PCの利用範囲を広げる外部インタフェースも充実しています。USB Type-A端子は3つで、そのうちの1つがUSB 3.0対応。さらにUSB Type-C 3.1 Gen1端子も用意されており、さまざまなデバイスと接続できます(※)。ディスプレイ出力も4K対応のHDMI端子とアナログVGA端子が搭載されており、外部ディスプレイとつないで大画面で操作することが可能です。

※40W(20V/2A)以上を出力可能なUSB Power Delivery対応機器であれば、本体に充電可能。ただし、すべての対応機器の動作を保証するものではありません。またThunderbolt 3、映像出力には対応しておりません。

  • 左側面にはLAN、VGA、USB Type-C、HDMI、USB 3.0の端子が配置(左)。右側面にはセキュリティスロット、DVDスーパーマルチドライブ、USB 2.0×2、マイク、ヘッドセット端子が並ぶ(右)

もちろん、LAN端子やSDメモリーカードスロット、ヘッドセット端子、マイク端子なども搭載されており、拡張性に関してはなんの問題もありません。モバイルノートPCでは最小限の端子しか使えないケースも多く、このあたりはスタンダードPCの優位性が出ているといえそうです。

  • 前面にはSDメモリーカードスロットのほか、電源、バッテリー、ディスクアクセスのインジケータが配置されている

本製品には、近年のノートPCでは省かれることの多い光学ドライブが右側面に配置されています。標準ではDVDスーパーマルチドライブですが、マウスコンピューターのWebサイトから購入する場合は、カスタマイズでBlu-rayディスクドライブを選択することも可能です。

また、ディスプレイ上部のベゼルに100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクが搭載されており、ビデオ通話なども容易に行えます。

  • ディスプレイ上部にはWebカメラとマイクを搭載。プライベートのビデオチャットからビジネスのテレビ会議まで、幅広い用途をサポートする

幅広い使い方に対応する基本スペックを持ち、目的に合ったモードに切り替えることも可能

mouse F5-i3では、その名が示すとおりインテルのCore i3-8145Uを採用しています。動作クロック2.10GHz(ターボ・ブースト時最大3.90GHz)、2コア/4スレッドのCPUは、文書作成やWeb閲覧といった一般的な使い方ではまったく問題ない性能を備えています。

メモリは8GBで複数アプリを同時起動しても利用でき、ストレージは256GBのSSDを採用。カスタマイズでSSDの容量を増やしたり、HDDを追加することも可能です。Windows 10 Homeを快適に使うために必要な基本スペックはクリアしているといえます。ボディサイズが大きめなため排熱効率にも優れており、負荷の高い作業を行わなければ、ファンの音をうるさく感じることはほとんどないでしょう。

また前述したとおり、本製品にはControl Center 3.0というユーティリティツールが標準搭載されています。このツールでは、「エンターテイメント」「パフォーマンス」「省電力」「静音」の4つのモードを用意し、「高度な処理を行いたい」「長時間使いたい」といったニーズに合わせて切り替えることが可能。

  • Control Center 3.0では、4つのモードを切り替えて好みの環境に設定することができる

    Control Center 3.0では、4つのモードを切り替えて好みの環境に設定することができる

標準ではバッテリー持ちと性能のバランスに優れた「エンターテイメント」が選択されています。また、このツールではファンのスピードも設定できます。

  • Control Center 3.0の「FAN SPEED SETTING」画面では、CPU温度を確認しながらファンの速度を調整することが可能

    Control Center 3.0の「FAN SPEED SETTING」画面では、CPU温度を確認しながらファンの速度を調整することが可能