従来のPBXに比べて導入コストを抑えられるクラウド型のPBXが注目を集めています。そこでこの記事ではクラウドPBXを比較・検討したいという方のために8つの製品を紹介します。さらに、選び方のポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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30秒で分かるクラウドPBX

まずPBXとは、電話交換機の一種の構内交換機(Private Branch Exchange)を指します。電話交換機や構内交換機は通信事業者が電話事業のため設置するのが一般的ですが、私企業が自家用に限って設置する構内交換機もあり、それをPBXと称します。設置する主な目的は通信費の削減や、組織内に抱える多数の電話機との円滑な外部・内線接続です。

現在はPBXの形態が多様化し、旧来のPBXに加え、IP-PBXや新型のクラウドPBXも登場しています。特にクラウドPBXは低コストで簡単に導入しやすいという利点があります。また世界的にも普及の拡大が見込まれており、その流れが日本にも波及するとみられています。

クラウドPBXの8製品をまとめて比較

スマホにアプリを入れれば最短翌日から利用可能「トビラフォン Cloud」
トビラシステムズ株式会社

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:迅速導入、スマホのビジネスフォン化
  • 付加機能:情報のクラウド保存、データのメール転送
 

トビラフォン Cloudはスマホに専用アプリを入れるだけの簡易導入型のクラウドPBXです。最短翌営業日からの利用開始も可能。会社や部門全体で統一展開するだけでなく、営業所など小さな部署単位での機動的な導入もできます。利用状態の見える化と一括管理ができる管理画面機能も使えます。

このほか独自に提供している機能・サービスは、迷惑電話技術を活用した迷惑電話フィルタ機能、トビラフォン Cloudの利用企業間での外線通話無料サービスです。


全通話録音と各種設定が自社で可能「INNOVERA(イノベラ)PBX」
株式会社プロディライト

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:迅速導入、新設もしくは既存回線のクラウドPBX化
  • 付加機能:共有電話帳、全通話自動録音、位置情報コール

最短5営業日での早期導入が可能なほか、多彩な機能を搭載し使いやすいクラウドPBXです。なかでも、「共有電話帳」は顧客の電話番号や情報を社内で一元管理でき、簡易的なCRMとしても利用可です

また、ベンダーに依頼することが多い以下の機能を自社で柔軟に設定・変更できます。

  • 複数番号受発信
  • 段階着信
  • 時間外アナウンスのスケジュール登録
  • キューイング管理(過重着信時のアナウンスと適時接続)

なお、独自のIP電話回線「IP-Line」を利用すると、既存番号の番号ポータビリティができます。


コールセンターに便利な機能が満載「OSORA」
株式会社SceneLive

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:コールセンター、新設もしくは既存回線のクラウドPBX化
  • 付加機能:全通話録音、着信ポップアップ、モニタリング・ウィスパー

OSORAはセンター運営に適した高機能なコールシステムを搭載し、コールセンター業務の効率化を実現します。設置場所の移動が容易と柔軟な設置が可能で、席数の増減を最短翌日に反映し、基本料金内でのアカウント数に制限はありません

またCRM(顧客管理システム)と連携できるうえ、トークスクリプト表示による誤回答抑止、対応記録のカテゴリ選択など、円滑な応対処理体制がとれます。開設コストを抑え、効率的なコールセンター運営を可能にするクラウドPBXです。


携帯回線によるWi-Fi代替やスポット利用も可「VoiceConnect」
NECネッツエスアイ株式会社

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:新設もしくは既存回線のクラウドPBX化、コールセンター
  • 付加機能:モバイル回線との連携、CRM連携、CTI・ACD連携

VoiceConnectは通常のオフィスはもちろん、安定したWi-Fi環境が望みにくい地域や屋外でも利用可能なクラウドPBXです。そのためネット環境が不安定な自社拠点や現場など、開設場所を問わず設置できます。最短1週間のスポット導入も可能で、イベント開催等に便利です。

さらにオプションにて各種CRMとの連携や、コンタクトセンター機能のCTIやACDと連携もできます。


アプリでスマホやパソコンをビジネスフォン化「MOT/PBX」
株式会社バルテックジャパン

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:スマホのビジネスフォン化
  • 付加機能:スマホでのFAX送受信、名刺データの利活用、CTI機能

MOT/PBXはVoIP製品ベンダー、また2万社以上のIP-PBX導入実績がある株式会社バルテックジャパンによるクラウドPBXサービスの一つです。スマホやパソコンに専用アプリを入れれば、専用の電話機を用意せずともビジネスフォンの各種機能を使えます。特にスマホなら、どこにいてもオフィス同様に会社の番号を使えるため対外的な信頼を得られます。

ほかにも、スマホでFAXの送受信や名刺のデータ化・クラウド管理、CTI機能も使えます

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自社データセンターによる運用で保守サポートも安心「OCEクラウドでんわ」
株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:保守サービス重視
  • 付加機能:FMC連携、ページング連携

OCEクラウドでんわは国内の自社データセンターにおける24時間365日の有人監視体制、日本人対応で安心です。さらにデータセンターではPBXのニ重化運用により、万一の障害や被災に強く、BCP対策としても有用です。高い信頼性と安全性、コスト感で大規模運用も任せられます。

PBXの基本的な機能のほかにオプションとして、他社のFMC(固定電話と携帯電話の融合サービス)との連携や、放送設備(スピーカアンプ)連携サービスもあります。


NTT東西の閉域網利用で高音質を確保「モバビジ」
株式会社ケーエムケーワールド

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:新設もしくは既存回線のクラウドPBX化
  • 付加機能:音声品質の確保

NTT東西のひかり電話回線とパナソニックのIPビジネスフォンに、新たにPBXサービスを組み合わせたサービスです。通常のインターネット回線でなくNTT東西が専用で運用する閉域網を使うため、音声品質が確保されており、大事な顧客との通話も安心して行えます。

スマホアプリ利用時も、ビジネスフォンに似せた操作画面と手順で使うことができます。また、初期費用と初月料金を無料としているため、導入費用をできるだけ抑えたいという企業におすすめです。


早期導入と顧客の利便性を高めるオプションを利用可能「CLOUD PHONE」
株式会社Wiz(ワイズ)

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 目的:迅速導入
  • 付加機能:録音機能、IVR、0120番号

CLOUD PHONEは申込後、最短8営業日の早期導入・利用が可能なクラウドPBXです。また同一の都道府県内であれば既存の固定電話番号をそのまま移転可能で、番号変更通知の手続きや連絡をせずに済みます。電話回線の変更・移行にありがちな負担と機会損失を極力抑えられます。無料の通話録音機能で、後で内容を確認したり、対応品質向上に活かすこともできます。

また、顧客の利便性を高めるIVR機能は用件ごとに入電先を自動で振り分けるほか、かけた人に通話料がかからないフリーダイヤルも導入できます

クラウドPBXの主要な基本機能を解説

クラウドPBXでは、従来型のPBXと同じビジネスフォンの機能が利用できます。ここではPBXが初めての方のために、クラウドPBXで主だった基本機能を紹介します。

1、工事不要でWeb設定可、マルチ端末利用

従来のPBXやIP-PBXのように、敷地内に多くの設備を設置したり、工事を行う必要はありません。Webで各種設定ができるのも特徴で、オフィス移転や社内レイアウト変更、電話機の増減が柔軟にできます。またシステム的に電話機能を利用できるため、IPビジネスフォンのほか、スマホやパソコンでも利用できます。

2、外線着信、社内に内線接続・転送

クラウドPBXでは基本的に代表番号で着信し、オフィスの電話機や社員のスマホに内線転送と振り分けができます。同じ会社であれば、所在地が異なる拠点同士の通話を内線にして通話料を無料化できます。なお、通話録音ができるクラウドPBXも多くあります。

3、システム拡張性と管理機能

クラウドPBXはシステム的に電話機能を実装しているため、従来型の付随機能のほかに業務システムとの連携、また管理機能も備えています。

発着信履歴や電話帳機能、留守電・通知の汎用的な便利機能のほか、CRMや名刺データの利活用、CTIシステムと連携できるクラウドPBXもあります。管理画面を使用し、利用の確認・制御・分析も行えます。

クラウドPBXの選定ポイント3つ

クラウドPBXには各種あるため、まずは以下のポイントを中心に最適な候補を選定しましょう。

1、規模

  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 100名以上
  • 250名以上

クラウドPBXは電話番号やアカウント数を問わないもの、ある程度の規模が望ましいもの、回線数を大量に保有する企業向けの3種類があります。

2、目的

  • 新設もしくは既存回線のクラウドPBX化
  • コールセンター
  • 迅速導入
  • スマホのビジネスフォン化
  • 保守サービス重視

クラウドPBXは各製品によって得意分野がそれぞれ違い、早期導入ができるもの、保守運用に信頼が置けるなどさまざまです。オフィスに新設するのか既存回線の転用なのか、コールセンター開設なのか、用途によって選択も変わってきます。

手軽に迅速導入が可能なクラウドPBXもありますが、スマホ利用が原則となると考えてよいでしょう。なかには自社データセンターの運営によるサービスもあり、BCP対策を考えるなら選択肢に入れてみましょう。

3、付加機能

  • 連携性:他社回線やハード、情報連携
  • コールセンター機能:CTI・ACM等
  • 通話品質保証

クラウドPBXの中には、各種の連携やコールセンター機能、珍しいものでは通話品質保証を備えているものもあります。ベンダーごとに内容や形態はさまざまで、標準機能のほか、別途手続き・料金が必要なオプションサービスがあります。

連携に関しては他社の回線サービスやPHS端末といったハード的な連携のほか、CRMや顧客データの共有、FAX受発信といったシステム的な連携ができるものがあるので、必要性に応じて選択しましょう。

まとめ

クラウドPBXは社内に電話回線を複数抱えている企業に向いています。オフィス内外の業務利用のほか、コールセンター向けもあります。サービス内容は各社各様のため、複数の候補を比較検討したいものです。

自社に最適な製品選定のため、この記事で取り上げたクラウドPBXの資料を請求してみてはいかがでしょうか。

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[PR]提供:マイナビニュース