現代の企業においてデータとそれを支える情報システムは、ビジネス推進のための必須の要素になっています。もはやソフトウェアとデータそのものがビジネスを左右する時代と言っても過言ではありません。

そのような状況のなか、CIO(Chief Information Officer)=最高情報責任者の役割が広がり、ITの保守・運用だけではなくデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するなど、企業の経営戦略に関わる立場になりました。 それだけにCIOが背負う責任は大きく、抱える課題も変わってきつつあります。

  • IT知識と経営知識を求められるCIO

CIOが抱えるマルチクラウドの問題点とは?

CIOにとって情報システムを効率よく運用・管理するには、多くの選択肢が考えられます。既存の資産の有効活用やデータの保護を目的に自社でデータセンターを運用する、パブリッククラウドを使って素早くビジネスを立ち上げる……。自社のデータセンターだけではなくパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドも視野に入れることで、かつてよりも最適解を求めやすくなりました。

しかしCIOにとって選択肢が多いことは、解決しなければいけない問題が増えることにもつながります。アイ・ビー・エムの調査によれば、約67%の企業が複数のパブリッククラウドを利用していると回答しており、企業のIT環境はマルチクラウド化しつつあります。ただしそれによってコストや効果の最適化が行われているか? という問いに対してはどうでしょうか。

クラウドサービスの多くは従来型のシステムと異なり従量課金制のため、たとえば「どのクラウドをどれくらい使っているのか?」「コストと利用実態の可視化は行われているのか?」という質問に即座に答えられる業務部門やシステム運用担当者はあまり多くないのが現実です。また把握するためには業務部門やプロジェクト毎に集計しなければならず、手間がかかります。とはいえCIOにとって「複数のクラウドサービスがビジネスにどれだけ役に立っているのか」「そのコストが最適化されているのか」は、常に意識しなければならない課題です。

  • CIOにとってクラウドのコストの比較は難しい

また、業務部門が独自でクラウドを採用している場合、それらのクラウドサービスが自社のコンプライアンス項目に全て適合しているかを情報システム部門が把握するには、非常に手間がかかります。データの保全、セキュリティ、障害時の対応まで含めた自社のコンプライアンス項目を、常に進化し続けるパブリッククラウドプロバイダーが提供するサービスごとに照らし合わせて違反がないかチェックすることも、多大な労力がかかります。

情報システム部門の担当者の維持・確保もCIOにとっては重要な課題です。複数のクラウドサービスと既存のシステムの両方を、限られた情報システム部門のメンバーで管理することは負担となり、ITシステムを横断的に運用・管理することが困難になってしまいます。さらに運用・管理のノウハウが属人化することは、効率化の観点から避けなければなりません。

マルチクラウド運用・管理サービス「IBM Services for Multicloud」は、このようなCIOが抱えるさまざまな問題を解決してくれます。

コストと利用状況を可視化して計画を立てる

日本アイ・ビー・エムが提供するマルチクラウド運用・管理のためのダッシュボードは、複数のパブリッククラウドサービスを横断的に可視化できるのが特徴です。利用しているクラウドサービスのコストからインスタンスの詳細まで確認し、過去のデータと比較し検討を行うことで、これまでの実績やこれからの予測などの計画を詳細に立てられるようになります。

  • ダッシュボードで複数のクラウドのコストと利用状況を比較

ダッシュボードで日々変化する複数のクラウドの利用状況とコストをチェックし、最適化することで、ビジネスに必要なサービスを選択することができます。

コンプライアンスを徹底するには

さまざまなクラウドサービスのなかから、情報システム部門が承認した、自社のコンプライアンスに適合したサービスだけをカタログに登録することが可能です。これによって業務部門はコンプライアンスに適合したサービスの中から必要なサービス選んで利用することになるため、個々のコンプライアンスチェックの労力が抑えられます。

業務部門にも情報システム部門にとっても、コンプライアンスを守りながらビジネスを支援するサービスを選択できることは、大きなアドバンテージです。

  • サービスカタログ化されたクラウドサービス

マルチクラウドの運用管理を一元化

複数のクラウドサービスはそれぞれ仕様が異なるため、総合的に運用・管理することが難しく感じられるかもしれません。ダッシュボードで各社のインスタンスの利用実績を比較して検討することができれば、そうした課題も解消されるでしょう。日本アイ・ビー・エムのマルチクラウドダッシュボードでは各クラウドサービスの利用状況を包括的に確認できます。

また、複数のクラウドサービスに跨って稼働する業務システムを一元的に管理できるので、システム運用担当者を最小限に抑えながら、複数のパブリッククラウドを運用・管理できるわけです。

  • 複数のクラウドサービスをダッシュボードで操作・確認

ここまで解説した「コストと利用状況の可視化」「コンプライアンスの徹底」「運用管理の一元化」は、いずれもCIOにとって解消したい大きな課題となります。「IBM Services for Multicloud」は、複数のパブリッククラウドやデータセンターを運用・管理できるサービスです。マルチクラウド環境を効率よく運用・管理するのに最適なソリューションといえるでしょう。

CIOが抱えるマルチクラウドの課題を解決

>> IBM Services for Multicloudの詳細はこちら

  • クラウドの使用状況が可視化され、課題が解消されたCIO

[Column]事業継続への対策を確実に行うには?

CIOが抱える課題について、さらに付け加えるなら「事業継続」も挙げられます。自然災害やサイバーアタックなど、不測の事態に対応する準備はできているでしょうか。日本アイ・ビー・エムの「レジリエンシー・サービス」は、オンプレミスのデータセンターだけではなく、パブリッククラウドを含めた事業継続を支援。自然災害やサイバーアタックなどの事態に対して、パブリッククラウドと自社のデータセンターを複合的に早期復旧するためのサービスを提供してくれます。

>> レジリエンシー・サービスの詳細をチェック!

システム運用担当者はマルチクラウドにおける運用・管理の悩みをどう解消するか

本記事ではCIOに向けてマルチクラウドの課題について掘り下げたが、立場が変わるとまた違った課題が浮かび上がる。たとえばシステム運用担当者は、マルチクラウドにおいてどのような問題を抱えているのだろうか?

>> システム運用担当者に向けた記事はこちら

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