大人になれば「だいたいの職業は知っている」と思う人も多いだろう。しかし世の中には、まだあまり知られていないユニークな職業があるようだ。今回紹介するのは、なかでも海に生息する「ユニークな職業をもつ、海のいきものたち」。ここでは思わず「えっ、そんな仕事もあるんだ!」と言ってしまう、個性豊かな職業を紹介していこう。

な、なんだ!このいきものたちは。マンボーがてるてる坊主を持っていて、オットセイは段ボールを頭に載せているぞ。テッポウウオを持ったレンジャー達までいる……実は、これらはすべて、海に生息するユニークな職業、“海のいきもの”たちなのだ。

気象予報士もごろごろ
「空と海を司る安全サポーター」気象海洋員

まず紹介したいのが、気象海洋員。海が職場となる仕事において、空や海の状態は命を守る重要な情報。そんな気象と海洋の状態を観測するのが気象海洋員の仕事だ。海のデータを取得することで、海の中にいる不穏な脅威を事前に察知して、危険を未然に防ぐことができる。気象海洋員は“海のいきもの”の活動を根底で支える職業なのだ。

食料からミサイルまで?すべての物資を調達管理!
「渚の倉庫番」補給員

つづいて紹介するのは、補給員。その名のとおり、物資を補給するために調達から管理までする仕事だ。たとえば私たちもネットで商品を購入すれば、ショップの倉庫から発送され、運送業者が自宅に届けてくれる。補給員はまさに海の中で、「受注」と「倉庫の管理」、「運送」までを手がける補給のスペシャリストなのだ!

まるで消防士?任務は消火と救助活動!
「水辺のレスキュー隊」地上救難員

最後は、地上救難員。海にある航空基地やその周辺地域で、もしも航空機の事故が起きた場合に出動し、人命救助にあたる仕事だ。イメージしやすいところだと、消防士に近い職業。日ごろから消火訓練を行い、体力づくりのためのトレーニングも欠かさない、海の上のレスキュー隊だ。

そろそろお気づきの方もいるかもしれないが、紹介した3つの職業は、すべて海上自衛隊の仕事。そう聞くと、「海上自衛隊って“海上自衛隊”っていう職業なんじゃないの?」と思う人も多いのではないだろうか。意外と知られていないかもしれないが、海上自衛隊のなかにはたくさんのバラエティに富んだ職種があるのだ。

そんなさまざまな職種がある海上自衛隊がこのたび“海のいきもの”として認定されたのだとか!?その数はなんとぜんぶで49種類!一度見はじめると止まらない、ユニークな“海のいきもの”たちの全容はここからチェックだ。

海のいきものの情報をチェック
公式「X」はこちら →

海のいきものの情報をチェック
公式「Instagram」はこちら →

まだまだいるぞ!おもしろい“海のいきもの”

今回紹介した“海のいきもの”以外にも海上自衛隊には、ユニークないきものがいるらしいと聞いて、直接取材に向かってみた。すると現れたのは、人なのか魚なのか、正体不明のいきものが……

……キ、キミは!?

ぼくは鯛、カイジョウジエイ“鯛”。海上自衛隊(*以下、カイジ)の採用広報アンバサダーに任命されたんだ。


みんなの誤解を解きたいんだ!
カイジョウジエイ鯛に聞く「海上自衛隊のホントのところ」

突然現れた、“カイジョウジエイ鯛”と名乗る、いきもの。聞くと「海上自衛隊の魅力を伝えたい。みんなの誤解を解きたい」のだとか。その熱い想いに押されて、ひとまず話を聞いてみた。

「体育会系メンタル」「筋肉ムキムキ」だけじゃない

──ところで、キミはなぜここにいるの?

よくぞ聞いてくれました。実はぼく、嵐で迷子になっていたところをカイジさんに助けてもらって。その恩返しに採用広報アンバサダーとして活動しています。カイジさんのことならぼくが答えるんで、なんでも聞いてください。


──さっそくだけど、海上自衛隊にはどんな人がいるの?正義感が強くて屈強なイメージがあるんだけど。

それは誤解ですね、体育会育ちじゃないと、屈強じゃないと入れないってことはない。カイジさんは「社会の縮図」っていうくらい、いろいろな海のいきもの(職種)がいるんです。一般社会でいうところの医者や弁護士、IT関係、シェフなんかにあたる職種もあって、バラエティ豊かですよ。


──てことは、筋肉ムキムキじゃなくても大丈夫?

正直にいうと、あまり運動をしない人も見かけますね。職種によってタフな肉体が必要な場合は、専門的なトレーニングを取り入れて、効率よく鍛えられるんです。(入隊時点で“泳げない”人もいたり…)


30代でマイホーム?年収1000万も夢じゃない!?

──あらためて、海上自衛隊の役割を教えて。

もちろん。カイジさんにはいくつもの役割があるんです。他国の侵略から日本を守ることだけじゃなくて、災害時に被災地で救助を行ったり、海賊対処活動に行ったり。みんなも自分の家族や友だち、親しい人を守りたい、平和に過ごしたいって気持ちありますよね?カイジさんはそんなみんなの想いを背負って日本を守っているんです。


──やりがいのある仕事だよね

そう。自分たちの仕事が国を守ることに繋がっているのはやりがいになりますよね。でも、「国を守る」という気持ちの他にも、仕事としての報酬もやりがいだという隊員もいますよ。


──報酬?

やっぱり生活するうえで「お金」って大事なものですからね。公務員なので年齢とともにお給料も増えるし、将来的には、家族でもち家を建てられるくらいの報酬はもらえます。若いころは年収が少なく感じるかもしれないけど、寮に住めば、家賃や光熱費、食費もかからないから安心してください。(ここだけの話)


地球上の自然を味わえる。非日常が日常になる特別な仕事

──ちなみに、仕事をするうえでの楽しみはある?

海外派遣として外国に行く場合は「日本代表」として扱われるので、その国の要人が参加する歓迎セレモニーとしてパーティーに参加することもあるんですよ。


──それはなかなかできない体験だね!

ほかにも、360度見渡す限り海に囲まれながら、遠くに落ちる雷が見えたり、トワイライトタイムを体験したり、海の真ん中で満天の星空を堪能したり。「非日常が日常になる仕事」ともいえますね。


「やりたいこと」は、海上自衛隊で見つければいい

──ちなみに、海上自衛隊に入るには、必要なスキルはあるの?

“特別なスキル”はまっっったく必要なし。むしろ「今はまだ何者でもないけど、自分を変えたい」と思っている人に来てほしいんです。


──どういうこと?

入隊後のプログラムが充実しているので、必要なスキルを身につけたり、身体を鍛えたりする研修期間がしっかりあるんです。いま「得意なこと」、「やりたいこと」がなくても、入ってから学び、自分の適職を見つけられる場所ですね。海や陸、そして空など職種によって働く場所もさまざま。今までの人生と関係なく、新しい道を歩いていけるのがカイジさんの仕事の魅力です。


──誰でも目指すことができるんだね。

そう。だからもっとみんなに魅力を知ってもらうために、いろいろやっちゃうんです……と、今日はこの後も取材が続いて時間がないので、最後に“海のいきもの”の仲間が勢揃いするイベントを紹介させてください。


\緊急告知/
カイジョウジエイ鯛、六本木でイベントしちゃいます!

ジブン、今度“六本木”というところでイベントします。(ドヤ)
まだまだ知られていない、カイジさんのヒミツや“海のいきもの”をもっと知ってほしいんです。みんな、3月に六本木で待ってますね。

海のいきものの情報をチェック
公式「X」はこちら →

海のいきものの情報をチェック
公式「Instagram」はこちら →

海上自衛隊の今後の動きに注目だ

突如あらわれた不思議ないきもの、カイジョウジエイ鯛。そして49種類ものユニークな「いきもの」たち。海上自衛隊といえば「おカタそう」「厳しそう」のように思われがちだが、カイジョウジエイ鯛の話を聞くと、それはどうやら誤解なのかもしれない。

海上自衛隊には、まだまだ知らないヒミツが多そうだ。今後の動きにもぜひ注目しておこう。

海上自衛隊採用広報
公式サイトをチェック →

[PR]提供:Japan Maritime Self-Defense Force