※本記事は「兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合
から提供を受けております。

旅館・ホテルの滞在価値向上において欠かせないのが、宿泊施設でサービス提供するスタッフの存在。また、そのスタッフが着用する制服も各旅館・ホテルの表現したい空間や世界観を演出するうえで重要な役割を担っており、制服にこだわる施設は少なくありません。加えて、独自性のある宿泊施設の増加に伴って、多様でオシャレな制服を採用する施設も増えてきています。

今からご紹介する4施設の制服は、お客様に対しては独自の滞在価値を提供する一方で、業務にあたるスタッフ対しても着用によってモチベーションをアップさせるなど、相乗効果を生み出しています。

さまざまな職業がある中で、選択肢のひとつとして制服が魅力的な宿泊業界を目指してみてはいかがでしょうか。

和洋折衷文化と、美しい中庭に融合するスタイル

有馬温泉「有馬山叢 御所別墅」

  • 有馬温泉「有馬山叢 御所別墅」の制服

Q.制服について教えてください。
A.昭和初期、本館「陶泉 御所坊」にある、当時建て替わったばかりの木造三階建を訪れて創作活動のインスピレーションを得た谷崎潤一郎は、その時代の華やかな阪神間の和洋折衷の風情を著書「細雪」に残しています。当制服デザインは、この和洋折衷文化を感じられる意匠が取り入れられ、1980年頃、金井四郎兵衛15代目の時代に考案されました。「御所別墅」の制服デザインは、16代目の時代に、色のトーンが少し抑えられ、寒い時期の中庭の移動にも使えるよう、ショート丈の外套が新たにデザインされました。

  • 有馬温泉「有馬山叢 御所別墅」の制服

Q.いつからこの制服を採用しているのでしょうか。
A.1980年頃からです。

Q.「制服」は宿にとってどのような存在だと考えていますか。
A.当宿ならではの風情などを感じていただけると思います。

旅館らしくない旅館の制服

城崎温泉「小宿 縁」

  • 城崎温泉「小宿 縁」の制服

Q.制服について教えてください。
A.2013年に「小宿 縁」はオープンしました。ホテル仕様の旅館で、但馬牛専門レストランがあり、カフェもあります。あまり旅館らしくない和洋折衷の宿のため、制服も和のテイストを取り入れた洋風のものを作りたいと考え、オリジナルの制服を作ることにしました。

  • 城崎温泉「小宿 縁」の制服

Q.いつからこの制服を採用しているのでしょうか。
A.2013年9月からです。

Q.この制服を着用しているスタッフさんからは、どんな声が挙がっていますか。
A.動きやすいと評判です。

Q.お客様からは、制服に対してどのような反応がありますか。
A.京都の和装製造販売ブランド「SOU・SOU」のものだと分かったお客様からお声がけいただくことがあります。

Q.「制服」は宿にとってどのような存在だと考えていますか。
A.宿の印象をつくる一つの要素だと思っています。

スタッフが自分たちで決めたモチベーションが上がる制服

城崎温泉「かがり火の宿 大西屋水翔苑」

  • 城崎温泉「かがり火の宿 大西屋水翔苑」の制服

Q.制服について教えてください。
A.スタッフのモチベーションUPにもつながればと思い、現場スタッフの「こんな制服を着たい!」の意見を聞きながら制服の選定をいたしました。また、これまでの制服より着やすさ(外国人スタッフも多くなってきたため)や、機能性も考慮いたしました。

Q.いつからこの制服を採用しているのでしょうか。
A.2020年くらいからです。

Q.この制服を着用しているスタッフさんからは、どんな声が挙がっていますか。
A.「かわいい!」「うれしい! 」等の声が多く、モチベーションが上がったとも言われています。

Q.周囲からは、制服に対してどのような反応がありますか。
A.スタッフの満足度が上がったことに加え、新規採用活動でも「こんな制服ですよ」と伝えると反応が良いです。

Q.「制服」は宿にとってどのような存在だと考えていますか。
A.スタッフのモチベーションUPの手段、旅館の彩りに寄与してくれます。

Q.今後もっとこんな制服にしてみたい、という想いなどがあれば教えてください。
A.夏服等の導入も検討したいと思います。

マルチ業務もノンストレス 見た目と機能性両立スタイル

「湊小宿 海の薫とAWAJISHIMA」

  • 「湊小宿 海の薫とAWAJISHIMA」の制服

Q.制服について教えてください。
A.「湊小宿 海の薫とAWAJISHIMA」は、ホテルスタイルでもなく旅館スタイルでもない、港町にある小さなお宿です。スタッフはフロントやレストラン、館内のメンテナンスなどマルチな働き方をするため、機能的で動きやすい制服が適していると考えました。女性スタッフが多いこともあり、作務衣のような服ではなくスカートタイプに見えますが、実はパンツスタイルであり、黒い色でありながら柔らかい印象を持たせることができる制服かと思います。また、テーマカラーの「ターコイズブルー」をアクセントとして採用しております。

  • 「湊小宿 海の薫とAWAJISHIMA」の制服

Q.いつからこの制服を採用しているのでしょうか。
A.ホテルの開業時、2018年6月より採用しております。

Q.この制服を着用しているスタッフさんからは、どんな声が挙がっていますか。
A.一番は動きやすさです。スーツのようにぴったりとしておらず、着物のように動きにくさもない。制服でありながらリラックスしてきることができます。

Q.お客様からは、制服に対して、どのような反応がありますか。
A.スタッフの制服に対してお客様から反応は特にないと思います。お客様が主役であるためスタッフは目立ってしまってはいけません。ですので黒などの目立たない色を採用しております。

Q.「制服」は宿にとってどのような存在だと考えていますか。
A.スタッフの一体感と宿のコンセプト(メッセージ)が込められていると思います。ホテルスタイルの制服は観光やビジネスなど、どんな目的で訪れるお客様でも不快感を与えないことが必要。リゾートホテルや旅館は、リラックスをされることを目的にお越しになりますので、お客様がくつろげるようなものが必要と考えます。

Q.今後もっとこんな制服にしてみたい、という想いなどがあれば教えてください。
A.制服の機能(伸縮性など)をレベルアップしたいと考えております。

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