EDがED治療薬で改善するということは、ここ近年で広く認知されるようになってきている。しかしながら、インターネット通販など不正なルートでED治療薬とされるものを購入してしまうケースが後を絶たないのが現状だ。そのような事態に警鐘を鳴らすのは、新宿ウエストクリニックの入江武志院長。今回は、入江院長にED診療に対する思いや現状について話を聞いた。

EDに悩む患者さんに共感

――本日はよろしくお願いいたします。入江院長は医学部をご卒業された後、病院への勤務を経て法務省に入省されていたそうですね。法務省ではどのようなお仕事をされていたのですか?

新宿ウエストクリニック入江武志院長

入江院長:現在、日本では7~8万人の受刑者が刑務所や拘置所に収容されています。彼らも病気などになることがあり、医師の診察を受けさせる必要があります。その際、市中の病院に行くとなると、職員が3人がかりで逃走しないようについていく必要があります。そのため、法務省が自前で医師を用意しているんですね。ですが希望者が少なく、今も定員割れの状態だそうです。私は他の人がやりたがらない仕事が好きな方なので(笑)、決意し入省しました。

――医師が不足していて、たくさんの受刑者を診るとなると大変だったのでは?

入江院長:内科、外科など関係なく、いろいろな症状を診なければなりませんから、大変でした。受刑者の患者さんも、お話上手というか口の立つ方が多いんですよ。なので、患者さんの話を聞くスキルはすごく上がった気がしますね。それは今も役に立っていると思います。

――その後、いくつかのクリニックなどを経て、新宿ウエストクリニックの医師になられましたが、どのようなきっかけがあったんでしょうか。

入江院長:医師なら、ED治療薬なんてすぐに手に入れられるのでは? と思われるかもしれませんが、日々の診療の中で「〇〇さんがEDの薬を買っていた」など、薬剤師などが噂しているのを目の当たりにしていましたので、とても勤務先で薬を調達することなどできませんでした。ED治療薬があることは知っていましたが、何年もそのまま放置していたんです。ある時、たまたまインターネットでウエストクリニックを見つけまして、勇気を振り絞って受診しました。ホームページと同じ先生が受診してくれて、すごく安心したのを今も憶えています。その後、こちらで勤務医を募集していることを知り、応募しました。

――入江先生ご自身がEDに悩まれていたんですね。同じ悩みを経験している先生だと、安心して受診できそうです。プロフィールを拝見していると、物理学がお好きだとお聞きしたんですが、医療の現場でも物理学は役に立つものですか?

入江院長:物理学は思考実験なんですよ。実際には実験できないことが多いですから、頭の中で想像力を働かせて、可能性を探る学問です。これは患者さんに接するときにも、役に立っていると思います。お話をよく聞き、想像力を働かせて具体的なアドバイスをできるように、いつも心がけています。

ED治療薬は多様な原因にも……

――こちらのクリニックは新宿駅から徒歩5分ほどと、とても好立地ですが来院される患者さんの特徴や傾向などはありますでしょうか。

入江院長:中には海外の方で成田から直接来ました、という方もいました。当院は新宿ではありますが、通りから少し入ったところの雑居ビルの中にあります。目立たないで入れることが患者さんにとって大きなメリットだと考えています。また、ほとんどの患者さんはホームページを見て来院されています。いらっしゃる方の年齢層も幅広く、20代から80代の方まで来られます。

――ホームページでは治療の流れなども詳しく紹介されているので、安心して来院できるんでしょうね。EDの原因について世代などに傾向はあるのでしょうか。

入江院長:20代などの若い方は心因性のケースが多いですね。経験が少なく、自信が持てないことがEDの要因となっています。やはり、失敗したくないことは身体が拒否してしまうものなんですね。30代、40代になると生活習慣からEDになってしまっている方が増えます。高血圧や糖尿病、不規則な生活、ストレス、たばこの吸いすぎなどが影響しています。50代からは、加齢による衰えを要因としたEDの方が徐々に増え始め、当院には80代の方も来院されています。

――いろいろな原因があることがわかりましたが、どのような場合にもED治療薬は使用できるのでしょうか。

入江院長:そうですね。心因性の場合は、ED治療薬を使ってうまくいくことで克服し、薬を使わなくても良くなる場合はあります。ですが、高血圧や糖尿病などを要因としている場合には、基礎疾患の治療を行うとともに、ED治療としては主にED治療薬の服用が必要となります。

オンライン診療で治療を継続しやすく

――こちらのクリニックではオンライン診療(遠隔診療)も実施されているそうですが、どのような診療なのでしょうか。

入江院長:オンライン診療は、直接来院することなく、スマホやパソコンを使って好きな場所で受診ができるシステムのことです。お薬も宅配でお届けします。日本全国はもちろん、海外にも発送実績があります。当院では全国から患者さんがいらっしゃいますから、治療を続けたくとも受診が困難という方はたくさんいらっしゃいます。以前から、お薬を送ってほしいというご要望はいただいていたので、それにお応えできるようになっています。

――オンライン診療を受ける上で必要なことはなんでしょうか。

入江院長:まず、初診は必ず来院していただく必要があります。再診からスマホやパソコンでホームページに入っていただき、都合のよい日時に予約をしていただきます。予約の時間になりましたら、テレビ電話のような形で医師とお話して診察します。スマホやパソコンなどの機器やインターネット環境などをご用意いただく必要がありますが、手数料はかかりません。お薬の配送料のみ1,500円ほどかかります。

不正入手をなくすために正しい知識の普及を

――先日、ニュースで初診に来院させることなくオンライン診療を実施しているケースが問題として報道されていました。それ以外にもED治療薬とされるもののインターネット通販など不正な購入ルートが存在してしまっているようです。入江院長はこのような事態についてどのようにお考えですか?

入江院長:現在、オンライン診療については必ず一度は対面で診察するように定められています。医師としても、直接お会いして診察しないと分からない部分は多々あると考えていますので、不正な診療は問題だと考えています。

また、インターネット通販などについても、信じられないことに偽造薬というものは存在します。ブランド物に偽物があるように、薬にも偽物があるんです。ED治療薬は処方箋医薬品ですので、医師の診察を受け、処方を受けなければ本来購入できません。それ以外の方法で入手できるED治療薬は、偽造薬と考えて良いと思います。正規品と偽造薬を見分けるポイントですが、残念ながら見ただけではわかりません。偽造医薬品は新しい犯罪で、取り締まりがまだ不十分です。厚生労働省のホームページなどでも詳しく説明されていますので、一度目を通されてみてはいかがでしょうか。

――万一、偽造薬を服用してしまった場合、どのようなことが考えられますか?

入江院長:偽造薬を扱うような業者は、正規の業者ではなく犯罪集団です。目的は金儲けであり、良心は無いと考えて良いでしょう。海外では死者が出ることも珍しくありません。国内でも、奈良県で個人輸入したED治療薬でけいれんや意識障がいを起こし救急搬送されたケースがあります。

――それでも、不正な偽造薬が広がってしまうのにはどのような原因があるのでしょうか。

入江院長:恥ずかしい診療があるのではないかと思うと、つい安易に試してみようという気持ちになってしまうんですね。当院では、少しでもそのような方を減らせるよう、EDについての正しい知識を広く知っていただくための啓蒙活動として「ED治療の最前線」という題名で本を出版予定です。

――こちらのクリニックはED専門として18年にもおよぶ実績がありますし、そのようなクリニックがED治療について正しい知識を啓蒙していくのは重要なことかもしれませんね。

入江院長:ED治療の意義は近年、変化してきていると思います。近年では、EDは生活習慣病の初期症状として現れる症状と考えられるようになり、受診することで病気の早期発見にもつながります。100歳近くまで生きるのが当たり前になりつつある現代、健康に毎日を過ごすための手助けにもなるんですね。日本でEDとされる方は成人の3人に1人、1,000万人を超えるとも推測されています。ですが、実際に治療を受けられる方は、そのたった5%に過ぎません。まだまだ多くの方が悩んでいることと思います。当院は日本で最初のED処方専門クリニックとして、16万人を超える患者さんを診察してきました。今後もED診療が“もっと普通のこと”になるよう、いっそう普及に努めていきたいと考えています。

――本日はありがとうございました。

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人に相談しにくい事柄だからこそ、ED治療薬を安易な通販など不正な方法で入手したくなってしまうのは仕方のないことかもしれない。しかし、安易さの陰には、重篤な健康被害が潜んでいる可能性もあり、犯罪集団の儲けに手を貸してしまうことになる。EDでクリニックに行くのは当たり前のことと、まずは気軽に受診してみてはいかがだろうか。

【新宿ウエストクリニック】

各線新宿駅・西口から徒歩5分ほどの好アクセス。柏木公園の近くで、人通りが少なく目立ちにくい雑居ビルの5階なので、入りやすい立地となっている。年中無休で平日は20時まで受付しているので、会社帰りでも立ち寄りやすい。初診料・再診料は無料で、かかる費用は薬代のみ。薬代もホームページで公開されているので安心。オンラインでの遠隔診療にも対応しているので、治療を継続しやすいのも特徴だ。クリニックのHPはこちら。


【渋谷ウエストクリニック】

各線渋谷駅から徒歩5分ほど。新宿院の混雑を緩和させるために開院され、新宿院と同一診療、同一薬価で提供している。クリニックのHPはこちら。

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