2022年3月27日(※1)は、世界中が注目する第94回アカデミー賞授賞式が開催される。毎年数多くのドラマが誕生するこのイベントは、映画ファンやアニメーション好きにとって見逃せない祭典だ。

2月8日(※2)には第94回アカデミー賞のノミネート作品が発表された。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が12部門と最多のノミネート。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』も作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされている。作品賞、脚色賞の候補となるのは、日本映画として初の快挙と話題沸騰だ。

今回は、そんな注目があつまっているアカデミー賞 受賞作の中から、映画好きライターが作品を厳選。4月からの新生活を控えた若手社会人に向けて、エールとなるような作品を紹介していく。


※1、※2 : 米国現地時間

アカデミー賞 受賞作品が一番観れる!
「Disney+」を詳しくみる

1 作目
落ちぶれた元スーパースターの人生再生物語
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』!

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

俳優のリーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で世界的な人気を得たものの、現在は私生活も悲惨で失意の日々。リーガンは落ちぶれた自分をあざける心の声(=バードマン)に悩まされていた。

バードマンはリーガンがひとりになると現れ、ハリウッドへ戻れと囁いてくる。そこで、リーガンは自分の存在意義を見いだすべく、ブロードウェイへの進出を決断。レイモンド・カーヴァーの短編小説『愛について語るときに我々の語ること』を脚色し、演出や主演を務めることに。

ところが、プレビュー公演を前に出演俳優が大怪我を負い、降板。代役として、ブロードウェイの実力派俳優、マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)を迎えたが、才能あふれるマイクはリーガンにとって脅威になっていく。公私ともに追い詰められたリーガンのとった行動とは……。

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

✓見どころ

本作は全編のほとんどを長回しのワンカットで撮影。緊張感が漂う中、高い演技力を持つ俳優陣が各々の役を完璧に演じ切っており、プロの凄さを感じる。

そして、なんといってもマイケル・キートンが主役のリーガンを演じているところが熱い! 彼も『バットマン』で注目を浴びたが、以降、作品に恵まれなかった。マイケルとリーガンには共通点が多いからこそ、本作は「物語」の粋を超えた作品に昇華されたのではないだろうか。

また、「アメリカン・コミックスの映画化ばかりがヒットする」 といった、ハリウッド映画のタブーに切り込んだブラックユーモアも盛りだくさん。映画ファンとして、考えさせられる一作でもある。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を
Disney+(ディズニープラス)でみる

2 作目
世界中で大反響! 感動のノンフィクション作品を映画化した
『ノマドランド』

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ったファーン(フランシス・マクドーマンド)。彼女はキャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込み、「現代のノマド=(遊牧民)」として車上生活を送る。

行く先々で出会ったのは、その日を懸命に乗り越えているノマドたち。ファーンはノマドたちと心の交流を重ねつつ、自由な旅を続けていく――。
  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

✓見どころ

原作は気鋭のジャーナリストであるジェシカ・ブルーダーが書き上げた、ノンフィクション作『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』(邦訳:春秋社)。

マクドーマンドは自ら実在のノマドたちの中に身を投じ、彼らと路上や仕事場で交流しているそう。そうした撮影方法がとられたからこそ、フィクションとは思えない程のリアリティが映像として出ているのではないだろうか。

また、アメリカ西部の美しくも厳しい自然に心動かされるのも本作の魅力。 誇りを持ちながら、旅を続けるファーン。彼女の生き様を観れば、若手社会人の皆さんもこれからの生き方を考えさせられるはずだ。

『ノマドランド』を
Disney+(ディズニープラス)でみる

3 作目
感情を擬人化! 大人にこそ見てほしい……!
『インサイド・ヘッド』

  • © 2022 Disney/Pixar
    ディズニープラスで配信中

ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリー。ある日、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコへ引っ越すことに。慣れない新生活にモヤモヤするライリー。彼女の頭の中にある司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」、5つの感情が彼女を幸せにしようと奮闘していた。

ところがある日、「ヨロコビ」と「カナシミ」が誤って司令部の外に放りだされてしまった。ふたりは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるが……?

  • © 2022 Disney/Pixar
    ディズニープラスで配信中

✓見どころ

本作は『カールじいさんの空飛ぶ家』や『モンスターズ・インク』の監督でおなじみ、ピート・ドクターがメガホンをとったことでも話題になった。

まず、「感情」を主人公とする斬新な設定が面白い! ライリーを通し、ついつい自分自身の子どもの頃の思い出と照らし合わせてしまう。やるせない感情や喜びが丁寧に描かれていて、観終わった時には「自分の気持ちをもっと大事にしよう」と思える作品。

仕事をしていると、うまくいかないことが続いて嫌気がさしてしまうことがある。しかし、この作品を観れば「ネガティブな感情や記憶も大切な自分の一部だ」と自分自身を認め、明日への活力が湧いてくるだろう。

『インサイド・ヘッド』を
Disney+(ディズニープラス)でみる

4 作目
生か死か? 絶体絶命な状況を圧巻の映像美で描く
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

父親が動物園を経営している、16歳の少年、パイ・パテル(スラージ・シャルマ)。一家はカナダに移住することになり、パイは両親や動物たちと一緒に貨物船に乗り込んだ。

しかし、太平洋上で嵐に遭遇し、船は沈没。パイの元に残ったのはわずかな水と食糧、そしてどう猛なベンガルトラ。パイはトラと共にサバイバル生活を開始する――。

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

✓見どころ

美しく幻想的な映像で描いた本作は、ヤン・マーテルの小説『パイの物語』(邦訳:竹書房文庫)が原作となっている。

「少年とトラの間に種族を超えた友情が芽生える物語」。そんなラストを推測する方もいるかもしれないが、待ち受けているのは予想を超える意外な結末だ。最後まで観れば、この作品に込められた“もう一つの真意”に気づくだろう。社会人として歩んでいく上で必要な、「生きる」強さを得られるかもしれない。

さらに、3Dカメラを駆使して撮影した、太平洋のリアルな映像は圧巻と言わざるを得ない。トラとの共同生活にハラハラドキドキさせられるだけでなく、切なさも感じられる人間ドラマ。衝撃の結末を、ぜひ見届けてみてほしい。

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を
Disney+(ディズニープラス)でみる

5 作目
6人の金欠男たちがストリップで一攫千金を狙う!
『フル・モンティ』

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

かつて鉄鋼業で栄えていたイギリス北部の街・シェフィールドは、不況のあおりを受け失業者であふれかえっていた。半年前に失業したガズ(ロバート・カーライル)も息子の養育費を払えず困っていた。

そんなある日、ガズは男性ストリップショーで熱狂する女性たちを目撃。自分もストリップでひと儲けしようと思いつき、クセが強い寄せ集めのメンバーたちと共に、猛特訓を開始。それぞれに事情を抱える6人の金欠中年男たちの“一攫千金計画”が幕を開ける。

  • ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
    ディズニープラス「スター」で配信中

✓見どころ

失業問題や親子問題、夫婦問題、ジェンダー、同性愛、人種問題なども描いた今作。様々な悩みを抱きながら、真剣に「ストリップ」に向き合う6人の男たちはコミカルで愛らしい。登場人物のバックグラウンドがしっかり描かれているからこそ、本作はただのおバカコメディになっていないのだ。

作中には、気分が上がるダンスミュージックがたくさん。ガズたちがショーの練習やリハーサルで使用している楽曲はもちろん、合間に流れるBGMも耳障りがいい。

辛いときこそ、笑顔で――。そんなメッセージを感じる本作は頭を無にして観られる、大人向けコメディだ。新生活は慣れないことが多く、不安がつきもの。心が沈んだ日の特効薬にしてみてはいかがだろうか。

『フルモンディ』を
Disney+(ディズニープラス)でみる

アカデミー賞 受賞作品が最も観られるDisney+(ディズニープラス)

第94回アカデミー賞のノミネート作品のうち、ウォルト・ディズニー・カンパニーの作品では『ウエスト・サイド・ストーリー』が作品賞、監督賞含む7部門。長編アニメーション作品賞では『ミラベルと魔法だらけの家』、『あの夏のルカ』、『ラーヤと龍の王国』。衣装デザイン賞では『クルエラ』や『ナイトメア・アリー』がノミネートされている。

ノミネートされた作品のうち、8 作品は「Disney+(ディズニープラス)」で配信中。授賞式までに作品をチェックしておけば、アカデミー賞の結果発表をより楽しめそうだ。

Disney+(ディズニープラス)は月額990円(税込)でディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作・話題作に加え、新しく加わったスターでは、大人が楽しめるドラマや映画も見放題で楽しめる。 そして韓国コンテンツをはじめ、日本国内の話題のアニメ・ドラマも多数配信中。今後はここでしか見られない日本オリジナルのドラマの配信も予定している大注目のサービスだ。

数あるサブスクの中で、アカデミー賞 受賞作品を最も多く観られる「Disney+(ディズニープラス)」。ぜひ、これを機にディズニーが創り上げた至極の世界観に浸ってみてはいかがだろうか。

Disney+(ディズニープラス)について詳しくみる

[PR]提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン