BIツール「Tableau」の魅力5選|複雑なライセンスプログラムも整理!

BIツール

全世界で数多くの導入実績を持つBIツール、Tableauをご紹介します。非常に高機能かつ、多機能であるTableauの製品の魅力に迫るほか、ライセンス形態についても説明しています。ビッグデータを効率よく活用するためのソリューションとして、ぜひ注目ください。

Tableauとは?

Tableauとは、データコラボレーション(データの加工、可視化・分析、共有、意思決定)をスムーズに行うことができる、全世界で数多くの導入実績を持つBIツールです。多くのデータソースに対応しているため、企業内に散在する種々様々なデータをTableauで取り扱うことが可能です。

高機能かつユーザフレンドリーで使いやすいTableau。その魅力をこの記事ではご紹介します。

そもそもBIツールとは

BIツールとは、企業が日々の活動で生み出す膨大なデータを、収集、統合、正規化、可視化、分析するためのソフトウェアを指します。BIツールを利用して得た分析結果は、経営判断や事業戦略の指標として活用することができます。

Tableauの魅力5選

Tableauならではの魅力として、主に「ビジュアライゼーション」「連携性」「データの自動更新」「ダッシュボード」「分析結果の共有」が挙げられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Tableauの魅力1:ビジュアライゼーション

Tableauは、分析対象のデータをグラフィカルに表現するための手法を、テンプレートとして数多く用意しています。

一般的なデータ表現方法の一つであるクロス集計やスプレッドシート。美麗にレイアウトされたチャート、テーブル、グラフにマップ。こうした数々の表現方法について、Tableauではドラッグ&ドロップ操作で配置していくことが可能。視覚性に優れたダッシュボードを簡単に作ることができます。

Tableauの魅力2:連携性

データ活用において、企業内に散在するシステムのデータを統合して取り扱えることは必須の要件となります。

Tableauは様々なデータソースとの接続が可能。ExcelやCSVファイルはもちろんのこと、OracleやSQL Server、SalesForce、SAPなど数百のデータソースに対応しており、主要なデータベースであれば問題無く連携することができます。

Tableauの魅力3:データの自動更新

日々の分析レポートをExcelで作成されている方は多いと思います。しかし、データの更新作業は、とても面倒で工数のかかる作業です。また、数値の整合性の確保も大変でしょう。

Tableauは、データソースとの接続形式を「ライブ接続」に設定することにより、レポートするデータをリアルタイムで更新することが可能です。常に最新データに基づく情報を出力できるため、利用者の意思決定を円滑にしてくれます。

Tableauの魅力4:ダッシュボード

事業全体の現状を可視化する。アクションを立案、実行、検証してPDCAサイクルを実現させる。その中で、BIツールのダッシュボード機能はとても重要になってきます。

先述のとおり、Tableauでは、ダッシュボードの実装に複雑なプログラミングは必要ありません。視覚性に富んだダッシュボードを用意することで、利用者は一画面の中で必要な情報を即座に把握することができます。

Tableauの魅力5:分析結果の共有

例えデータから洞察が得られたとしても、その知見が個人の中に留まっていては、組織としてのパフォーマンスを高めていくことができません。分析結果が簡単に共有できることも、BIツールに求められる重要な要件の一つです。

Tableauで作成したダッシュボードは、ExcelやPowerPoint、PDFファイルに出力することができます。また、ダッシュボードそのものを配布することも可能です。

Tableauのライセンスプログラムを整理

パワフルで高機能なBIツールであるTableau。同製品は、利用するユーザー数や機能に応じた幅広いライセンスプログラムを用意しています。ここにあたって、まず知っておきたいことがあります。「Tableauには3つの異なるソフトウェアがある」ということです。

Tableauには、ローカルPCにインストールして単独で使用するTableau Desktop、Tableau Desktopで作成したワークブックを公開、共有、管理するためのTableau Server、分析に必要なデータの前処理を行うTableau Prep Builder、以上の製品があります。そして、ライセンスプログラムによって使える、ユーザーが利用できる製品が異なります。

ここでは、Tableau Creator、Tableau Explorer、Tableau Viewerの3つのライセンスプログラムをご紹介します。

ライセンスプログラム1:Tableau Creator

Tableau Creatorは、データアナリストやパワーユーザー向けのライセンスプログラムです。データ分析に必要な全ての機能を利用することができます。

Creatorライセンスでは、Tableau Desktop、Tableau Server、Tableau Prep Builderといった全ての製品が利用でき、作成したレポートやワークブックを自由に公開、管理、共有することが可能です。

ライセンスプログラム2:Tableau Explorer

Tableau Explorerは、セルフサービス型BIを導入しようとしている組織におすすめしたいライセンスプログラムです。

同ライセンスでは、管理者がTableau Serverで公開、共有されたワークブックを用いて分析を行うことができます。また、同ワークブックを再利用して、新しい独自の分析を行うことも可能。管理者が用意したダッシュボード、ワークブックを閲覧するだけでなく、ユーザー自身が手を加えながらデータを分析していく。そんな組織を目指す場合、最適なライセンスプログラムとなるでしょう。

ライセンスプログラム3:Tableau Viewer

組織によっては、「ユーザーは定型データが見られれば良い」という場合もあるでしょう。そんな時には、データ閲覧に特化したライセンスプログラムであるTableau Viewerを選択しましょう。

Viewerユーザーは、ダッシュボードの表示やフィルタリングの操作、サブスクリプションの受信や管理、データドリブンアラートの受信などを、Webブラウザやモバイルデバイスで行うことができます。

Tableauでデータ活用を加速しよう

Tableauの特徴やライセンスプログラムについて紹介してきました。Tableauを活用することで見えてくる数々のインサイトは、事業運営や企業経営にあたって強力な指針になるはずです。

同製品はトライアル版も提供しているため、試用してその実力を確認して見ることをおすすめします。

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