今や3D-CADとFEM解析は製品開発の必須アイテムになった。しかしその多機能・高機能さゆえ、永久ライセンスを購入すると、それなりのイニシャルコストがかかる。利用してみたいのにコスト的に手が出しにくい……そんな悩みを抱えたユーザーもいることだろう。

  • 「3DCAD」での仕事を受けたけど……3Dソフトも保守費用も高いなぁ……」

シーメンスが定番3D-CAD「Solid Edge」のサブスクリプション販売を2013年から行っているのをご存じだろうか。現時点では永久ライセンスを購入しているユーザーがまだ多いようだが、サブスクリプションライセンスにはさまざまなメリットがあり、ここ数年は特に導入が加速される傾向にある。

また、今冬よりFEM解析ソフト「Simcenter Femap」もサブスクリプションで利用可能となった。「Soild Edge」のなかでも同技術を利用したいわゆる設計者CAEは可能だが、より高度な問題の解析を行うユーザーには物足りないだろう。本格的な解析を必要とするユーザーにとって、「Simcenter Femap」のサブスクリプション化はうれしい情報となる。

  • Solid Edge

サブスクリプションライセンスのメリットとは?

「Solid Edge」や「Simceneter Femap」をサブスクリプションライセンスで利用するメリットには、大きく分けてコストとフレキシビリティの2点がある。

【1】コスト

「Solid Edge」や「Simceneter Femap」はその多機能・高機能さゆえ、永久ライセンスを購入すると、それなりのイニシャルコストがかかる。さらに多くの企業はライセンスと同時に保守サービスを契約するため、購入価格の2~3割をランニングコストとして毎年支払っているはずだ。仮に3~4年も利用すれば、ライセンスを追加できるほどの金額になる。 シーメンスのサブスクリプションの特徴は、この保守費用がライセンスに含まれており、正式なサポートを受けられることにある。永久ライセンス版の販売で実績を積んだ販売代理店網で、メールを中心とした技術サポートを受けられるわけだ。もちろん5年、10年と使い続けることが確定しているのであれば永久ライセンスを購入し、保守契約を結んだ方がよいだろう。だが、ひとまず3~4年の使用を想定しているのであれば、サブスクリプションライセンスは非常に魅力的な選択肢となる。

「Solid Edge」のサブスクリプションライセンスは月額15,000円から。年間契約にすると割引を受けることができ、9カ月分の価格で1年使用可能。「Simcenter Femap」はプリポストプロセッサ単体で月額83,000円、「Simcenter Nastran」とのセットでも111,500円と、本格的なCAEツールの導入金額としてはかなりの「お得感」がある。「Solid Edge」と同様に年契約で3カ月分の割引があるのも魅力だ。

  • 「月単位での契約もできるし、年契約だと3カ月文の割引きがある!!とってもお得!!」

【2】フレキシビリティ

多くのサブスクリプション型サービスに共通する代表的なメリットとして、フレキシビリティの高さが挙げられる。高価なソフトを必要な期間だけ利用できるため、試しに使ってみて、必要なくなったらいつでも停止できる。企業にとって、このスモールスタートの利点は大きいだろう。

前述したとおり、シーメンスのサブスクリプションライセンスには保守費用が含まれている。通常の保守契約は基本的に年単位だが、サブスクリプションならばライセンスと保守契約の両方を月単位で支払うことが可能になるわけだ。たとえば業務の都合上、短期間だけ利用したいというニーズにも対応できる。 「Solid Edge」は一般的な市販CADのデータを読み込み、自在に編集できるシンクロナス・テクノロジーを採用しているのも特徴。社外から別CADのデータが飛び込んできたときにだけテンポラリに使うといったこともできる。

また「Solid Edge」や「Simcenter Femap」のサブスクリプションライセンスには、含まれる機能によって複数のグレードがあるが、月単位であればいつでもグレードを変更可能。下位グレードから徐々にアップグレードしたり、必要な時期だけ上位グレードを利用したりといった使い方にマッチする。

なお、トライアル版で作成したデータを製品版でそのまま利用可能なのもうれしい。無料のトライアル版で1カ月ほど利用し、その後サブスクリプションライセンスへとスムーズに移行できる。しかもトライアル版はフル機能が利用できるため、自分に必要となるグレードを推し量れることだろう。

「Soild Edge」各種ツールもサブスクリプション化を予定

現在「Soild Edge」のサブスクリプションライセンスは「Design & Drafting」「Foundation」「Classic」「Premium」の4つが用意されている。

「Soild Edge」のサブスクリプションにおける4つのグレード

Design & Drafting パーツやアセンブリ設計に必要な基本機能と図面の自動作成が行える
Foundation Design & Draftingの機能に加え、シートメタル、溶接、フレームデザイン、基本的なFEM解析が利用できる
Classic Foundationの機能に加え、KeyShotレンダリング、設計管理が行える
Premium Classicの機能に加え、高度な有限要素解析、ワイヤハーネスデザイン、パイプとチューブのルーティングが行える

バンドルパッケージとしてではないが、今後はさらに電気設計機能や、3D画像を取り込んだ取扱説明書、サービスマニュアルを作成するテクニカル・パブリケーション機能もサブスクリプションライセンス化される予定だという。ますます多様性・柔軟性が増し、活用の範囲がどんどん広がっていくだろう。

スタートアップ企業なら1年間無償で利用可能

なお、シーメンスはスタートアップ企業を支援するために、「Solid Edge」の最上位グレード「Premium」を1年間無償で利用できるプログラムも実施している。オンライントレーニングやユーザーコミュニティも利用可能だ。新しいビジネスを実現したいスタートアップ企業にとって、資金の確保や技術の習得は大きな壁となるはず。該当する企業は、積極的にこのプログラムを利用してほしい。

  • スタートアップ企業がSolid Edgeを短期間導入して嬉しい様子。

なんといっても「Solid Edge」と「Simcenter Femap」は、使いやすさで定評のある設計・FEM解析ツールだ。難しいトレーニングを行うことなく利用でき、はじめて使うツールとして適している。興味を持った方は、45日間無料で使えるトライアル版から触れてみてはいかがだろうか。前述したとおりトライアル版で作成したデータは、サブスクリプションライセンス契約後もそのまま利用できるので、試してみる価値は大いにある。

>> Solid Edgeについての詳細はこちら

>> Simcenter Femapについての詳細はこちら

[PR]提供: シーメンス