ウイルス対策ソフトは、悪質化するコンピューターウイルス(以降ウイルスとします)の対策として、会社には必須のソフトウェアです。本稿では、ウイルス対策ソフトの製品を比較するとともに、ウイルス対策ソフトの必要性と製品選定のポイントについて解説します。

資料請求をする(無料)»

※外部の資料請求サイト『ITトレンド』へ遷移します。

ウイルス対策ソフトとは

ウイルス対策ソフトとは、コンピューターウイルス(以降ウイルスとします)を検知・除去するためのソフトウェアです。基本的にパソコンやスマホなどの端末1台に1つのソフトを導入します。

近年は身代金を要求するランサムウェア(※)のように悪質なウイルスが増加中です。また、ウイルスにより個人情報漏えいなどのセキュリティ事故が発生すると会社の社会的信用が大きく揺らぎ、経営に大きな悪影響を与えます。ウイルス対策ソフトは、そのような事態から会社を守るためにも必須のソフトウェアです。

※ランサムウェア:感染して使えなくなったパソコンを人質に身代金を要求するソフトウェア

ウイルス対策ソフトの必要性

ウイルス対策ソフトを導入することで、情報漏えいや金銭被害などのリスクを軽減できます。個人情報漏えいが発覚すると、会社として社会的な信用を失いかねず、経済的損失も計りしれません。

Windows10には標準のウイルス対策ソフトとして「Windows Defender」がプリインストールされているので十分ではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、機密情報を扱う企業ならばより強固なセキュリティ対策のために市販のウイルス対策ソフトを使用する方が安全です。

ウイルス対策ソフト選定のポイント4つ

ウイルス対策ソフト選定のポイントを4つにまとめましたので、順番に解説します。

1、自社で利用している情報端末に対応しているか

ウイルス対策ソフトの多くは、対応OSがWindowsのみに偏っています。セキュリティ対策としてWindowsパソコンのみの対応でいいかどうか確認しましょう。

MacやLinuxマシンも業務で使っている場合は、対応しているウイルス対策ソフトを選択する必要があります。AndroidやiOSなど、スマートフォンに対応しているウイルス対策ソフトもありますので、必要に応じて検討しましょう。

2、自社の状況に合った機能があるか

ウイルス対策ソフトは、主にウイルス対策(マルウェアやランサムウェア対策も含む)・スパイウェア対策・フィッシング対策・スパム対策のいずれかに対応しています。多くの場合はウイルス対策がメインなので、自社の環境から考えて他の対策も入れたい場合は、必要な機能が提供されているかどうかを確認しましょう。

3、初期コストと運用コストの両方を確認

導入候補のウイルス対策ソフトを比較する場合は、初期コストと運用コストの両方を算出してから比較しましょう。月額料金が安価に見えても、従業員数(保護対象の端末台数)が多いと高額になる場合も少なくありません。必要な機能と予算のバランスを取るためにも、コストの算出は必要です。

4、動作が重くないか

ウイルス対策ソフトは、各端末やネットワークで動作します。そのためウイルス対策ソフトがインストールされていない場合に比べ、どうしても動作は重くなります。しかし、できる限り軽快な動きとなるよう配慮された製品もあります。トライアル版があれば実際に試してみて、動作が重くないかどうかを確認しましょう。

ウイルス対策ソフトおすすめ9選を徹底比較!

高水準なAIによりウイルス侵入前・侵入後どちらにも対応「SentinelOne」
株式会社TTM

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:パッケージソフト / クラウド / SaaS / サービス
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「SentinelOne」は、AI(機械学習)を利用したウイルス対策ソフトです。ウイルスの検知・除去だけでなく、従来のソフトにはなかった「ウイルス侵入後」の対策も行えます。

機械学習によりウイルス侵入後の影響を精査し、Rollback機能を使って迅速に端末を元の状態に戻せます。Windows・Mac・ LinuxなどのOSに対応しており、会社内で利用しているパソコンはOSを問わず導入できる点も魅力です。


侵入経路や被害範囲を可視化!迅速に対応できる「Trend Micro Apex One(セキュリティ監視付)」
SBテクノロジー株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:その他 / オンプレミス
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:50億円以上

トレンドマイクロ社のエンドポイントセキュリティ製品「Trend Micro Apex One」。「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」の後継製品です。EDR(Endpoint Detection and Response)機能により、ウイルスの防御だけでなく侵入後の事後対処にも力を発揮します。

EDRとは、エンドポイントでの脅威を検知し、対応を支援する機能のことです。特定しづらいマルウェア(悪意のあるソフトウェア)のようなウイルスに対して有効な手段として、最近のウイルス対策ソフトはEDR機能を取り入れています。

本ソフトは侵入経路や被害範囲を可視化でき、遠隔からインシデント(システム運用上問題をきたしかねない状態のこと)に対応することも可能に。数多くのWindows端末を抱えている大企業には、運用負荷の軽減が期待できる製品です。


新発想のマルウェア感染防止特化型「AppGuard(アップガード)」
大興電子通信株式会社

POINT
  • 参考価格:AppGuard Enterprise 別途問い合わせ、AppGuard SBE 1台年間サブスクリプション・6,000円(1~300ユーザーまで)、AppGuard Solo 1ライセンス年間9,800円
  • 提供形態:オンプレミス / クラウド
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「AppGuard」は、マルウェアの実行防止に特化した、新しいタイプのウイルス対策ソフトです。不正アプリの起動を防ぎ、マルウェアの侵入経路となり得るプロセスを監視することで、未知のマルウェアやファイルレスマルウェアの実行を防止します。

従来のウイルス検知・駆除ではないため、定義ファイルの更新は必要ありません。エンジンは軽快な動作でシステムに負荷をかけずにマルウェアの脅威から端末を守ることができます。

スパイウェア対策やフィッシング対策・スパム対策は対応範囲外のため、他の製品と併用を検討しましょう。


様々なサイバー攻撃を自動的に防御「ビジネス スイート プレミアム」
エフセキュア株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス / パッケージソフト
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「ビジネス スイート プレミアム」は、ウイルス対策だけでなく、スパイウェア・フィッシング・スパムにも対策できる総合的なセキュリティ対策ソフトです。未知のマルウェア対策はエンドポイント型サンドボックスで実現。物理環境と仮想環境の両方を保護し、電子メールやWeb・FTP保護など様々な機能があります。

また、セキュリティ管理を一元管理するとともにソフトウェアの自動更新など、多くの作業を自動化。運用管理に負担がかからないよう工夫されています。

1つの製品であらゆるサイバー攻撃に対応したいという場合におすすめの製品です。


外部からの脅威と内部からの情報漏えいに対応「Exosphere Endpoint Protection」
INTERLINE株式会社

POINT
  • 参考価格:Exosphere Endpoint Protection PRO(50ライセンス基準)の場合・新規月額400円、更新月額280円(どちらも1ライセンス)
  • 提供形態:クラウド
  • 対象従業員規模:10名以上
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「Exosphere Endpoint Protection」は、外部からのサイバー攻撃に対する対策(ウイルス対策、スパイウェア対策)とDLP(機密情報の流出対策)に対応する機能を備えたウイルス対策ソフトです。

外部からの脅威に対する機能としては、マルウェアやランサムウェアの検出・実行防止機能やWeb保護機能を提供。機密情報の流出対策機能としては、機密情報の検出と保護、ファイル転送遮断や不正印刷防止機能があります。

クラウド型で比較的安価な割に機能は充実しており、運用にかける人件費や導入&維持コストの負担が少ないため、中小企業でも導入しやすい製品です。

資料請求をする(無料)»

※外部の資料請求サイト『ITトレンド』へ遷移します。


標的型攻撃に特化したセキュリティ対策ソリューション「FireEye」
AJS株式会社

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:その他(ソリューション)
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「FireEye」は、仮想実行環境であるMVX (Multi-Vector Virtual Execution) エンジンを搭載し、標的型攻撃対策に特化したセキュリティ対策ソリューションです。

仮想実行環境でWebオブジェクトやURL、ファイルなどの静的解析を行った後、不正な通信を行っていないかなどの動的解析をリアルタイムに行い、高い検知精度で標的型攻撃に対応します。

ソリューションとしては無償で攻撃者の潜伏調査が利用できるほか、有償でインシデントの駆除や評価・準備・運用のコンサルティングが受けられます。


モバイル端末にも!サンドボックスで未知ウイルスに対応「エフセキュア アンチウイルス」
株式会社 USEN ICT Solutions

POINT
  • 参考価格:月額400円 ~ 4,000円(1ライセンス・Computer Protection、モバイルは最低5ライセンスから、最低契約期間1年)
  • 提供形態:クラウド
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「エフセキュア アンチウイルス」は、利用する端末の種類によって月額料金が決まる、安価なクラウド型のウイルス対策ソフトです。ウイルス定義ファイルは自動更新で、未知のウイルスに対してはサンドボックス機能で挙動を検知し対応します。

本ソフトの大きな特徴は対応OSの幅広さ。Windowsはもちろん、Mac、Linux、AndroidにiOSでも利用できます。モバイル端末でも利用できるため、端末の盗難・紛失対策機能もあります。


セキュリティ専用機器でウイルス対策「ビジネスセキュリティ(VSR)」
株式会社 USEN ICT Solutions

POINT
  • 参考価格:別途問い合わせ
  • 提供形態:オンプレミス
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「VSR」は、バリオセキュア社のビジネスセキュリティ専用機器の一種で、豊富なセキュリティ機能・ネットワーク機能・冗長化機能を搭載しています。ウイルスプロテクション機能もあり、Webアクセスやメール送受信の際、ウイルスチェックを行い、必要に応じてウイルスを駆除します。

ウイルス定義ファイルは2時間ごとに自動更新されるので、手動更新の手間もかかりません。クライアント端末にインストールする必要もなく、運用はオンラインで一元管理できます。


中小企業向けのOSプロテクト型マルウェア実行防止「AppGuard Small Business Edition」
大興電子通信株式会社

POINT
  • 参考価格:1台年間サブスクリプション・6,000円(1~300ユーザーまで)~
  • 提供形態:クラウド
  • 対象従業員規模:1~300名
  • 対象売上規模:全ての規模に対応

「AppGuard Small Business Edition」は、従業員300名までの中小企業向けに負担の少ない価格で提供しているウイルス対策ソフトです。未知のマルウェアはファイルレスマルウェアの実行防止に特化しており、スタンドアロン型と同じ設定をプリセットすることで低価格化を実現しています。

すでに他のウイルス対策ソフトを導入していてマルウェア対策を追加したい場合、低コストでマルウェア対策をしたい中小企業に適した製品です。

ウイルス対策ソフトは会社の事業継続に必要

ウイルス対策ソフトは、会社のIT環境をサイバー攻撃の脅威から守ることで、会社の社会的な信用と資産を守ります。会社の事業継続には必須のソフトウェアと言えますので、必要な機能・自社の使っている端末種類・予算などを比較して検討しましょう。

どのウイルス対策ソフトを選べばよいか迷う場合は、ぜひ以下から資料を入手して参考としてください。

資料請求をする(無料)»

※外部の資料請求サイト『ITトレンド』へ遷移します。

※(価格は2020年12月8日時点、税別で記載)

[PR]提供:マイナビニュース