一口にノートPCといっても、その種類はさまざま。ユーザーとしては「どうせなら長く使えるものがほしいけれど、どれを選べばいいの?」と迷ってしまいがち。そこで登場したのが「モダンPC」というコンセプトだ。

モダンPCとは、簡単にいえばWindows 10の先進的な機能を最大限に活用できる性能を持ったPCのこと。パフォーマンスが高いだけでなく、セキュリティ機能やデザイン性にも優れ、長期にわたって安心・快適に利用できる製品を指す。

15.6型の大画面モダンPC「dynabook Z8」

Dynabook社から発売された「dynabook Z8」もそのひとつ。モダンPCに求められる機能性や美しさを備えながら、剛性の高いマグネシウム合金ボディも目を引く。さらに、モダンPCというと、モバイルPCのイメージが強いが、dynabook Z8は15.6型大画面などのプラスアルファ部分も持ち合わせており、パーソナルユースからビジネスシーンまで幅広く活用することができる。ここでは、その特徴や使い勝手などを詳しく紹介していこう。

  • Dynabook社のモダンPC「dynabook Z8」

長く快適に使える「モダンPC」

現在量販店の店頭で販売されているPCをよく見ると、「モダンPC」というステッカーが貼られた製品があるのに気づくはず。これは日本マイクロソフトによって、「モダンPCと呼ぶにふさわしい特徴を持つ製品」に推奨されていることを表している。

モダンPCを名乗るには、次のようにいくつかの要件を満たしている必要がある。

・Performance
最新のインテルCoreプロセッサーやSSD・eMMCを搭載し、処理能力や読み書きの速度が高速。OSやアプリの起動が素早く、重たい作業もストレスなくこなせる。

・Design
外出先に気軽に持っていくことのできる薄さや軽さ、上質なデザインを採用。

・Experience
指紋認証や顔認証などの生体認証による強固なセキュリティ機能など、ユーザー体験を高める機能が搭載されている。

・Office
60カ国語以上に対応した翻訳機能や3D画像のサポート、共同作業に便利なリアルタイム同時編集機能などを搭載した最新のOffice 2019をプリインストール。

Windows 10には、生体認証ログインや、音声アシスタント機能、AIによる顔認識を使って写真を人物ごとに分類できる機能など、魅力的な機能が多数搭載されているが、設計の古いPCではこうした便利な機能を利用できなかったり、快適に動作しなかったりする製品もある。しかしdynabook Z8のようなモダンPCなら、これらをフルに活用することが可能だ。

  • 性能の高さや上質なデザインがモダンPCの特徴

大画面と軽さを両立させたボディ

それでは、具体的にdynabook Z8(オニキスブルー)の特徴を見ていこう。

dynabook Z8を手にとって、まず印象に残るのがその薄さと軽さ。厚みは17.6mm、質量は約1.399kgなのだが、数字以上に軽く感じる。これは手に取らないとなかなか伝わりづらいかもしれないが、これなら毎日カバンに入れて持ち歩くのも苦にならないだろう。

  • ボディの厚みは17.6mm、質量は約1.399kgと薄型軽量

最近では1.4kgを切るノートPCはそれほど珍しくないが、そのほとんどは14インチ以下の画面サイズ。それに対してdynabook Z8は15.6インチという一回り以上大きな画面サイズを実現している。解像度もフルHD(1920×1080ピクセル)と必要十分。シャープ製IGZO液晶のため、視野角が広く色再現性も高い。さらにノングレア(非光沢)パネルのため、太陽や照明の下でも映り込みが少ないのも評価できるポイントだ。

  • 15.6型SHARP製IGZO・ノングレアディスプレイを搭載。解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)で、高輝度・高色純度・広視野角を実現している

そのため、出先でも見やすい大画面で文書を作成したり写真を編集したりすることが可能。画面が大きいと文書や写真のディテールが確認しやすく、作業効率も大きく向上する。たとえば写真のレタッチをする際、画面サイズの小さなノートPCだと表示倍率をあげないと見づらい細部がdynabook Z8なら等倍表示でも確認しやすい。拡大縮小を繰り返さなくても細かい調整が行えるので、作業時間をぎゅっと短縮することができるのだ。

ノートPCでYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを利用する人は少なくないと思うが、その際も画面サイズの大きさは有利。雄大な自然を捉えた映像や激しいカーチェイスシーンなども臨場感たっぷりに味わうことができる。しかもdynabook Z8は国際的なオーディオブランドのハーマンインターナショナル社と共同開発したharman/kardonステレオスピーカーを搭載しているため、サウンドも迫力いっぱいに楽しめるのが嬉しい。

  • 本体にはharman/kardonステレオスピーカーを搭載する

大画面で薄型だと、本体の堅牢性を心配する人もいるかもしれないが、dynabook Z8はその辺りもしっかり考慮されている。筐体には車のホイールなどにも使われるマグネシウム合金素材が採用されており非常に剛性が高い。しかも部分的に蜂の巣型のハニカムリブ構造を取り入れることで「ねじれ」にも強くなっている。

その結果、厳格な試験で知られるドイツの第三者認証機関「TUV」により確認された防滴テストや面加圧テスト、落下テスト、米国防総省が制定するMIL規格に準拠したテスト(10項目)などもクリア。薄型軽量ボディでありながら、普段の生活で安心して使える強度を実現しているのだ。

  • キーピッチ19mm、キーストローク1.5mmのフルサイズキーボードを搭載。防滴構造になっており、誤って飲み物をこぼしてもすぐに対処すればデータは保護される

仕事にもガッツリ使える性能の高さ

モダンPCの特徴のひとつである「Performance(性能)」に関しても、dynabook Z8は高い水準でクリアしている。

CPUには、インテルの薄型ノート向け最上位モデルであるCore i7-8565Uを採用。ストレージには、超高速なPCIe SSDに加えインテル Optaneメモリーも搭載する。Optaneメモリーとは、頻繁に使用するデータを一時的に保存しておくための比較的小容量のSSDのことで、データアクセスを高速化する役割を持つ。

実際に使ってみると、何をするにもサクサク動いて感動する。とくに1度使ったアプリやデータを再び開く際は、そのスピードの速さに驚いてしまうほど。作成途中の文書を開くたびにイライラさせられることが少なくなるので、仕事でOfficeを使うときなども快適度がぐっとアップするはずだ。

  • Windowsシステム評価ツールのWinSATを実行した結果。プロセッサーやメモリー、ストレージのスコアが高く、非常に高性能だということがわかる

しかもdynabook Z8はACアダプタ接続時ならスリープ状態でもメール受信やOSアップデートなどが行える「モダンスタンバイ」機能を搭載しているため、スリープ解除後にタイムラグを感じることなく作業を再開することができる。1分1秒を争うビジネスシーンでは心強い味方になってくれそうだ。

このほか、dynabook Z8には次世代無線LAN規格であるWi-Fi 6も搭載されている。従来のWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に比べより高速で安定した通信が行えるため、ストリーミング映像なども今以上に快適に楽しめるようになる。今後4Kや8Kの高解像度動画ストリーミングやスマートホーム、AR・VRなどが普及した場合、従来の無線LANだと対応が難しくなるケースも出てくるが、Wi-Fi 6なら十分対応可能だ。そういった将来性もdynabook Z8の魅力のひとつだ。

生体認証機能や長時間バッテリーを搭載

ノートPCを持ち歩く機会が増えると、気になってくるのがセキュリティやバッテリーの持ち。その点もdynabook Z8は抜かりがない。Windows Hello対応の赤外線顔認証センサーと指紋認証センサーを内蔵しており、素早く安全にサインインすることができる。

ちなみにWebカメラ部分にはスライドさせることで物理的にカメラを覆うことのできるシャッターも搭載されており、プライバシー保護も万全だ。

  • ディスプレイ上部に搭載されているWebカメラと赤外線顔認証センサー。Webカメラ部分はスライド式のシャッターで隠すこともできる

  • タッチパッド部に内蔵された指紋認証センサー。モダンスタンバイに対応しているため、指紋認証センサーをタッチすれば、指先一つで認証とPC起動が同時にできて便利

バッテリーに関しては、約19時間という長時間駆動が可能になっている(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0準拠)。それだけでも頼もしいが、dynabook Z8には30分の充電で約7.5時間バッテリー駆動ができる「お急ぎ30分チャージ」機能が搭載されているのがポイント。寝る前にうっかりAC電源につなぎ忘れても、朝出かける前にさっと充電すれば当座の間に合わせには十分なだけチャージすることができる。

  • 付属のACアダプター。小型軽量で持ち運びやすい

さらに心強いのがUSB Power Delivery(PD)規格に準拠したUSB Type-C(Thunderbolt 3対応)コネクタを2基搭載している点。製品に付属のACアダプターがなくても、USB PD対応の充電器やモバイルバッテリーなどがあれば本体に給電することができる。最近はUSB PD対応アクセサリーの普及が進み、充電器やケーブルなども安価に購入できるので、職場に予備を置いておけばいちいちACアダプターを持ち歩かなくてもすむのが嬉しい。

  • 付属の電源ケーブルをつないだところ。USB Type-Cコネクタが電源コネクタを兼ねている

本体にはこのほか、USB 3.0×2、HDMI出力端子、マイク入力/ヘッドホン出力端子、microSDカードスロットなども搭載されている。インターフェイスが充実しているのもdynabook Z8の魅力のひとつと言えるだろう。

  • 本体左側面には、セキュリティロック・スロット、USB 3.0コネクタ×2、マイク入力/ヘッドホン出力端子が搭載されている

  • 本体右側面には、microSDカードスロット、USB Type-C(Thunderbolt 3/USB PD対応)コネクタ×2、HDMI出力端子が搭載されている

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このように、dynabook Z8は性能の高さが特徴のモダンPCのなかでも抜きん出たスペックを持っているのが特徴になっている。自宅でも出先でも快適に作業できるノートPCを探している人や、将来にわたって長く使えるノートPCを探している人には、ぜひ検討してほしい製品だ。

ハイスペックモダンPC「dynabook Z8」の主な仕様
ディスプレイ 15.6型ワイド (16:9)FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)(省電力LEDバックライト)
ディスプレイ解像度 1920×1080ドット
CPU インテル Core i7-8565U プロセッサー
SSD 512GB SSD(PCIe対応)+32GB インテル Optane メモリー(SSD 対応)
セキュリティ 顔認証センサー、指紋センサー、TPMセキュリティチップ(TCG Ver2.0準拠)、BIOSパスワード、セキュリティロック・スロット
サイズ 約359.0(幅)×250.0(奥行)×17.6(高さ)mm
質量 約1.399kg

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