eスポーツなどの盛り上がりから実況動画をみて、自分もPCゲームに挑戦してみたいと思っている人も多いのでは? とはいえ初めてのゲーミングPCは「どれを選べばいいかわからない……」と、悩んでいる人も少なくないはず。そんな人のために今回レビューするのが、GALLERIA(ガレリア)から新たに登場したゲーミングノートPC「GALLERIA RL5R-G165」だ。
コンセプトは、ずばり「ゲームに必要な性能を厳選した、コストパフォーマンスの高いノートPC」。 ゲームに重要な性能、機能をしっかりと押さえつつ、9万円台という低価格を実現したライトゲーマーにオススメのモデルなのだ。 今回実機を借用したので、使い勝手やパフォーマンスについて詳しくレビューしていこう。
「必要最小限」にこだわったGALLERIAの新エントリーモデル
高品質な3Dグラフィックを表示するグラフィックシステムを搭載
OSは「Windows 11 Home 64ビット」、CPUは「AMD Ryzen 5 6600H」、グラフィックカードは「NVIDIA GeForce GTX 1650」を搭載している。
ゲーミングPCにとって重要なパーツがこの「グラフィックス」である。一般的なノートPCはCPU内蔵のGPUを使ってグラフィックを描画するが、「GALLERIA RL5R-G165」はグラフィック専用のグラフィックスを搭載。これにより高品質な3Dグラフィックを滑らかに表示できるので、快適なゲームプレイが可能となる。
144Hzのリフレッシュレート対応で迫力のあるゲーム体験が可能
もうひとつの重要なポイントがハイリフレッシュレート対応のディスプレイだ。
本製品は144Hzのリフレッシュレート(※)に対応した15.6インチフルHDディスプレイ(1,920×1,080ドット)を搭載している。
※リフレッシュレートとは、1秒間に何回画像を表示できるかを示す数値のこと。
一般的なノートPCのリフレッシュレートは60Hzなので、「GALLERIA RL5R-G165」は2.4倍の回数だけ画像を表示できることになる。それだけ滑らかにゲームのグラフィックを表示可能というわけだ。
さらに臨場感のある3Dサウンドを体感できるSound Blaster Studioを搭載しており、リアルで迫力のあるゲーム体験ができるだろう。
Wi-Fi 6E搭載でラグの少ない高速通信が可能
ストレージは高速処理可能なPCIe Gen4 x4接続のSSDを採用。映像出力端子はHDMI 2.1、Mini DisplayPort 1.4aの2種類が用意されており、有線LAN端子も搭載している。 そのため、有線ネットワークケーブルでオンラインゲーム時も安定して通信できるだろう。無線LANはWi-Fi 6E(11ax)に対応しており、高速にWi-Fi通信可能で、ゲーミングPCとしての重要ポイントをしっかりと押さえているのだ。
ゲーム性能は十分! 「Apex Legends」や「フォートナイト」など流行りのゲームでも快適にプレイ可能
今度は「GALLERIA RL5R-G165」のパフォーマンスをチェックしてみよう。まずは定番ベンチマークから実施してみると、総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは5885となった。ちなみにPCMark 10の指標のひとつである「Gaming PC(2020)」が6739なので、「GALLERIA RL5R-G165」はその約87%相当のスコアを記録したことになる。
次は3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark」を実施してみたが、Time Spyは3952、Fire Strikeは9468、Wild Lifeは24968となった。これでは少しわかりにくいので、3DMarkの推定ゲームパフォーマンス(Estimated game performance)に注目してみると、「Apex Legends」ではTime Spyは95fps以上、Fire Strikeは80fps以上、Wild Lifeは90fps以上、「フォートナイト」ではTime Spyは170fps以上、Fire Strikeは160fps以上、Wild Lifeは165fps以上と表示されている。つまり1,920×1,080ドットモードでプレイした際には、Apex Legendsでは80~95fps以上、フォートナイトでは160~170fpsのフレームレートで表示されることが期待できるわけだ。
とはいっても、上記のデータはあくまでも「推定ゲームパフォーマンス」だ。そこで実際に「GALLERIA RL5R-G165」でApex Legendsをプレイしつつフレームレートを計測してみたところ、1,920×1,080ドットモードで平均76.9fps、最小67.1fps、最大93.5fpsという値を記録。また、最小フレームレートでも60fpsをしっかりと超えている。このことから、Apex Legendsをストレスなくプレイできることを証明できたといえるだろう。
© 2023 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
続いて「フォートナイト バトルロイヤル」で、クオリティプリセットを「中」に設定したうえでフレームレートを計測してみたところ、1,920×1,080ドットモードで平均114.4fps、最小81.8fps、最大150.9fpsという値を記録した。最小フレームレートでも81.8fpsとなっている。もう少しクオリティをアップしても、スムーズにプレイできるといえよう。
「GALLERIA RL5R-G165」はエントリークラスのゲーミングPCだが、Apex Legends、フォートナイトと同程度の負荷のゲームであれば、快適にプレイできるだろう。
初めてのゲーミング PC にもピッタリなハイコストパフォーマンスPC
最近のゲーミングPCは性能が上がっていることから、スペックが高く高価なモデルも増えており、なかには50万円を超えるマシンも。もちろん、GALLERIAブランドにもハイエンドマシンはラインナップされている。
しかし「GALLERIA RL5R-G165」はゲーミングPCのポイントである、高速CPU、外部GPU、144Hzのハイリフレッシュレートディスプレイ、PCIe Gen4 x4接続SSD、高速なWi-Fi 6Eを押さえつつ、9万円台というハイコストパフォーマンスを実現しているのだ。
限られた予算のなかで、余計な要素をそぎ落としつつ、ゲーミングPCに求められる“必要最小限な性能”を実現した「GALLERIA RL5R-G165」は、シンプルな構造であるがゆえに初めてのゲーミングPCにピッタリな1台といえるだろう。
これからPCゲームを始めようと考えている人は、この機会にぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。
メーカー | サードウェーブ |
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製品名 | GALLERIA RL5R-G165 |
ディスプレイ | 144Hz 15.6インチ 非光沢フルHD液晶 (1,920×1,080ドット表示) |
CPU | AMD Ryzen 5 6600H (3.3GHz-4.5GHz/6コア/12スレッド) |
メモリ | 16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2) |
SSD | 500GB Gen4 NVMe SSD | マザーボード | CPU内蔵チップセット |
光学ドライブ | 非搭載(搭載不可) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB + AMD Radeon Graphic |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
LAN | 1Gb Ethernet対応LANポート x1 (マザーボードオンボード) |
無線LAN | インテル Wi-Fi 6E AX210NGW (IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) |
入出力ポート | USB 3.2 Gen2 Type-C×1、(※Type-CはUSB data only)、 USB 3.2 Gen1 Type-A×2、 USB 2.0 Type-A×1、 Mini DisplayPort 1.4a×1、 HDMI 2.1×1、 マイク入力 ×1/マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA) |
カードリーダー | SDカードリーダー (SDXC/SDHC対応) |
Webカメラ | HD画質Webカメラ |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー(約8.9時間) |
サイズ | 約 360(幅) x 244(奥行) x22(高さ・最薄部)mm |
重量 | 約2.1kg |
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※価格・構成については、2023年6月13日 時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります 。
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