2020年1月14日に、Windows 7の延長サポートが終了し、ソフトウェアやセキュリティの更新プログラムが提供されなくなりました。そのままWindows 7 PCを使い続けると、マルウェアなどの脅威に対して無防備になるため、Windows 10への移行は不可欠。長い間使い続けてきたWindows 7 PCとお別れして、最新のWindows 10 PCを使い始めたというユーザーも少なくないでしょう。

  • Windows 7の延長サポートが2020年1月14日に終了。使い続けていると、このようなメッセージが表示されるようになります

    Windows 7の延長サポートが2020年1月14日に終了。使い続けていると、このようなメッセージが表示されるようになります

とはいえ、Windows 10も既にリリースから5年近くたったOSです。いまさら触り始めるとなると、戸惑う場面もあるかもしれません。そこで本稿では、高性能CPUを搭載した、マウスコンピューターの最新モバイルノートPC「mouse X4-i5」を使って、以前のWindows OSを使っていたユーザーがWindows 10に触れた際につまずきやすい基本操作の変更点や、新たに搭載された便利機能などを確認していきます。

これまでのWindowsとは異なり、Windows 10は定期的に大型アップデートを実行するという方式になりました。一度Windows 10に移行すれば、次のWindows(例えば「11」など)に切り替えることなく、最新バージョンを使い続けることができます。これからは、Windows PCを使うユーザーすべてがWindows 10を活用することになるため、基本操作をチェックしておくことが大切になるでしょう。

マウスコンピューター「mouse X4-i5」



コストと性能のバランスに優れた14型フルHDのモバイルノートPC。最新の第10世代Intel Core i5を搭載しており、さまざまな用途に使える基本性能(重量1.13kg、Wi-Fi 6対応、Window Hello対応の顔認証カメラなど)を備えています。軽量かつスリムな筐体に、入力しやすいキーボードデザインを採用しており、モバイル向けの機能を多数搭載したWindows 10との相性も抜群。バッテリーも最大約12時間の長時間駆動を実現し、外出先でも快適に利用することができます。


STEP1:デスクトップと[スタート]メニュー、各種設定へのアクセス方法を確認

Windows 10はシンプルかつ使いやすいデスクトップ画面を採用。アプリの起動や各種検索、通知の確認、よく使う設定といった操作はタスクバーから行えるようになっています。タスクバーの基本的な構成はWindows 7と似ていますが、細かい部分が変更されています。まずは主なタスクバー項目をチェックしておきましょう。

➀[スタート]アイコン：ここからアプリの起動や設定画面の表示、シャットダウンなどを行います。
➁検索ウィンドウ：PC内のファイル、アプリの検索からWeb検索までを行えます。
➂[Cortana]アイコン：マイク機能を搭載したPCならば、音声で各種操作や検索が実行できます。
➃タスクビュー：複数のデスクトップ画面を作成して切り替えられます。タイムラインで操作履歴を確認することも可能です。
➄[エクスプローラー]アイコン：ファイルへのアクセスはここから行います。
➅[アクションセンター]：各種通知と、よく使う設定項目が表示されます

[スタート]アイコンをクリックすると[スタート]メニューが表示されるのはWindows 7と同じです。さらにWindows 10ではよく使うアプリをタイルとして登録できるようになっており、Windows 8/8.1のタブレットモードのように利用可能です。ちなみにタブレットモードはWindows 10にも用意されており、タブレットPCならタッチ操作でスムーズに作業することができます。

  • Windows 7の[スタート]メニューはアプリの一覧や各種設定項目、検索ウィンドウなどで構成されていました

    Windows 7の[スタート]メニューはアプリの一覧や各種設定項目、検索ウィンドウなどで構成されていました

  • Windows 10の[スタート]メニューは、アプリ一覧の右にタイルを配置できるようになっています

    Windows 10の[スタート]メニューは、アプリ一覧の右にタイルを配置できるようになっています

  • アプリ一覧のアルファベットや記号、50音のインデックス部分をクリックすると、インデックス表示に変わります。目的のアプリを探しやすくする便利な機能です

    アプリ一覧のアルファベットや記号、50音のインデックス部分をクリックすると、インデックス表示に変わります。目的のアプリを探しやすくする便利な機能です

  • アプリ一覧のアイコンをタイルのスペースにドラッグ&ドロップするとタイルを登録できます。よく使うアプリを配置しておくと効率的です

    アプリ一覧のアイコンをタイルのスペースにドラッグ&ドロップするとタイルを登録できます。よく使うアプリを配置しておくと効率的です

Windows 10の[スタート]メニューで[設定]アイコンをクリックすると、[Windowsの設定]画面が表示されます。Windows 7におけるコントロールパネルのようなもので、Windows 10の各種設定はこの画面から行います。一応、コントロールパネルも残っていますが、今後は[Windowsの設定]画面から行うのが基本となるので、各項目をチェックしておくといいでしょう。

  • Windows 10で設定を行いたい場合は、[スタート]メニューの[設定]アイコンをクリックします

    Windows 10で設定を行いたい場合は、[スタート]メニューの[設定]アイコンをクリックします

  • [Windowsの設定]画面には多くの項目が用意されています。項目をクリックすると画面が切り替わります

    [Windowsの設定]画面には多くの項目が用意されています。項目をクリックすると画面が切り替わります

  • [Windowsの設定]画面で[システム]をクリックし、画面左で[バージョン情報]をクリックすると、PCの基本スペックやWindows 10のバージョンなどが確認できます

    [Windowsの設定]画面で[システム]をクリックし、画面左で[バージョン情報]をクリックすると、PCの基本スペックやWindows 10のバージョンなどが確認できます

  • [Windowsの設定]画面で[更新とセキュリティ]→[Windows Update]をクリックすると、更新プログラムを確認したり、アップデートを実行したりできます

    [Windowsの設定]画面で[更新とセキュリティ]→[Windows Update]をクリックすると、更新プログラムを確認したり、アップデートを実行したりできます