ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の資産(人材・物品・金)を一元管理し、各業務システムを統合する役割を持つ統合基幹業務システムです。本稿では、おすすめのERP製品を比較しながら特徴を紹介するとともに、ERPの基本機能や製品選定のポイントについても解説します。

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30秒で分かるERP(統合基幹業務システム)

ERPは、各企業で共通する会計や販売などの業務を全社で一元管理するシステムです。なお、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)とは、管理対象のデータが違います。

ERPの導入効果は、データの一元化や見える化により業務効率化が実現できる点です。一元管理している情報は経営分析にも役立てられるため、BIツールがセットになっているERP製品も見られます。

ERP製品が世に出始めたころは、おもに大企業が利用していました。近年では、中小企業向けの製品も増えており、経営分析や経営戦略を立てるための情報源として活用されています。

ERP19製品を徹底比較!

グローバル対応やグループ経営管理に強み「Microsoft Dynamics 365 Business Central」
株式会社パシフィックビジネスコンサルティング

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、税務申告、生産管理、BIツール

Microsoft製の中堅・中小企業向けERP「Microsoft Dynamics 365 Business Central」。世界中で利用されているERPシステムで、特にグローバル対応やグループ経営管理に強いという特徴があります。

グループ経営管理では、コンパクトなERPという本製品の特徴を活かした2層ERPでの管理が可能です。

親会社には大企業に対応した本製品の上位ERP「Dynamics 365 Finance , Supply Chain Management」を導入。グループ会社には本製品を導入することで、現地法人の個性を活かしつつ、グループ全体の連結決算や全体コントロールは本社のERPで行うことができます。

提供形態の柔軟性も特徴的で、オンプレミス・SaaSだけでなく、両方を組み合わせたハイブリッド方式にも対応。組織体系が複雑で、柔軟な構成で利用したいというニーズにも応えられます。


必要な機能を選ぶコンポーネント型ERP「OBIC7」
株式会社オービック

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:クラウド
  • 対象従業員規模:100名以上
  • 対象売上規模:50億円以上
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、生産管理、BIツール

「OBIC7」は、必要な機能を自由に組み合わせて構築する、コンポーネント型のERPです。会計情報・人事情報・給与情報・就業情報・販売情報・生産情報の各システムで、必要なシステムを選んでERPとして利用できます。

プライベートクラウドでの提供なので、オンプレミスと同じようにカスタマイズが可能です。クラウドのためインターネット環境さえあれば利用でき、導入までの期間も比較的少なくて済みます。

ERPを一気に導入するのではなく、必要な部門から少しずつ進めていきたい場合には選択肢として検討したい製品です。


プロジェクト型業務特化でIT・広告・コンサル業向け「クラウドERP ZAC」
株式会社オロ

POINT
  • 参考価格:初期費用:12,000,000円 月額費用:190,000円(社員数100名程度・ZACのベーシックな機能の全社導入例)
  • 提供形態:クラウド / SaaS / パッケージソフト / ASP
  • 対象従業員規模:50名以上 5,000名未満
  • 対象売上規模:10億円以上 500億円未満
  • 対応機能:管理会計、BIツール

IT・広告・コンサル業向けの「クラウドERP ZAC」。管理会計やBIツール機能を持つERPシステムです。

一般的な業務システムでは、物販業務を想定して、売上と仕入れが1対1となっているケースが多く見られます。一方、本製品は、IT・広告・コンサル業によく見られるプロジェクト型の業務に対応。売上に対してかかった原価を複数種類紐づけることができ、プロジェクト別の収支を「見える化」できる点が大きな特徴です。

また、受注前の段階から見込みデータを入力することで、未来の売上・費用・利益の予測を立てることができます。プロジェクト別の見込み状況をリアルタイムに集計して、全社の売上・利益を正確に予測可能です。


オールインワン型でECやBI機能も標準提供「 GRANDIT(グランディット)」
GRANDIT株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド / ASP
  • 対象従業員規模:100名以上
  • 対象売上規模:50億円以上
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、生産管理、BIツール

機能豊富な統合型ERPシステム「GRANDIT」。一般的なERP製品に見られる組織・経営・人事・財務・会計などの各業務機能に加えて、ワークフローやEC・BIなどの機能も標準で提供するオールインワン型です。

GRANDITは、ユーザー系のSI企業を中心としたコンソーシアム形式を採用し、多種多様な業種のノウハウを取り入れている点も注目ポイント。様々なノウハウを統合して、共通で使える機能として提供しています。

提供形態は、ライセンスを一括購入するオンプレミス型と、サービスとして提供を受け、月額料金を支払うサブスクリプション型(IaaS)を選択できます。どちらも、独自要件のカスタマイズは可能です。


世界50ヶ国対応で海外関連会社用のERPに最適「SAP Business One」
be one solutionsジャパン株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:パッケージソフト / オンプレミス / クラウド
  • 対象従業員規模:250名未満
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、税務申告、生産管理、BIツール

「SAP Business One」は、従業員規模250名未満の中小関連会社に適したERPシステムです。世界50ヶ国の法律や会計などの要件に対応し、28言語にも対応しており、世界に拠点のある関連子会社のスムーズな運営をサポートします。

本社には同じSAP社の「SAP ERP」を導入し、「SAP Business One」と連携させることで2層ERPの構築も可能。全世界の関連子会社のデータも含めてリアルタイムで一元管理を実現します。機能も豊富で、ERPの機能をフル活用したい企業におすすめです。


会計機能が使いやすくSalesforceやkintoneとの連携も可能「クラウドERP freee」
freee株式会社

POINT
  • 参考価格:会計 + 人事労務 エンタープライズプラン・別途問い合わせ
  • 提供形態:クラウド / SaaS
  • 対象従業員規模:100名以上
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計、連結会計

「クラウドERP freee」は、特に会計関連機能が使いやすいクラウドERPです。部門・プロジェクト・商材などのセグメント管理が可能で、内部統制対応としてイベントログや各種履歴機能なども備えています。

また、勤怠管理や給与計算などの人事労務管理機能と連携して、経費精算と給与の一括振込や部門別給与仕訳の自動連携といった機能も提供。SalesforceやkintoneとAPI連携ができ、業務部門と管理部門でのデータ統合も可能です。


セミオーダーで機能追加やカスタマイズが可能「MA-EYES」
株式会社ビーブレイクシステムズ

POINT
  • 参考価格:SaaS版(MA-EYESnc)・初期費用0円・月額40,000円、一括導入版は別途問い合わせ
  • 提供形態:クラウド / SaaS / オンプレミス / パッケージソフト
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:ー

プロジェクト型企業に適したERP「MA-EYES」。プロジェクトの収支や予実データがリアルタイムに把握でき、経営判断に必要な情報をタイムリーに入手できます。提供形態としては一括導入版とSaaS版(製品名:MA-EYESnc)があり、ERPを手軽に使い始めたい場合にはSaaS版がおすすめです。

本製品の特徴は、多彩な機能の中で自社に合わせたい機能だけをセミオーダーできる点。自社に必要な機能を追加したり、標準で提供されている機能を一部カスタマイズしたりすることが可能で、自由度がとても高い仕組みです。


食品業界などプロセス製造業向け「Ross ERP」
システムプラザ株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:ASP
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:ー

食品業界・医薬・化学業界など、プロセス製造業向けの業種特化型ERP「Ross ERP」。製造工程に欠かせない購買管理・生産計画・販売管理などの機能を中心に、一般会計や固定資産管理など製造現場から経営までを網羅した機能を備えています。

ASPで提供されているため、利用企業側でのバージョンアップ対応は不要。長い間基幹業務を支えるシステムとして使い続けられる点も特徴の1つです。

プロセス製造業に当てはまる企業に特化しているため、業種が当てはまれば検討したい製品です。


グローバル展開や複雑なビジネスプロセスにも対応「Oracle Fusion Cloud ERP」
日本オラクル株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:SaaS / クラウド
  • 対象従業員規模:100名以上
  • 対象売上規模:100億円以上
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、生産管理、BIツール

Oracle社は、クラウドERPシステムを2製品提供しています。「Oracle Fusion Cloud ERP」は、グローバル展開を計画している企業や、ビジネスプロセスが複雑な企業にも対応できる多機能なクラウドERPです。

提供機能は財務会計を中心に、調達・生産・物流など基幹業務を全てカバーしています。さらに海外拠点が増えても、全社の業務データを一元管理してリアルタイムにデータ分析することも可能です。

海外進出を検討していて、海外拠点のデータも一元管理したい場合や、自社のビジネスプロセスが複雑すぎてマッチするERPがないとお悩みの場合、本製品を検討してみてはいかがでしょうか。


小規模のクリエイティブ業特化型で低価格「Reforma PSA」
株式会社オロ

POINT
  • 参考価格:初期費用0円、月額費用(1ユーザー)販売ライセンス6,000円・購買ライセンス2,000円・勤怠ライセンス300円・経費ライセンス300円・セキュリティオプション300円
  • 提供形態:クラウド / SaaS
  • 対象従業員規模:50名未満
  • 対象売上規模:10億円未満
  • 対応機能:管理会計、BIツール

「Reforma PSA」は、従業員50名未満の小規模クリエイティブ業(ITやWeb、広告、コンサル業など)の基幹業務をサポートするクラウドERPサービスです。

クラウド型で初期費用は不要。ライセンスも販売・購買・勤怠・経費・セキュリティオプションと分かれており、必要な機能だけ選んで使うことで、手軽にERPを導入できるプラン構成です。

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グローバルに活躍する中堅・中小規模製造業特化型「Infor SyteLine(CloudSuite Industrial)」
京セラコミュニケーションシステム株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド
  • 対象従業員規模:100名以上 5,000名未満
  • 対象売上規模:100億円以上 5,000億円未満
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、生産管理、BIツール

「Infor SyteLine(CloudSuite Industrial)」は、グローバルに活躍する中堅・中小規模の製造業に適した機能を多く提供する、業界特化型のERPシステムです。製造業の中でも特に組立製造(自動車部品、産業機械、電気・電子機器など)にフィットする業務フローに沿った使い方ができます。

製造業で必要な基本機能を網羅しており、需要予測や販売計画から受注・出荷管理、実績管理などが利用できます。管理会計・連結会計やBIツール、外貨管理などにも対応しており機能豊富。業種と従業員規模がマッチすれば、有力な選択肢となり得る製品です。


グローバルに活躍する大企業や中堅企業向け「Dynamics 365 Finance , Supply Chain Management」
株式会社パシフィックビジネスコンサルティング

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、税務申告、生産管理、BIツール

「Dynamics 365 Finance , Supply Chain Management」は、「Dynamics 365」シリーズの財務会計など財務関連業務用の基本機能に加え、流通・小売業向けの販売・マーケティング関連の機能も備えた多機能なERPソリューションです。

複数拠点展開でもデータを一元化できる機能や、多言語・多通貨対応など、本製品は海外に拠点を多く持つ国内企業にとって使いやすい機能が多く見られます。グループ企業の情報をリアルタイムで把握していち早く経営判断をしたい場合に検討したい製品です。


統合型&コンポーネント単位の導入が可能「IFS Applications」
チェンシージャパン株式会社

POINT
  • 参考価格:30,000,000円 ~
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド / SaaS
  • 対象従業員規模:50名以上 5,000名未満
  • 対象売上規模:10億円以上 5,000億円未満
  • 対応機能:管理会計、連結会計、生産管理

「IFS Applications」はERPとしての標準機能に加えて、各業種のニーズに特化した機能も用意している統合型のERPソリューションです。画面は直感的でITシステムに習熟していなくても操作しやすい点も大きな特徴の1つです。

機能はコンポーネント単位での導入が可能なため、自社に必要な機能だけを選び、最適な機能でシステムを組めます。導入コストを最適化しつつ、慣れてきたら少しずつコンポーネントを増やしていくという運用も可能です。


自社にフィットするシステムを構築しやすい「InfiniOne ERP」
Future One株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト
  • 対象従業員規模:50名以上 1,000名未満
  • 対象売上規模:50億円以上 500億円未満
  • 対応機能:管理会計、生産管理

企業の基幹業務データを一元管理できる、中堅企業向けのERP「InfiniOne ERP」。8つの標準パッケージ(販売・購買・在庫・債権債務・貿易・生産・原価・会計)を提供し、拡張パーツや個別カスタマイズをして利用する仕組みです。

さらに、食品・製造小売業、総合・専門商社・IT・その他サービス業など8業種は、業務テンプレートを用意。業種に合わせたテンプレートを適用することで、自社によりフィットするシステムを構築できます。

各業務パッケージの扱うデータは一元管理され、ある業務で処理したデータは、関連する業務機能のデータにもリアルタイムで自動反映されます。


ITの知識がなくても自社に合ったERPを構築できる「kintone」
サイボウズ株式会社

POINT
  • 参考価格:初期費用0円、ライトコース月額780円(年額9,170円/1ユーザー)、スタンダードコース月額1,500円(年額17,640円/1ユーザー)(最低契約数5ユーザーから、ディスク容量5GB×ユーザー数)~
  • 提供形態:クラウド
  • 対象従業員規模:5名以上の全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計、生産管理

「kintone」は、ERPの機能に加えてコミュニケーション機能も備えたクラウドERPサービスです。他にはない大きな特徴は、必要な業務のサンプルアプリを追加するだけで、ITの知識がなくても自社に必要な機能のある業務システムを構築できる点です。

業務のサンプルアプリは、業種や利用シーンなどの分類で探すことができ、自社に欲しいアプリを選んでそのまま組み込むだけ。アプリのパーツをドラッグ&ドロップでデザインするだけで、自社オリジナルのアプリとして利用可能になります。

さらに、APIやプラグインなど豊富な連携サービスがある(スタンダードコースのみ利用可能)ため、簡単に機能を拡張できる点も注目ポイントです。


導入から運用まで一貫サポート&特定業態特化型「Plaza-i(プラザアイ)」
株式会社ビジネス・アソシエイツ

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:パッケージソフト / オンプレミス / クラウド
  • 対象従業員規模:50名以上 1,000名未満
  • 対象売上規模:10億円以上
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、税務申告

中小企業から中堅企業向けのERPソリューション「Plaza-i」。導入から運用サポートまで一貫したソリューションを提供している点が大きな特徴です。特に導入コンサルでは、要求をヒアリングして短期間で確実な導入を実現しています。

機能面では、複数会社の処理やマルチカレンシー対応(多通貨対応)、バイリンガル対応など、海外進出をしている企業や外資系企業に適した機能を網羅しています。

本製品は、専門商社、役務提供、プロジェクト、シェアードサービスなど特定業態に特化しています。きめ細かいサポートを受けながらERP導入を進めたい場合には検討したいソリューションです。


情報系システムやRPA機能も搭載「SMILE V」
株式会社大塚商会

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:パッケージソフト / オンプレミス
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計

「SMILE V」は、基幹系システムと情報系システムがセットされたオンプレミス型のERP製品です。基幹系システムは販売・会計・人事給与・CRMなどから構成。情報系システムは、ワークフロー・ドキュメント管理・スケジューラ・コミュニケーションの4機能から構成されています。

「SMILE V」の大きな特徴は、業務の効率化や自動化を実現するRPA機能を搭載している点。定型業務を自動化することで、業務を大幅に効率化するとともに、人的ミスを低減します。ERPの基本機能による業務効率化だけでなく、業務の自動化にも興味がある場合、本製品のRPA機能は要チェックです。


高機能で段階的な導入がしやすい「EXPLANNER/Z」
NEC

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド / その他
  • 対象従業員規模:50名以上 1,000名未満
  • 対象売上規模:10億円以上 1,000億円未満
  • 対応機能:管理会計、外貨管理、税務申告、生産管理

6種類(販売・会計・債権・債務・生産・原価)の基本システムを自由に組み合わせて使える「EXPLANNER/Z」。主に中堅企業向けの基幹業務システムとして提供されている総合型ERPシステムです。基本システムをまず1つだけ導入し、段階的に導入業務を広げていく、という導入方法もできます。

基本システムをフルに選択すれば、管理会計や外貨管理など、ERPの基本機能の多くをカバーできる機能の豊富さも本製品の魅力です。

また、開発元のNECが提供するAI・IoT活用ソリューションなど、外部システム連携やアドオンによる機能追加、独自のカスタマイズもできます。常に最新技術を取り入れた業務システムのコアシステムとしても使えます。


ECやCRMも入ったオールインワン「Oracle NetSuite」
日本オラクル株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:クラウド / SaaS
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応
  • 対応機能:管理会計、連結会計、外貨管理、税務申告、生産管理、BIツール

「Oracle NetSuite」は、ERPに加え、EC(電子商取引)やCRM(顧客関係管理)の機能もあるオールインワン型のクラウドERPシステムです。ERPの基本的な機能も網羅しており、これから自社のITシステム導入を検討している中小企業・中堅企業・スタートアップ企業などは、本製品の導入で多くの業務をカバーできます。

また、バージョンアップの負担がかからない点や、充実したサポート体制でシステムの導入や運用について相談できる点も本製品の強みです。

また、中小・スタートアップ企業のために、導入の負担が少ない「NetSuite SuiteSuccess」も用意。初期費用なし、月額20万円台で導入期間も数ヶ月と比較的早いため、コストを抑えつつERPを早く導入したい、という場合は選択肢として検討したい製品です。

ERPの基本機能

ERPは、企業の共通業務を広くカバーしており、会計管理・人事管理・生産管理・物流管理・販売管理など、各業務のシステムを統合する役割もあります。中でも、特に重要な基本機能を6つピックアップして解説します。

1、管理会計

管理会計は、企業内部に対して情報提供するための資料を作る元となる数値情報を出すための会計業務です。管理会計で出力する情報は、業績評価や経営判断に使われます。

管理会計機能は会計システムでも備わっていますが、ERPの場合は、多業務からのデータも利用できるため会計システムとはまた違った視点での分析が可能です。

2、連結会計

連結会計とは、子会社及び関連会社を含めて1つの企業体として、財政状態や経営状況を把握するための会計業務です。連結会計も会計システムに属する機能ですが、ERPの組織階層や多通貨対応などを利用することで、よりスムーズな連結会計業務を可能とします。

3、外貨管理

輸出入業務を行っている企業では、ERPの外貨管理機能も重要な比較ポイントです。輸出入業務が必要な企業にとって、受発注や在庫・会計処理での多通貨対応は欠かせません。ERPは、統合データベースで外貨に関するマスタデータを保持し、会計管理の決算処理や販売管理での為替差損益管理で利用できるようにします。

4、税務申告

税務申告は、あらゆる企業にとって不可欠の業務です。ERPは、各部門の情報を集約管理するため、税務申告資料の作成も効率化します。

5、生産管理

製造販売業にとって、生産管理は欠かせない機能です。生産管理では生産計画の立案や適正な在庫管理、生産業務の効率化を行います。ERPは、生産管理以外の業務からのデータを利用することで、リアルタイムに需要予測や在庫管理などを行えるようにします。

6、BIツール

BI(Business Intelligence)ツールとは、企業活動により蓄積されたデータを駆使して分析し、経営戦略の立案を支援するツールのことです。ERPは全社全業務のデータを一元管理するため、BIツールを機能として持っている製品も多く見られます。

ERP製品選定のポイント4つ

自社に導入するERP製品を選定するためには、先述した基本機能の他にもポイントがあります。ここでは、忘れず確認したいポイントを4つの観点から解説します。

1、導入コストと運用コスト

ERPに限りませんが、導入コストと運用コストは必ず比較項目として確認しましょう。一定年数を決め、従業員数などから総費用を算出できます。

パッケージソフトの場合は、導入コストが大きく、別途運用コストとして保守管理費用が必要となるのが一般的です。クラウド型は、初期費用は少なく、月額料金がメインとなるため運用コストがかかります。

2、納期が自社の予定に合うか

新規事業の立ち上げや海外展開の必要があってERPを導入したいという場合、自社の予定が決まっているため納期が明確です。その納期までに導入ができるかどうかも確認したいポイントです。急ぎの場合、まずはクラウド型を導入して、様子を見てからオンプレミスに切り替える、という判断も必要かもしれません。

3、ライセンスの柔軟性

大規模な企業の場合、親会社が一括で基本契約を結び、グループ会社は個別に直接契約をしたいというケースがあります。しかし全てのERP製品がこのようなライセンスに対応できるわけではありません。

また、オンプレミスのERPシステムを、アクセスの集中する時期だけはクラウドで使いたいという場合も、ライセンスの都合上無理な場合もあります。自社ではどのような形で利用したいのかを洗い出し、その使い方が可能なライセンス体系になっているかどうかを忘れず確認しましょう。

4、カスタマイズなしでどこまで使えるか

全社の各部門で利用するERPは、標準仕様のままでどこまで使えるかも確認しましょう。業務によっては、企業の文化や競争力に直接かかわる部分に合わせたいこともあるでしょう。

標準仕様のままで使える部分はクラウド型でも問題ありません。一方カスタマイズが必要な場合は、オンプレミス型を検討する必要があります。

ERPを使いこなして今後の経営戦略に役立てよう

ERPは、導入するだけではなく全社が業務で活用してこそ、業務の効率化や素早い経営判断ができるようになります。自社にマッチしたERPを選定し、社員教育などによってERPを積極的に使っていくようにして、経営戦略に役立てましょう。

ERP製品の選定にお困りの場合は、下記より製品資料を入手して、製品検討にお役立てください。

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※(価格は2020年12月15日時点、税別で記載)

[PR]提供:マイナビニュース