テクノロジーの進化は、あらゆる業種のビジネスを変革させています。また、少子高齢化による就労人口の減少が社会問題化している現在、多くの企業が柔軟なワークスタイルの実現や業務効率化による生産性の向上に取り組んでいます。そして、建築・土木・製造など、さまざまな分野における設計(図面作成)業務にも、この波は押し寄せています。

マイナビニュースでは2019年12月、読者会員(設計管理職)を対象にしたアンケートを実施。設計作業とは”切っても切り離せない”CADの利用状況から、業務効率化のいまを検証してみました。

業務効率化をCADに求める一方で……

まずCADの導入目的を聞く設問では、49%が「設計時間を短縮・効率化したい」を選択しており、設計分野の業務効率化において、CADの役割を重要視していることがわかります。

コンピュータを用いた設計作業を支援するために開発されたCADの歴史は古く、近年では建築や製造業をはじめ、3D CADのニーズも高まってきています。このため、多くの企業が設計業務の課題を解決するため最新CADソフトウェアの導入を進めています。

ところが、CADソフトウェアを導入したすべての企業が、図面作成における課題を解決できたわけではありません。「CAD利用に関するアンケート」のCADソフトウェアの課題を聞いた設問では、49.5%の回答者が「単純な繰り返し作業が多い」を選択したほか、32.6%が「部品リストの作成が面倒」を選ぶなど、CADの導入が効率化につながっていないことがみえてきます。

こうした状況に陥らないためには、業務効率化を実現するための機能を網羅したCADソフトウェアを選択することが重要となります。そこで注目したいのが、オートデスクが提供しているCADソフトウェア「AutoCAD」です。

30年以上の歴史を誇るCADソフトウェアの"定番"と呼べる製品で、世界中のユーザーからの要望を反映させた利用者目線のバージョンアップを繰り返しており、業務効率化に役立つ機能も数多く実装されています。

加えて3次元にも対応し、モバイルやクラウドといったテクノロジーも活用できるなど、最先端のCAD環境を実現してくれるだけでなく、近年ではサブスクリプション方式を採用し、適切なコストで運用できるほか、AutoCADの機能の多くを低コストで利用できる「AutoCAD LT」も提供しており、導入ハードルは高くありません。実際、「CAD利用に関するアンケート」の「お使いのCADソフトウェアを教えてください」という設問では、43.5%が「AutoCAD」、21.2%が「AutoCAD LT」と回答しており、高いシェアを誇っていることがわかります。

効率化の実現は、AutoCADの理解から

このように、CADユーザーからの認知度や信頼度は抜群の「AutoCAD」ですが、今回実施したアンケートでは、AutoCADを利用している回答者からも、業務の効率化が解決できていないという声が聞こえてきています。

この結果からは、多くのユーザーがAutoCADの持つ効率化機能を使いこなしていない、もしくは機能が搭載されていることを認識していないことがうかがえます。

「定番のCADソフトウェアとして揺るぎない地位を築いたAutoCADですが、その反面『高機能すぎて使いこなせない』『利用コストが高い』といったイメージを持つお客様もいらっしゃいます。搭載された機能を知らず、昔ながらの非効率的なやり方のまま作業しているケースや、標準で使える機能を『追加コストがかかる』とお思いで利用してないケースも珍しくありません」とオートデスク株式会社 技術営業本部 建設ソリューション クラウドスペシャリストの大浦 誠氏は現状を説明します。

  • オートデスク株式会社
    技術営業本部 建設ソリューション クラウドスペシャリスト
    大浦 誠氏

なかでもAutoCADのサブスクリプションメンバーになると、各業種に特化した機能が使える「業種別ツールセット」を追加費用なしで利用することができます。ところが、「CAD利用に関するアンケート」で質問したところ、「業種別ツールセットを知っている」と答えた回答者は45.9%と約半数で、使っていない理由として14.3%が「使ってみたいが高そうなので使っていない」と回答するなど、ユーザーが誤った認知をしてしまっており、せっかくの機能が活かされていないことがわかります。

先に述べたように、AutoCADはユーザーの意見をフィードバックした効率化機能が多数搭載されています。業種別ツールセットは、「Mechanical(2D機械設計)」「Electrical(電気制御設計)」「Architecture(建設設計)」など7つの業種向けに用意されており、各業種特有の作業を効率化してくれます。たとえば、Mechanicalのツールセットでは、寸法を入力する作業を効率化する機能が搭載されており、手動で入力した場合に3分かかる作業を1分程度で行えるなど、大幅な作業時間短縮を実現しています。また、紙の図面を取り込んだラスターデータをCADのデータに変換し、既存の図面を有効活用できる「Raster Designツールセット」も利用できます。

また、AutoCAD自体にも数々の機能やツールが実装されています。企業が定義した仕様で図面が作成されているかを効率的にチェックする「CAD標準仕様」、CADが持っている情報を抽出して表データとして出力する「データ書き出し」など、ユーザーの要望に応えた効率化機能が利用できます。

さらにAPIも公開しており、AutoCADをベースに各種ツールやサービスと連携させることが可能。「Autodesk App Store」には、膨大な数の拡張機能が用意されており、企業それぞれが求める効率化機能を導入することができます。このほか、さまざまな作業を自動化・効率化するためのカスタマイズ機能も搭載されており、使いこなせばCADの利用で感じる課題のほとんどを解消できるようになっています。

膨大なユーザーのノウハウを活用できる環境が、AutoCADの大きな魅力

AutoCADで使える効率化機能を把握して有効に活用できれば、設計作業にある非効率の多くを解消することができます。3次元にも対応しており、ビジュアライゼーションで図面をわかりやすく見せたり、外出先でスマートフォンから図面を確認できたり、各種シミュレーションを実行したりといった使い方も容易になります。

ちなみにAutoCAD LTでは、3次元専用機能がないだけでなく、効率化機能の多くも利用できません。3Dを利用しないからという理由でAutoCAD LTを選んでいるユーザーも、一度AutoCADの体験版で各種効率化機能を試してみることをオススメします。特に、紙の図面を効率的に活用したいという場合、AutoCADにアドインのかたちで使えるRaster Designツールセットは大きな役割を果たしてくれるでしょう。

幸いなことに、グローバルで活用され膨大なユーザーを擁するAutoCADには、各種機能を使いこなすための知識を得る手段が豊富に用意されています。数多くのユーザーコミュニティが存在し、ワークショップやセミナーも頻繁に実施されており、インターネットを検索すれば、ユーザーが蓄積してきたノウハウやテクニックを容易に確認することができます。

このような充実した利用環境は、長い歴史を誇るAutoCADならではのもので、ほかのCADソフトウェアにはない特徴といえます。これからますます重要度を増していくと予想されているCADを十二分に活用したいのならば、AutoCADは見逃せない選択肢となるはずです。

登場人物のご紹介


相原 藍

トリトン電機 第2設計部所属。新しく配属された部署で、CADの標準化推進に燃えており、AutoCADの機能についても豊富な知識を持つ。30代女子のCADマネージャー。子供の保育園のお迎えまでに仕事を終わらせたいこともあり、効率化に余念がない。面倒見の良い元気でやさしいお姉さん。宴会部長も兼ねている。

剣持 賢

若手機械エンジニア。大学工学部卒の入社3年目。ちょっとイケメンだけど、入社してからずっと彼女なし。勉強熱心、仕事熱心、しかも工学部卒とあってAutoCADの粗方の機能は使いこなすことができる。でも……、ちょっとおとぼけキャラかも。

牧野 麻紀

入社3年目のCADオペレータ。"リア充"なオシャレ女子。つい最近までカルチャースクールに行っていたので、賢君よりAutoCADをより使いこなそうとする向上心はとても強い。ちょっと負けず嫌いで、プロ意識は高い。つっこみ担当。

関連情報

本稿で取り上げたAutoCADに関するお役立ち情報は、下記オートデスクのホームページでご覧いただけます。

AutoCAD 業種別ツールセット

AutoCAD 30日間無償体験版

AutoCAD と AutoCAD LTの比較ページ

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