2023年12月、インテルから最新プロセッサー「インテル® Core™ Ultra」シリーズが発表された。同社が「過去40年で最大の変革」と謳うだけあって数多くの新技術が導入されており、従来のプロセッサーからはCPUの処理性能だけでなく、描画性能や電力効率、AI機能など、さまざまな面で大きく進化している。

ここでは新プロセッサーの特徴を紐解きながら、その革新的なテクノロジーがもたらす恩恵を存分に享受できる製品としてデルのノートPCXPS 13をピックアップ。実際の使い心地や実力をレビューするとともに、同製品をお得に購入できる“裏技”まで紹介していく。

インテルが発表した「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)」とは?

「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)」とは、インテルのモバイル向け最新プロセッサーで、正式名称は「インテル® Core™ Ultra プロセッサー」という。第13世代インテル® Core™ プロセッサーの後継となる製品だが、従来とは内部構造が刷新されており、まったく新しいプロセッサーになっている。

これまでのインテル® Core™ プロセッサーは、簡単に言うと単一の基板上に演算処理を行うCPUコアや描画処理を行うGPUなどのさまざまな機能が一緒くたになって搭載されていた。

一方、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)では機能ごとにいくつかの小さなタイルに分け、それらを組み合わせてひとつのプロセッサーにまとめる構造になっている。タイル単位で性能の最適化や仕様変更ができるため、従来より無駄なく高性能なプロセッサーを作りやすいのが特徴だ。

さらに、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)では新しくNPU(Neural Processing Unit)と呼ばれるAI専用エンジンも搭載され、画像認識や音声認識などのAIを使った処理を高速かつ効率的に行えるようになっている。オンライン会議で背景をぼかす機能や周囲の雑音をカットする機能を使ったことのある人は多いと思うが、そういった処理もNPUを活用することでCPUやGPUに負担をかけることなく、より少ない消費電力で軽快に行うことが可能だ。また、テキストを入力するだけで画像を生成したり、写真や動画から不要な部分を除去したりできる生成AIも、より高速に実行できる。

もちろん、NPUだけでなくCPUやGPUも従来から大きく進化している。CPUは高負荷時の処理能力が向上しただけでなく、軽い作業を専門に行う電力消費の少ないCPUコア(低電力Eコア)が追加されてバッテリーがより長持ちに。

GPUのパフォーマンスは従来比で最大約2倍にアップし、別途グラフィックボードを用意しなくても多くの高性能ゲームを楽しめるほか、高解像度の動画を快適に編集できるようになっている。

今後、AIの普及に伴いPCにかかる負荷はますます大きくなっていくと考えられるが、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)にはそれを考慮したパワフルなCPUやGPU、AI専用エンジンのNPUなどがすでに搭載されており、電力消費を極力抑えながらも複雑なタスクやAI関連の処理を高速かつ効率的に実行できる。今PCを選ぶなら、そんなAI時代を先取りしたインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)搭載ノートPCが断然おすすめだ。

最新のプロセッサーと機能を備えた「XPS 13」で生産性アップ

もっとも、一口にインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)搭載ノートPCといってもさまざまな製品があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいがち。せっかく購入するなら、最新プロセッサーの実力をフルに活かせる製品を選びたいところ。

そこで注目したいのが、豊富なラインナップを誇るデル・テクノロジーズのノートPCだ。今回はそのなかでも普段使いからクリエイティブ用途まで幅広いシーンで快適に使用できるプレミアムなノートPC「XPS 13」を取り上げ、なぜおすすめなのかを解説していこう。

洗練されたデザインの薄型軽量&堅牢ボディを採用

デルの「XPS 13」は、13.4型液晶ディスプレイを搭載したモバイルノートPCだ。外装に軽くて丈夫なアルミ素材を採用することで、厚み14.80mm、質量1.17kg(有機ELモデルの場合。液晶モデルは厚み15.30mm、質量1.19kg)という薄型軽量かつ高耐久ボディを両立しており、出先にも気軽に持ち運んで使用することができる。

本体表面はビーズブラスト加工が施されており、質感や手触りがいいだけでなく傷や汚れが目立ちにくくなっている。カラバリはプラチナシルバーとグラファイトの2種類。それぞれ天板や底面だけでなく、パームレストやキーボードまで色のトーンが揃えられており、統一感のある洗練されたデザインになっている。

キー同士の隙間を小さくしてキーサイズを大きくしたゼロラティスキーボードや、バックライトで白く浮かび上がるタッチセンサー式のファンクションキー、パームレストとの境目や段差がなくシームレスにつながっているガラス製タッチパッドなど、見た目の美しさと使いやすさを兼ね備えているのも魅力的なポイントだ。

このほか、色再現性に優れ最大120Hzの高リフレッシュレートに対応したディスプレイや、フルHDでの撮影や顔認証に対応したWebカメラ、指紋認証センサーが内蔵された電源ボタン、AIアシスタント機能をワンタッチで呼び出せるCopilotキー、グラミー賞受賞プロデューサーのジャック・ジョセフ・プイグ監修によるサウンドシステム、動画ストリーミングを最大18時間連続再生できる長時間バッテリーなど、基本性能が高く機能が充実しているのも「XPS 13」がおすすめな理由だ。OSにWindows 11 Proも選択可能な点から、企業や法人での利用を希望する方からも人気を集めている。

  

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インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)の実力を最大限引き出す設計

いくらインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)が高性能でも、その実力を十分に引き出せないと、期待したほどパフォーマンスが出ずがっかりしてしまうことになる。その点、「XPS 13」は抜かりがない。CPUやGPUが発する熱を効率的に外部に排出する優れた冷却機能を搭載しており、プロセッサーが持つパワーを最大限に引き出しているからだ。

そこで、実際にどのくらいのパフォーマンスが出せるのか、いくつかベンチマークテストを試して計測してみることにした。ちなみに、今回試すことができたのは、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)のラインナップの中でも高性能ノートPCに採用されることの多い「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H」を搭載したモデル。メモリは16GB(8GB×2のデュアルチャネル)、ストレージは512GBのNVMe M.2 SSDで、GPUは「インテル® Arc™ グラフィックス」という構成になっていた。

まず、PCの総合的な性能を測るためPCMARK 10を試してみたところ、総合スコアが「6649」になった。快適な動作の目安となるスコアは、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上だが、本機はそれぞれ「10281」、「9961」、「7791」というスコアで、いずれも大きく上回っている。Web閲覧やビジネス文書の作成などの一般的な使い方だけでなく、高解像度の画像や動画の編集などのクリエイティブ作業も快適に行えることが分かる。

続いて、GPUのパフォーマンスを3DMARKでチェックしてみたところ、次の結果になった。

3DMARKベンチマーク結果

テスト 総合スコア グラフィックスコア
Time Spy 3550 3386
Fire Strike 7779 8829

前世代のプロセッサー内蔵GPUと比較すると倍近いスコアで、ゲーミングPCにも搭載されることの多いGeForce GTX 1650に迫る性能。人気バトルロイヤルゲームのAplex LegendsならフルHDで120fps以上の高フレームレートで快適にプレイできるという判定になった。このことからも、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)のGPU性能がいかに向上しているかが分かる。

  • PCMARK 10の結果

  • 3DMARK Time Spyの結果。Aplex LegendsならフルHDで120fps以上の高フレームレートで快適にプレイできるという判定になった

  

インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)のラインナップと選び方

インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)には、高性能ノートPC向けの「インテル® Core™ Ultra H」と、薄型ノートPC向けの「インテル® Core™ Ultra U」のふたつの製品がある。

今回試した「XPS 13」に搭載されているのは、そのうち高性能な「H」シリーズのほうで、さらに「インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー」、「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー」、「インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー」の3モデルに分けることができる。プロセッサー名の数字が大きい方が性能が高く、逆に数字が小さいモデルは価格がリーズナブルになる。プロセッサーを選ぶ際は、その性能と価格のバランスを見極めることが大切だ。

たとえば、オンライン会議やビデオ通話の際に背景ぼかしなどのAI処理を行う程度なら、「インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー」でも十分過ぎるほど。ゲームやビデオ編集を快適に行いたいなら「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー」以上がおすすめになる。グラフィックの綺麗なゲームをプレイしたり、高解像度の動画を編集することが多いなら、「インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー」が選択肢に入ってくるだろう。自分の用途や予算に合わせて最適なモデルを見つけてみてほしい。

  

「XPS 13」以外のインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)製品にも注目!

デルからは「Inspiron 13」、14.0型の「Inspiron 14 Plus」、16.0型の「Inspiron 16 Plus」がラインナップされているほか、OSにWindows 11 Proを採用した法人向けモデルも用意されている。

(Inspiron 14/16 PlusのWindows 11 Proは2024年9月下旬よりオンラインで購入可能になる予定)

モデルによってはプロセッサーに「インテル® Core™ Ultra H」シリーズを選択することが可能。デュアルファンとヒートパイプで効率的に排熱する冷却システムが搭載されており、「XPS 13」と同様にインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)の実力を最大限引き出すことができる。価格も比較的リーズナブルなので、コスパのよい高性能なインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)搭載ノートPCを探している人は併せて検討してみてはいかがだろうか。

  

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最大25%オフ! デル・テクノロジーズが提供する優待プログラム

豊富なラインナップの中から自分の目的に合った製品が見つかり、購入を検討する段階で気になってくるのが“価格”だろう。PCは現代の生活に欠かせないアイテムとはいえ、決して安い買い物ではないので、各種割引を利用して“お得”に購入できればそれに越したことはない。

デルの場合は取引先企業の従業員向けに最大25%オフで製品を購入できる「お取引先 従業員様向け ご優待プログラム」を提供している。割引率は学生向けの「デルの学割」よりも高く、同社のオンラインストアでは最安値で製品を購入できるという。知る人ぞ知る“裏技”的なプログラムだが、利用するにはどのような条件が必要になるのだろうか。また、なぜこうしたプログラムが誕生したのだろうか。その背景や具体的な利用方法について、同プログラムを担当するデル・テクノロジーズ株式会社の佐藤裕美さんに話を伺った。

ーー「お取引先 従業員様向け ご優待プログラム」とはどのようなプログラムなのでしょうか。

当社とお取引きのある法人企業や公共団体にお勤めになられている従業員の方が、個人でデル・テクノロジーズ公式サイトに掲載されている製品をご購入されるときにご利用いただけるプログラムです。従業員の方だけでなく、そのご家族やご親戚の方もご利用いただけます


デルの製品というとPCを思い浮かべる方も多いかと思いますが、モニターも大きなシェアがあり、多くの企業に導入いただいています。ほかにもキーボードやマウス、ヘッドセット、PCバッグなどさまざまな製品があります。会社の備品にそれらデルの製品があればすでに当社とお取引きがあるはずなので、プログラムの対象である可能性は高いです。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


  

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ーー家族や親戚まで利用できるのは嬉しいですね。どのくらいの割引になるのでしょうか。

製品によって割引率は変わりますが、たとえばマウスのような製品ですと25%オフになることがあります。パソコンの場合は機種によっても異なり、8%オフのものもあれば、10%オフのものもあるといった具合です。当社では学生や教職員の方を対象に「デルの学割」も提供していますが、実はその学割よりも割引率が大きくお得なんですよ。


ちなみにご優待プログラムの利用期間は限定されていないので、いつでも同じ割引率で購入できます。また一部のレアケースを除き、Dell公式サイトで開催されているほとんどのキャンペーンと併用することも可能です。そのため、ブラックフライデーやクリアランスセールなどの割引率の大きなキャンペーンに合わせて利用すれば、さらにお得に製品をご購入いただけます。


ーーご優待プログラムは、どのような経緯で導入されたのか教えてください。

お取引きのある企業やその従業員の方に日頃の感謝を込め、特別割引という形で気持ちをお伝えしたいということで十数年前に導入されました。現在までに約1500社の企業にご利用いただいています。企業によっては、このプログラムをイントラネットや福利厚生のサイトなどに掲載して役立てているところもあると聞いています。


最近は従業員満足度向上(ウェルビーイング)のために、IT担当の方が福利厚生を充実させるIT関連のネタを求められることもあるそうで、私のところにもときどき問い合わせがきます。そういったときにこのプログラムを紹介すると喜んでくださいますね。


ーー海外に拠点のある企業の場合はどのような扱いになるのでしょうか。

プログラム自体は日本だけでなくグローバルで展開しているので、海外に拠点のある企業の場合はその国の担当者を紹介することが可能です。逆に、外資系の企業の場合は海外の本社から私たちのところに問い合わせがくることもあります。国によってプログラムの内容は異なり、対象の製品や割引率なども変わってきますが……。日本はその中でもお得な内容になっていると思いますよ。


ーープログラムを利用する具体的な方法を教えてください。

優待プログラムのWebページ「割引クーポンを申し込む」というボタンがあるので、それをクリックして所属されている会社や団体のメールアドレスを入力すると、優待クーポンがメールで送られてきます。あとはDell公式サイトで製品をカートに入れた際にクーポンを入力して適用すれば割引価格で購入可能です (※)。

(※)クーポンの取得は所属されている企業、団体のメールアドレスですが、購入時にご利用いただくのは個人のどんなメールアドレスでも問題ありません


メールや電話で製品をご注文される際は、「お取引先 従業員様向け ご優待プログラム」を利用する旨お伝えいただければスムーズに優待を受けることができますよ。


ーープログラムの対象になっている人は活用しないともったいないですね。

プログラムを利用すれば、発売されたばかりの新製品も優待価格で購入できますから、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)搭載製品を狙っている方や、Windows 10のサポート終了にともない買い替えを考えている人には、ぜひ活用してもらえると嬉しいです。


  

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なお、10月3日(木)に開催される、デルの革新的な取り組みや将来へのビジョンを紹介するイベント『Dell Technologies Forum 2024 – Japan 』にもご優待プログラムのブースを出展するので、詳しく知りたい方や関心のある方はぜひお立ち寄りください!


  

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お得な秋のキャンペーンも実施中!

パフォーマンスが大幅にアップしたCPUやGPU、AI処理を加速させる専用エンジンのNPUなどを搭載し、「過去40年で最大の変革」とも言われるほど進化したインテルの最新プロセッサー「インテル® Core™ Ultra」シリーズ。その実力をフルに引き出すデルの「XPS 13」は、仕事からプライベートまで幅広いシーンで活躍してくれること間違いなし。

嬉しいことに、9月3日(火)~10月28日(月)までの間、対象のDell製品を購入するとQUOカードPAYが当たる「秋のほっこりプレゼントキャンペーン」も実施中だ。

Alienwareを購入した場合は合計120名に1万円分、インテル® CPUを搭載したパソコンを購入した場合は合計1,680名に5,000円分のQUOカードPayが抽選で当たるとのことなので、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ1)搭載製品を狙っている人はぜひチェックしてみてほしい。

  

秋のほっこりプレゼントキャンペーン Alienware購入者向け

  

秋のほっこりプレゼントキャンペーン インテル® CPU搭載パソコン購入者向け

  

[PR]提供:デル・テクノロジーズ