また、テレワーク(在宅勤務)の導入を推進する企業が急増している状況の中では、自宅のPCで快適にかつ安全に業務を行えることも重要となります。「m-Book Wシリーズ」は、在宅勤務に必要な基本スペックを備えており、大画面ディスプレイと合わせ、実用性満点の業務デバイスとして利用することが可能です。

CPUには第9世代のIntel Core i7-9750Hを採用。6コア/12スレッドでベースクロック2.60GHz、ターボ・ブースト時4.50GHzと、高速処理を実現する性能を備えています。さらに今回の試用機では、メモリが16GB、起動ドライブがNVMe対応の256GB M.2 SSD、データドライブとして1TB HDDを搭載。グラフィック・アクセラレーターにGeForce GTX 1650を採用するなど、クリエイティブ用途でも快適に使える構成です。

  • 6コア/12スレッドのCore i7-9750Hは、一般業務からクリエイティブ用途まで余裕を持って実行できるポテンシャルを持つ。今回は試していないが、ゲーム用途でも快適な動作が期待できる

    6コア/12スレッドのCore i7-9750Hは、一般業務からクリエイティブ用途まで余裕を持って実行できるポテンシャルを持つ。今回は試していないが、ゲーム用途でも快適な動作が期待できる

キーボードはキーピッチが約18.2mm、キーストロークが約1.8mmとなっており、長いテキストもスムーズに入力することができます(今回の記事も「m-Book Wシリーズ」の試用機で作成)。LDEバックライトでキーの周りを照らすため、暗い場所でも問題なく作業でき、テンキーも付いているので、数字の入力が多い仕事も快適です。タッチパッドも大きく、右ボタンと左ボタンが独立していて使いやすい印象を受けます。筆者は基本的にノートPCでもマウスを使う派なのですが、本製品に関しては、タッチパッドでもストレスを感じることなく作業ができました。

  • キーボード手前のパームレスト部分が広いため、打ちやすい位置に両手を置ける。キー配置にも違和感はなく、使いやすい印象だ

    キーボード手前のパームレスト部分が広いため、打ちやすい位置に両手を置ける。キー配置にも違和感はなく、使いやすい印象だ

  • テンキーが用意されているのも、在宅勤務向きのポイント。数値を入力することが多い業務では、作業効率が大きく変わる

    テンキーが用意されているのも、在宅勤務向きのポイント。数値を入力することが多い業務では、作業効率が大きく変わる

また、タッチパッド部には指紋センサーも搭載。Windows Helloに対応しており、指紋を設定しておけばスピーディにロックを解除できます。在宅勤務では、使いやすさを重視してセキュリティを甘くしてしまいがちですが、ロック解除が容易な指紋認証を活用すれば、使い勝手とセキュリティを両立できます。いくら自宅といっても、会社の機密データが誰でも見られる状況は危険。指紋センサーを搭載した「m-Book Wシリーズ」は、"仕事マシン"としても十分に使える製品といえそうです。

  • 指紋センサーはタッチパッドの右上に内蔵されている。認識精度は高く、スピーディなロック解除が可能となる

    指紋センサーはタッチパッドの左上に内蔵されている。認識精度は高く、スピーディなロック解除が可能となる