女性が働きやすい職場ってどんなところ?

働く女性にとって、仕事と出産・育児の両立を支援する制度が会社に設けられているかは大切なポイントでしょう。しかしアンケートによると、そういった女性をサポートする取り組みが行われている職場は、まだ半数ほどの様子。

そんな中、女性を中心に「女性活躍推進」を目的とした社内プロジェクトを進行している企業があるとの情報をキャッチしました!引越業界大手の「アート引越センター(以下、アート)」です。

業界で初めて定休日を設けたことでも話題になった同社。今、アートが目指す「女性が働きやすい職場」とは?女性社員のみなさんにお話をうかがいました!

―― 本日はよろしくお願いします!宮脇さんと金沢さんは産休・育休取得後に、お仕事に復帰されたそうですね。

私は2008年に第一子を出産して産休と育休を取得したのですが、当時は正直ためらいました。職場のみんなに迷惑をかけてしまわないか、とても心配で……。それでも周囲の理解もあり、お休みさせてもらいました。復職後は時短勤務でしたが、今は通常勤務をしています

私も宮脇さんと同じで、初めて産休と育休を取得し、時短勤務で復職したときは不安でいっぱいでした。時間内に仕事を終わらせられるかなと。ただ、第二子を出産した現在は、時短勤務を全うしようと思えるようになりましたね

―― なるほど!おふたりのように育休後に復職される方は多いんですか?

今では産休・育休取得率や復職率は9割を超えていますね


―― 9割!それは凄く高い数字ですね。

時短勤務の期間が「子どもが小学校3年生が終わるまで」認められ、勤務時間も3種類から選べるようになっています。選択肢が広がったことが取得率の向上につながっていると思います

産休・育休後に、基本的に元々いた部署に戻れるというのも高い復職率につながっていますよね。宮脇さんは私が入社したときの採用担当者だったのですが、大きなお腹で採用説明会を仕切ったりしていて、感銘を受けたことを覚えています

結婚や出産・育児と仕事を両立できている先輩の女性社員がいると、将来のイメージができて心強いですよね

―― 先輩社員がロールモデルとなることで、産休や育休、時短勤務を気兼ねなく選べる環境をつくっていったんですね!「働きやすい環境づくり」という点では、2017年に引越業界で初めて定休日が導入されましたが、何か変化はありましたか?

オンとオフの切り替えがしっかりできるようになり、休みの質・仕事の質ともに向上している気がします。また、一斉に休みになったことで、支店やブロックが違うメンバーともコミュニケーションがとりやすくなりました

団結力や一体感が、より高まった気がしますね。私の支店では、定休日を活用して、バーベキューをするなどメンバー同士で一緒に遊ぶこともよくありますよ


―― 「働きやすい環境づくり」を進める御社ですが、"Weチャレンジ"と呼ばれる女性活躍推進プロジェクトがあるそうですね?

2015年の女性活躍推進法の施行を受けて、"Weチャレンジ"をスタートさせました。私と藤原さん、金子さんを含めた女性社員9人からなるプロジェクトで、「誰もがいきいきと働きやすい環境づくり」を目指して活動しています

プロジェクトを始めた頃は社内美化や社会貢献活動を中心に行っていましたが、今は広報誌「スマイル便り」を発行して全国で頑張る女性社員を紹介したり、レディースミーティングを開いたりして、全社での情報共有に努めています

―― "Weチャレンジ"を始めてみて、やりがいや大変さはどんなところに感じますか?

当初は「"Weチャレンジ"って何?」というくらい認知度が低かったですし、負担も大きかったので、もうやめようかなと何度も思いました(笑)。でも、いつからか男性社員からも応援してもらえるようなり、続けることができています

弊社は女性社長なのですが、社長自身が「男女ともにいきいきと働ける会社であってほしい」「女性だからと諦めてほしくない」といった思いを持っています。そこで今年のレディースミーティングでは、社長にも参加してもらい、自分たちに何ができるのかをじっくりと考えるいい機会にできました

―― 社内でも徐々に認知が上がってきたという感じですね。プロジェクトスタート後、何か変化を感じますか?

特に支店では、男性が圧倒的に多い職場なので、どうしても女性社員が悩みを抱え込みやすい傾向にありました。ただ、最近では支店や部署の垣根を越えて、女性同士で連携がとれるようになってきています

5年目にしてようやくプロジェクトが動き出した実感がありますよね

同じ女性であっても、結婚しているか、子どもがいるかどうかでライフスタイルが違えば、価値観は当然異なります。お互いを気づかうあまりディスカッションが円滑に進まないもどかしさがありましたが、近頃では相手を否定せず配慮しながらも率直に意見を言い合えるような環境がつくれてきました。プロジェクトメンバー全員の成長も"Weチャレンジ"の躍進を支えていると思います

―― プロジェクトメンバー以外の方は"Weチャレンジ"にどのような印象をお持ちですか?

今後も続けてほしいプロジェクトですよね。"Weチャレンジ"という場所があるから声を上げられる若い女性社員もいると思いますし

レディースミーティングに参加させてもらったのですが、結婚・出産を経験した引越スタッフが他の支店にはいることを知って勇気づけられました

私自身も紹介してもらったのですが、「スマイル便り」を読むと、他部署の女性社員の奮闘が伝わってくるので良い刺激になっています

―― 社内にも良い影響が生まれ始めているみたいですね!では最後に、女性活躍推進の展望を教えてください。

"Weチャレンジ"のおかげで情報が横断的に社内共有されたことで、本社と支店間などのギャップが少しずつ見えてきました。私が研修を受け持っている個人のお客さまを対応する一般営業職にも女性が増えてきているので、支店で働く彼女たちのケアやフォローに力を注いでいきたいです

久山さんが言ったように、女性社員それぞれが自分にできることを考えて主体的に行動を起こしていくのが、アートの目指す女性活躍の姿だと思います。これからも"Weチャレンジ"では、その理念を広く伝えていきたいですね


人事制度や福利厚生を活かしながらより良く働けるかどうかは、社員ひとりひとりの意識にかかっているのかもしれません。

女性社員たちが「誰もが働きやすい職場」を目指してスタートした「女性活躍推進プロジェクト」。地道に始めた活動が存在感を発揮し、会社に良い影響をもたらしています。前例や慣習にとらわれずに働き方改革に取り組むアートに今後も注目です。


photographer:Hiroshi Tokioka

調査時期 : 2019年9月30日~2019年10月2日
調査対象 : マイナビニュース会員(女性の会社員・公務員・団体職員限定)
調査数  : 500人
調査方法 : マイナビニュースインターネット調査

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