寒さもゆるみ、桜の便りも聞こえてきて、そろそろお出かけのシーズン。社会人カップルののぞみとつばさは、次の休みは思い切りリフレッシュしたい! と、ネットの情報を元にあれこれ計画を立てているようです。関西方面でおいしいお酒とグルメを楽しみたいと考えているのぞみに、つばさが提案した旅は?

登場人物

のぞみ:20代女子。おいしいものやお酒が大好き。


つばさ:20代男性。のぞみの彼氏。鉄道旅行には慣れている。今回、のぞみに酒蔵をめぐる鉄道旅行を提案する。

次のお休みは「日本酒の酒蔵めぐり×鉄道旅行」

おつかれー! やっと仕事がひと段落したし、次の休みはリフレッシュしたいなー

君のことだから、おいしい料理を食べつつ、お酒……じゃなくて、お酒お酒お酒ってところだろ

あはははは……

ふだんは会社近くのお店でお酒を楽しんだり、近場で日帰りデートを楽しんでいるふたり。次の休みは泊りがけで遠出しようと計画しているようです。

久しぶりにどこか遠くへ遊びに行きたいし、旅行に行かない?

いいねえ。おいしいお酒が飲めればなおいい!

お酒どころへ行って、酒蔵めぐりするのはどうかな? 日本酒を造っている酒蔵を何ヶ所かめぐってさ、大人の社会科見学ってことで勉強しつつ、お酒の飲み比べすればいいじゃん。たくさん飲めるよ(笑)

そういうの聞いたことあるけど、やったことないな。でも、そうなったらドライブだと無理だよね

そうだなあ……鉄道で出かければ好きなだけ飲めるし、新幹線を使えば、けっこう遠くまで行けるよ

たしかに! じゃあさ、関西がいいな。食べ物はおいしいし、『灘五郷』とか有名なお酒どころがあるから!

いいね! 駅弁買って、のぞみと同じ名前の新幹線に乗って、発車するなり、缶ビールでもプシュ! とやりたいんでしょ

バレてるな?(笑)

column:東京から行くなら、この列車!

東京から兵庫県方面へ出かけるなら、やはり東海道・山陽新幹線。「のぞみ」なら東京から姫路まで約3時間だ。仮に退勤後、18時頃の列車に乗っても21時頃には現地に着ける。
姫路に停車する「のぞみ」は少ないので、全列車が停車する新神戸で後続の「ひかり」「こだま」に乗り換える方法もある。「のぞみ」は最大で1時間当たり12本も走っているので、指定席も取りやすい。

兵庫で3つの酒蔵をめぐろう!

つばさは、スマホをいじって、なにやら調べているようです……。数ある酒蔵の中から彼が選んだのは3ヶ所。姫路の「灘菊酒造」と、灘の「白鶴酒造」「菊正宗酒造」です。

何をカンニングしているのさ?

きちんと時刻表を調べて、姫路駅に停まる『のぞみ』を選んでいるのさ。それだと楽だろ?

ありがたい! ユネスコ世界文化遺産の姫路城にも立ち寄れそうだし、旅慣れたつばささんには感謝せなあきまへんな

関西へ行くからって、無理に関西弁にしなくてもいいの(笑)


つばさが調べていたサイト、実は「トレたび」でした。鉄道のことはもちろん、観光やグルメの情報も充実している鉄道旅行のサイトです。

\Check!/ トレたびって?

今が旬の観光列車の旅、一度は乗ってみたい豪華列車の旅、青春18きっぷなどJRのトクトクきっぷ(割引きっぷ)を使った旅、ちょっとマニアックな経路や時刻表検索など、鉄道旅行をしたくなる情報満載のサイト。

では、のぞみが好きそうな酒蔵を3ヶ所、僕が厳選させていただきました!

おっ、つばさも少しはお酒のことがわかってきたようね(笑)

偉そうだなあ(笑) 。まずは姫路駅から山陽電鉄に乗って『灘菊酒造』へ行こう

は~い! 山陽電鉄って言われてもわかんないから、ちゃんと連れてってね(笑)

山陽電鉄の山陽姫路駅は、JR姫路駅の北側に隣接しています。そこから普通電車で約2分、隣の手柄駅で降りて5分ほど歩いたところにある「灘菊酒造」が最初の目的地です。

灘菊酒造のお酒って、飲んだことないかも

灘菊酒造さんは、姫路では絶大な人気を集めている酒蔵だよ。でも、ほとんどが地元へ出荷されているから、なかなか東京ではお目にかかれないんだ

そういうことには詳しいんだな


あれ? のぞみも、何かのサイトをスマホて見ているようですが……

直営レストランや直売所もあるから、ここで造られたお酒が気軽に楽しめるのも、ポイント高い!

会社の名前にもなっている『灘菊』シリーズは、ラベルもかわいいよ

ここ、女性の杜氏さんもいるの。だからかな、お米のうまみとソフトな切れ味が一緒に楽しめるお酒を造ってるんだよ

なるほど、飲みやすそうだ。これならのぞみほどお酒に強くない僕でもおいしく飲めるかも

『お酒と食文化のハーモニー』をモットーにしているから、酒蔵の横にあるレストランでは、姫路の名物の穴子料理なんかも楽しめるわけ

1月から3月には酒蔵の醸造設備も見学できるのか……、これにも参加してみたいな

「トレたび」には、そんな情報も載ってるしね!

あ……ばれてた?(笑)


灘菊酒造

住所:兵庫県姫路市手柄1-121
問い合わせ先:079-285-3111(代)/公式サイト

「トレたび」を仲良く見つつ、情報を集める2人。いよいよ次は、酒どころの灘へ。西宮市から神戸市東灘区、灘区にかけての海に近い一帯にある、「灘五郷」と呼ばれるエリアです。

五郷とは西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つ。上質な酒米「山田錦」と「宮水」と呼ばれるミネラル分豊富な地下水に恵まれ、江戸時代から日本酒の最大の産地として知られています。

次は白鶴酒造。ここは有名だよね

姫路駅からJR住吉駅か、阪神本線の住吉駅だね。新幹線だと西明石駅か新神戸駅を経由するけど、乗り換え回数が増えるなあ……

荷物を持って何回も乗り換えしたり、長い道を歩くのはちょっとつらいかも……

姫路駅から三ノ宮駅まで新快速に乗って、阪神本線に乗り換えよう。阪神の住吉駅から白鶴酒造までは徒歩5分くらいかな。ホテルは神戸市の中心部に取れば、三ノ宮駅のコインロッカーに荷物を入れて出かけられるよ

関西では、同じ名前の駅でも鉄道会社が別なら、お互いかなり離れていることがあるから気をつけろよって、出張の時に大阪出身の部長から釘を刺されたなあ……。JR住吉駅から行く場合は、白鶴酒造まで徒歩15分だね

そういう関東と関西の違いを見つけるのも、旅の楽しみかもね



白鶴酒造では、「白鶴酒造資料館」の見学ができる

酒造に使われた道具などを展示しているんだね。蝋人形がリアルだな……

おいしいお酒を造るだけじゃなくて、日本最大級の酒造会社だから、地元の発展にも大きな貢献をしたんだね

おっ、珍しくお酒以外に興味持ったね(笑)

もちろん直営店がお目当てですよー! ここでしか買えないお酒もあるんだから

白鶴もいろんな日本酒を造っているんだなあ

どこの酒屋さんでも売っている一般的な銘柄から、日本酒通が目の色を変える純米大吟醸まで造っているのが白鶴酒造。生産量では、灘で一番と言われてるよ

白鶴酒造<白鶴酒造資料館>

住所:兵庫県神戸市東灘区住吉南町4-5-5
問い合わせ先:078-822-8907、(FAX)078-822-4891
時間:施設見学 9:30-16:30
※製造設備は見学不可
定休日:お盆(2020年8月13日-8月17日)、年末年始(2020年12月27日-2021年1月4日)
※設備のメンテナンス等のため臨時休館する場合有
値段:無料(団体見学案内は要事前申込)

最後の目的地、菊正宗酒造へは、白鶴酒造から歩いて10分ほどです。

菊正宗も有名な銘柄だよね

そうそう! しかも、そういう有名どころの酒蔵が、ギュッと固まってあるのが灘のすごいところ

ぶらぶら歩いているうちに、すぐ着いちゃいそうだ。最寄り駅で言ったら六甲ライナーの南魚崎駅だけど、帰りは住吉川をながめながらのんびりJR住吉駅まで歩いてもいいね

酔っ払ってなければね(笑)

君と一緒にしないでくれ(笑)


菊正宗酒造記念館は、かつて酒造りを始めていたという"午前3時の様子"が再現されています。また、「樽酒マイスターファクトリー」では、酒造りに欠かせない樽を作る技術をいつまでも残そうと、実際に職人たちが樽作りに励んでおり、その様子を見学できます。

午前3時に仕事を始めるなんて……つばさには永遠に無理だね(笑)

会社に遅刻しないよう、毎日頑張ってますよー(笑)

でも、この職人さんたちがいなかったら、おいしい日本酒は絶対に造れないのよね。ありがたすぎます!

2019年には、ここも含めた灘の酒樽製作の技術が『国選択無形民俗文化財』に選ばれたんだって

樽ももちろんだけど、菊正宗は『きもとづくり』という昔ながらの酒造技術をすごく大事にしているの。自然の乳酸菌の力を借りて発酵させているから、丈夫で力強く味わい深い日本酒ができるんだ


樽酒は、樽の香りがいい匂い!

さすが、酒博士ののぞみ先生!


菊正宗酒造<菊正宗酒造記念館>

住所:兵庫県神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
問い合わせ先:078-854-1029、 (FAX)078-854-1028
時間:施設見学 9:30-16:30
定休日:年末年始
値段:無料
こうして2人は「トレたび」の情報をフル活用して、酒蔵めぐりのプランを立てたのでした。

酒蔵めぐりが終わったら、神戸のホテルへ戻って、神戸牛のすき焼きでも食べに行くことにしますか!

待ってました!(笑)

今回は、私もいろいろと勉強させていただきました

兵庫から帰ってきたら、夏休みは北海道か九州にでも行きたいね

それも「トレたび」で調べるんでしょ(笑)

▼今回、のぞみとつばさが参考にしていたトレたびの記事「列車旅なら飲まなきゃ損! 日本全国酒蔵めぐり 兵庫編」はこちら!

column:「サンライズ瀬戸・出雲」に乗ろう!

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」も、実は姫路への旅行に使える。東京発22時、姫路着は翌朝5時25分だ。もちろん山陰や四国への旅なら、どんどん利用したい。
設備は個室A寝台(シングルデラックス)と個室B寝台(シングル、ソロ、シングルツイン、サンライズツイン)、そして寝台料金不要ながら横になれる「ノビノビ座席」に分かれる。
都会を出発して、目が覚めたら朝もやにけむる見知らぬ風景の中を走っているという、旅気分満点の体験ができるのも、夜行ならではだ。

もっと鉄道旅行を知るなら「トレたび」をチェック!

「トレたび」はJRグループの協力で運営されている、鉄道旅行を楽しむためのサイトだ。『JR時刻表』『旅の手帖』などを発行する旅の専門出版社・交通新聞社が、懐かしくて新しい旅行スタイルを提案する。列車を使ってさまざまな観光地、グルメスポット、体験スポットなどをめぐる「旅行ガイド」のコーナーをはじめ、鉄道の詳しい知識を得られる「鉄道を知る」コーナーなどがある。もちろん、割引きっぷの情報や、鉄道旅行に関するニュースも盛りだくさん。

また、サイト内で列車の時刻や旅の経路を調べることもできれば、条件に合わせた旅館やホテルの検索もできる。まさに「鉄道旅行の総合サイト」だ。「どこへ行こうか?」と出発前にプランニングする段階はもちろんのこと、出発してからも、現地の情報を調べるためにも活躍することだろう。

鉄道旅行を計画するなら「トレたび」をぜひチェックしてみてほしい。

画像提供:関友美、灘菊酒蔵、菊正宗酒造、PIXTA

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