在宅ワークが増え、外に出る機会がめっきり減った筆者。おうち時間の充実のため、趣味のオーディオ、PCの新製品のチェックに余念がない日々を過ごしています。話題の映画や海外ドラマを視聴しようと、もちろんNetflixも契約済み。スマホやタブレットで気ままに映像コンテンツを楽しんでいたわけですが、正直、小さな端末では迫力が足りない気がしていました。
そんな折、編集部で「dynabook Vシリーズ」を借りられるチャンスが到来。これ幸い!! 実は以前から、dynabook Vのスピーカー・サラウンドシステムを試してみたかったのです。そこで今回は、動画漬け生活をさらにワクワクさせてくれそうな「dynabook V」をレビューしてみようと思います。
どこがすごい? dynabook Vシリーズ
まずはdynabook Vシリーズのサラウンド機能を紹介していきましょう。
このdynabook V8は、コンパクトな省スペース設計ながらharman/kardon(ハーマン・カードン)のスピーカーを搭載している野心的なモデルです。映画館で採用されている立体音響技術「Dolby Atmos」に対応しているのも大きなポイント。はたして、どこまで没入感ある音を楽しめるのでしょうか。そこが、ずっと気になっていました。
Dolby Atmosを実際に体験してみた!
さて、それでは実際にNetflixで海外ドラマなどを鑑賞してみたいと思います。ちなみに最上位の「プレミアム」プランでないとDolby Atmos対応コンテンツは再生できないようです。
下準備として、dynabook V8のDolby Atmosアプリから設定をいじります。映画、音楽、ゲーム、ボイス、パーソナライズのカテゴリから、「ディテール」「バランス」「ウォーム」などのプリセットが選択できる仕様です。
Netflixアプリを開くと、作品タイトルの下に「Dolby Atmos」の対応マークが表示されるようになっていました。ごく最近のNetflixオリジナル作品であれば、その多くがDolby Atmosに対応している様子。逆に、それ以前の作品だとDolby Atmosではなく「5.1」チャンネルだったりします。
まるで作品に入り込んだような没入感
初めに見たのは『Formura 1:栄光のグランプリ』(2019年)でした。F1世界選手権をめぐるドキュメンタリーです。前々から、この作品を大音響で楽しみたかったのです。
なるほど、レースシーンでは時速300キロまで加速していくときのエンジンの唸り声、コーナリングにおけるタイヤの擦れる音、レース実況者の叫び、マシーンのクラッシュする衝撃音など、いずれも臨場感たっぷりに楽しめます。
やはり音質が良いと、それだけ作品世界に没入できる……。映像に差し挟まれるドライバーやチーム関係者のコメントも聞き取りやすく、このあたり、非常にチューニングが行き届いていると感じました。
続いて視聴したのは、音速の世界とは好対照な映画『時の面影』(2021年)でした。第2次世界大戦直前のイギリスにおいて、アマチュア考古学者の老人が広大な敷地の発掘調査にあたる、という静かなストーリーです。劇中には刺激的な付随音楽もありません。ただ茫漠としたイギリスの田園風景の中で老人が穴を掘り、草原には風が渡っていく、そんな映像美が淡々と続いていきます。音量を最大にして視聴を続けました。
こちらの作品においても、<harman/kardonのスピーカー・Dolby Atmos>の音響システムは効果的でした。これまでのモバイルPCやスマホとは、明らかに音の広がり方が違う印象。このdynabook V8を置いた仕事部屋の全体が鳴っているような感覚です。「スピーカーが鳴っている」という意識さえ薄れました。耳の贅沢。アクション映画のように重低音が響くことで生まれる迫力とは違い、静かなドラマ作品だからこそ必要な音の広がりを感じます。作品の登場人物と同じ世界に立って、夕空を群れで飛ぶ鳥の声や、真夜中の遠雷などを聞いているような気持ちにさせてくれました。
dynabook Vシリーズ、イイ音のヒミツ
実際にNetflixで好きな映像コンテンツを視聴していると、音のクリアさ、重低音の迫力に驚くことが何度もありました。ここで改めてdynabook Vシリーズのサウンドへのこだわりを紹介しておきましょう。
dynabook Vシリーズでは、筐体の開発段階からharman/kardonの協力を得ており、省スペースの構造に適したスピーカーユニット、エンクロージャを共同開発しています。またDolby Atmosの音響システムでは、スピーカーの能力を最大限に引き出し、人の声のの帯域の音量・音質を向上させたとしています。
なおDolby Atmos未対応の映像コンテンツでも、高品位な音質で作品が楽しめたことを追記しておきましょう。Netflixには音楽ドキュメンタリーもたくさんラインナップされていますが、肝心のDolby Atmos対応は(原稿執筆時点で)『トラヴィス・スコット: Look Mom I Can Fly』や『ショーン・メンデス:ライブ・イン・コンサート』など、数タイトル。しかし、5.1チャンネルで提供されているライブドキュメンタリーでも、コンサートの熱気がダイレクトに伝わってくるのを感じました。
dynabook Vシリーズには、シャープ製のIGZO液晶が採用されています。高輝度のノングレアディスプレイは視野角が広く、映画鑑賞にもピッタリだと感じました。
このほか「インテル® Evo™ プラットフォーム」の認証を受けたdynabook V8では、ゲーミングPCに匹敵する処理能力の高さを誇っています。実際にPCゲームをいくつかプレイしましたが、コマ落ち、遅延などの心配はありませんでした。繰り返しになりますが、音質の良さがゲームの没入感を高めてくれたことは言うまでもありません。
ぜひあなたに合った使い方を探してみては?
本稿では、ここまで主にdynabook Vシリーズの音質に着目してレビューしてきました。ノートPCで映画鑑賞するならば、音声の聞き取りやすさ、サウンドの臨場感は最も大事にしたい要素です。なお音が良いdynabook V8であれば、仕事のビデオ会議でもイヤホンすることなく相手の声がクリアに聞き取れるというメリットがあります。
側面には高速データ転送規格のThunderbolt 4が2端子のほか、USB 3.1(Gen1)やHDMI出力端子も備えています。HDMIケーブルによって外部ディスプレイに出力した場合、最大で4K(3,840×2,160ドット)出力に対応しているのも頼もしいところ。
さて、これだけハイスペックなPCとなればバッテリーの持ちが気になりますが、カタログスペックでは約24時間の長時間駆動をうたっています(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0による)。仕事にプライベートに、ほぼ死角がないというのが本製品の魅力ですね。
OS | Windows 10 Home |
CPU | 第11世代 インテル®Core™ i7-1165G7プロセッサー 2.80GHz(最大4.70GHz)〈4コア〉 |
ディスプレイ | タッチパネル付き13.3型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角(IGZO・ノングレア) |
SSD | 512GBPCIe対応高速SSD |
メモリ | 16GB |
軽さ | 約979g |
バッテリー駆動時間 | 約24時間 |
最後に。音質の良さに加えて大画面で楽しみたい方に向けては15.6型の「dynabook F」シリーズも展開されています。こちらもDolby Atmos対応製品です。筐体サイズが大きくなったことで、スピーカーシステムも2 way 4 speakersに変更しており、どんな音で鳴るのか気になりますね。
Dynabookのホームページでは、魅力的なdynabookVシリーズ、Fシリーズのさまざまな使い方を「みんなの使い方ストーリーズ」として紹介しています。趣味に、仕事に、育児に一人ひとりにあったPCの使い方が見つかるはずです。気になる方はぜひ、チェックしてみてください。
[PR]提供:Dynabook株式会社