A(背面×4、前面×2)、USB 2.0(背面×2)、HDMI(背面×1、グラフィックボード×1)、DisplayPort(背面×1、グラフィックボード×3)、有線LAN(背面×1、2.5G)、ヘッドセット端子(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ライン出力(背面×1)、ライン入力(背面×1)を装備している。ワイヤレス機能はWi-Fi 7とBluetooth 5.4をサポート。
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インタフェースはUSB 3.2 Gen2x2 Type-C(背面×1)、USB 3.2 Gen2 Type-C(前面×1)、USB 3.2 Gen2 Type-A(背面×1)、USB 3.0 Type-A(背面×4、前面×2)、USB 2.0(背面×2)、HDMI(背面×1、グラフィックボード×1)、DisplayPort(背面×1、グラフィックボード×3)、有線LAN(背面×1、2.5G)、ヘッドセット端子(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ライン出力(背面×1)、ライン入力(背面×1)を用意
BTOに対応しているので、カスタマイズしての注文も可能だ。また、アークのBTOは選択肢の幅が非常に幅広く、CPUはCore Ultra 9 285K/285、Core Ultra 7 265K/265、メモリは16GB/32GB/48GB/64GB/96GB/128GB、1stストレージ(M.2 SSD)は1TB/2TB/4TB/8TB、2ndストレージ(M.2 SSD)はなし/500GB/1TB/2TB/4TB/8TB、3rdストレージ(2.5インチ SATA)はなし/500GB/1TB/2TB/4TB/6TB/8TB、4thストレージ(2.5インチ SATA)はなし/500GB/1TB/2TB/4TB/6TB/8TBなどが選択できる(2025年6月現在)。加えてCPUクーラーや電源ユニットなども変更できるうえに、マウスやキーボードそしてモニターなどゲーミングPCに必要な周辺機器を同時に注文も可能だ。
インテリアに馴染むウッド仕様の前面パネルとLEDの演出が楽しい
本製品はミドルタワー型のPCケース「Lian-Li A3-mATX」を採用。約194×443×306mmとミドルタワー型としてはかなりコンパクトで、高性能なゲーミングPCながらスマートに設置できるのが強みだ。さらに前面パネルには木製仕様となっており、インテリアのような雰囲気を持つ。簡易水冷クーラーのファン、水冷ヘッド、メモリ、底面のファンなどにLEDが内蔵されており、ライティングによる演出も楽しい。側面は透明ではなくメッシュパネルだが、そのメッシュからうかがえる光がなかなかオシャレだ。
また裏面(右側面側)には2.5インチストレージを装着できるシャドウベイが2基用意されており、SSDやHDDの増設が可能だ。有償となるがカスタマイズでこの部分にSATAと電源ケーブルを仮置きもできる。将来的に増設を考えているなら選んでおくのもよいだろう。
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グラフィックボードは「GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7」を採用。標準構成はメーカー指定ができないが、メーカー、モデル指定をしたい場合はBTOカスタマイズで選択することができる
このほか、底面にはホコリの侵入を防ぐフィルターを搭載。底面のファンは吸気なので一番ホコリが溜まりやすい。そこが掃除しやすいのはナイスな構造だ。
フルHD解像度なら最新ゲームも快適に遊べるパワーを発揮
今回の「arkhive Gaming Custom GC-I7G57M AG-IA20Z89MGB7I-LA3」は、プロセッサーは「Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265K」、メモリは32GB (16GB×2、DDR5)、ストレージは2TB(M.2 PCIe Gen4 x4接続)、グラフィックボードは「GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7」を搭載している。
定番ベンチマークを実行したところ、「Cinebench 2024」のCPU(Multi Core)は1951pts、CPU(Single Core)は130pts、「PCMark 10」の総合スコアは9336、Essentialsは11385、Productivityは9697、Digital Content Creationは20003、「3DMark」のFire Strikeは49954、Steel Nomadは6787、Port Royalは18573、Speed Wayは7498、「CrystalDiskMark 8.0.6」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は7070.10MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は6687.76MB/sというスコアを記録した。
Cinebench 2024はIntel Core Ultra 7 プロセッサー 265Kとして順当なスコアだ。マルチコア、シングルコアともにCPU全体で見ても高い部類で、幅広いアプリを快適に使えるパワーがある。3DMarkもGeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7としてほぼアベレージスコアを出した。PCMark 10のスコアも総じて高く、とくにクリエイティブ系のDigital Content Creationが好スコアであることから、性能の高さが垣間見える。
では実際のゲームではどうだろうか。ここではハンティングアクションの『モンスターハンターワイルズ』、オープンワールドアクションRPGの『アサシン クリード シャドウズ』、FPSの『DOOM: The Dark Ages』を用意した。どれも描画負荷は高めのゲームだ。
『モンスターハンターワイルズ』は公式ベンチマーク「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」を利用、『アサシン クリード シャドウズ』はゲーム内のベンチマーク機能を利用、『DOOM: The Dark Ages』はキャンペーンモードのチャプター2冒頭の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapframeX」で測定している。
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『アサシン クリード シャドウズ』のベンチマーク結果。© 2025 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
『モンスターハンターワイルズ』は大容量のビデオメモリを求める描画負荷の高いゲームだが、「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」では、4Kかつ最高画質設定で平均101.0fpsと快適にプレイできるフレームレートを出している。GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7の性能の高さが分かるところだ。
※「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は、実際のゲーム『モンスターハンターワイルズ』の動作を完全に保証するものではありません。
※「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は、ご使用のパソコンの環境や常駐ソフトウェアなどの組み合わせにより正常に動作しない場合があります。
『アサシン クリード シャドウズ』も高度なレイトレーシング処理が入る美しいグラフィックのゲームだが、RTX 50シリーズだけで利用できるDLSS 4によるマルチフレーム生成に対応していることもあり4Kでも平均162.8fpsと滑らかな描画が楽しめる。
『DOOM: The Dark Ages』もDLSS 4のマルチフレーム生成に対応しているゲームなので、4Kの最高画質でも平均237.5fpsと非常に高いフレームレートを記録。本製品は4Kの高画質設定でも快適に楽しめるパワーを持っている。数年間は高解像度&高画質でゲームをプレイできるだろう。
さらに素晴らしいのは、ゲームプレイ中でも動作音が静かであること。『アサシン クリード シャドウズ』を10分間プレイしたときの動作音を、正面、天面、背面のそれぞれ10cmの位置に騒音計を設置して測定したが、正面が35.8dB、天面が38.6dB、背面が36.4dBという結果だった。これはほとんどファンの音が気にならないレベルといえるだろう。コンパクトなボディながら高性能で静かにプレイできるのはうれしい限りだ。
見た目、性能、静音性を求めている人にピッタリな1台
「arkhive Gaming Custom GC-I7G57M AG-IA20Z89MGB7I-LA3」は、タワー型としてコンパクトなボディながら、Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265KとGeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7によって4K解像度かつ高画質でも快適にゲームがプレイできる環境が整っている。部屋のインテリアと合わせやすいウッド仕様の前面パネル、側面のメッシュからうかがえるさりげないLEDなど演出面も楽しい。ケースはホワイトモデルのカスタマイズにも対応しており、インテリアやお好みに合わせて選択することができる。静音性も優秀で、見た目、サイズ、性能、動作音のどれもこだわりたい人にピッタリの1台だ。
本製品の主なスペック | |
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製品名 | arkhive Gaming Custom GC-I7G57M AG-IA20Z89MGB7I-LA3 |
OS | Windows 11 Home 64bit [DSP版] |
CPU | Intel Core Ultra 7 265K |
CPUクーラー | MSI MAG CORELIQUID E360 [360mmサイズ水冷CPUクーラー] |
マザーボード | ASUS PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM Micro-ATX [無線LAN対応] |
メモリー | 32GB (16GBx2) - Kingston FURY Beast DDR5 RGB DDR5-5600 CL36 1.25Volt AMD EXPO※ 注意: OCメモリー |
ストレージ | 【NVMe・PCIe4.0】2TB - Crucial T500シリーズ SSD M.2 (PCIEx Gen4 x4) |
グラフィックス | GeForce RTX 5070 Ti - 16GB GDDR7 - メーカー指定不可 |
PCケース | Lian-Li A3-mATX WD Black |
背面ケースファン | ASUS TUF GAMING TR120 ARGB REVERSE BLACK ファン |
電源 | 850W - 80PLUS GOLD - SilverStone DA850R Goldシリーズ ATX |
[PR]提供:アーク