データ仮想化技術を活用してデータ保護やコピーデータ管理を提供するアクティフィオは、全世界で3,600社以上のお客様で活用されている。同社は2019年9月18日 紀尾井カンファレンスにて、2020年以降に向けた新しいデータ活用の姿を提案する「Actifio Data Driven 2019東京」を開催する。

本記事では、多くの企業がデジタルトランスフォーメーションを実行しデータ利活用に取り組む中で、データ仮想化がもたらす変化について、アクティフィオジャパン株式会社 代表社長 勝俣 正起氏に話をうかがった。

アクティフィオが見る「市場動向の変化」

データ仮想化を活用し企業全体のデータ戦略の構築を訴えた昨年の「Actifio Data Driven 2018東京」からどのような変化があったのか、勝俣氏は以下のように語る。

「この2〜3年で、テスト環境構築に対する意識が急速に高まってきたと感じています。加えて、ここ1年で実際に導入・活用したお客様実績が積み上がってきています」(勝俣氏)

  • アクティフィオジャパン株式会社 代表社長 勝俣 正起氏

    アクティフィオジャパン株式会社 代表社長 勝俣 正起氏

テストで使用する環境は、本番のデータに近いほど、実際に稼働させた場合に発生する問題を見つけやすくなる。しかし、本番データをそのまま使うのは、かなり勇気がいる。たとえ、その決心がついたとしても、環境構築に掛かる手間やコスト、各所への手続きなどが重なり、頓挫するケースも決して少なくはない。

「なかなか進まないプロジェクトでも、テストを何度も繰り返してようやく問題点が見つかり、解決に向かって進み出すことがあります。アクティフィオが提供するデータ仮想化技術を利用することで、ほぼ本番と同じマスターコピーを使い、繰り返されるテスト環境の構築を簡単に実現できます」(勝俣氏)

アクティフィオのデータ仮想化技術についての詳細はこちらの記事を参照

●データ管理に関する煩雑さからの解放 – データ仮想化という新たな選択肢がもたらすメリットとは

●データの利活用は経営の根幹 - 仮想データを通じてアクティフィオが目指す未来

多岐に広がる仮想化データの活用

上記のようなテスト環境構築への利用だけでなく、他にもさまざまな形でデータ活用が生まれていると勝俣氏は語る。

「昨今のコピーデータ管理は、単なるバックアップやデータリカバリーだけではなく、前述したテスト環境の構築、さらにはパブリッククラウドとの連携など、1つのライセンスで多岐にわたる使い方が求められます」(勝俣氏)

また、利用が多岐にわたっていくと、当然のことながら部門をまたいだコミュニケーションが必要となってくる。バックアップであればインフラ担当から、テスト・開発環境であれば開発部門からの意見が欠かせない。つまり、コピーデータ管理の導入は、部門単体ではなく会社全体を巻き込んで行われるようになると考えられる。

「いきなり全社レベルにまで広げると社内での調整に時間が掛かってしまい、実際の利活用に進むまでに長い時間が掛かってしまいます。データ仮想化のメリットはスピーディに対応できる点です。ですから、まずは社内の調整が少なくて済む小さな規模から初めていただき、そこでメリットが生まれたら徐々に広げていく、それが有効だと考えています。実際の事例ではそのように進行しているケースが多いです」(勝俣氏)

データ・ドリブン・ジャーニー(データ指向型企業への旅)を提案

ますます利用領域が広がるアクティフィオ。しかし、勝俣氏によると「最初に私たちの元に寄せられる要望の多くはバックアップに関するもの」だと言う。

「アクティフィオはバックアップのソリューションとして有名になりました。ですからバックアップについては、これからも提案していきたいと考えています。ただ、バックアップはあくまで入り口。そこから先のデータ活用にこそ、我々の真価があります」(勝俣氏)

アクティフィオを導入すれば、バックアップだけではない、さまざまなデータ活用を実現するための道が広がっていく。このように、企業がデータ活用を推し進めていく「データ・ドリブン・ジャーニー(データ指向型企業への旅)」をアクティフィオは提案している。

「アクティフィオは、一つの製品でさまざまなデータ活用シーンに役立ちます。また、外部のツールとAPIで連携させれば、その可能性はさらに広がることでしょう。私たちは、お客様の課題に対してデータ活用を提案していますが、時にはお客様からアクティフィの新しい活用方法の気づきをいただくなど、共にデータ・ドリブン・ジャーニーを歩んでいます」(勝俣氏)

データドリブンの未来を示す「Actifio Data Driven 2019 Tokyo」

「Actifio Data Driven 2019 Tokyo」当日は、アクティフィオの最新テクノロジーやパートナーによる活用事例など、多彩なプログラムが予定されている。また今回は、初めての試みとして複数のユーザー企業が登壇するパネルディスカッションが予定されているとのこと。海外の事例についても、イベント当日には具体的な内容が公開される予定だ。アクティフィオが提案するデータ・ドリブン・ジャーニーがどんなものか、体感できる内容となっている。

「私たちアクティフィオが日本でビジネスを開始して、約7年が経ちました。これまでは主にバックアップのためのソリューションとして導入されてきましたが、ここ1〜2年は先ほど説明したようなマルチなコピーデータマネジメントツールとしての利活用が進みつつあります。今回”Actifio Data Driven ”では、新しいデータ利活用における具体的な導入効果をお伝えする予定です。是非、ご期待ください」(勝俣氏)

【パートナー紹介】日本アイ・ビー・エム、迅速・効率的なデータ活用を支援

デジタルトランスフォーメーションの必要性からAI活用・データ分析の取り組みが広がっている。しかし、AIや分析を実際にはじめてみると、データ準備に全体の8割ほどの労力がかかり、思うように成果を出せないという現実にぶつかる企業も多い。その背景を日本アイ・ビー・エム株式会社 Cloud & Cognitive Software事業本部 IBM Data and AI事業部 製品統括 データ整備製品担当 髙村 豪氏は以下のように説明する。

日本アイ・ビー・エム株式会社 Cloud & Cognitive Software事業本部 IBM Data and AI事業部 製品統括 データ整備製品担当 髙村 豪氏

日本アイ・ビー・エム株式会社 Cloud & Cognitive Software事業本部 IBM Data and AI事業部 製品統括 データ整備製品担当 髙村 豪氏

「企業のAI活用・データ分析で成果が出せない原因として、データ利用側とデータ提供側で、それぞれ用途ごとに異なるツールや仕組みを使っていることが多いことが挙げられます。そこで、日本アイ・ビー・エムではデータ準備から分析まで一連のプロセスを統合し、データの価値の最大化を実現するプラットフォーム製品のIBM Cloud Pak for Dataを提供しています」(髙村氏)

また、日本アイ・ビー・エムは、2019年2月にアクティフィオ社と提携し、アクティフィオ社の技術をベースとするIBM InfoSphere Virtual Data Pipeline (以下、VDP)を発表した。

「VDPは、迅速・効率的なデータ活用を実現しますが、データ統合やガバナンスなどデータ整備を担う従来のIBM製品群と組み合わせることで、より大きな価値をお客様に提供できます。例えば、機微な情報を取り扱っている本番データをそのままの形で利活用することができない場合でも、データ加工やマスキング処理などを実現するソリューションと組み合わせることで、お客様のセキュリティポリシーに合わせたデータ活用を実現します。また、VDPは、データサイエンティストが自由に使える分析環境やデータを提供することで、AI活用・データ分析にも大きな効果を発揮します」(髙村氏)

上記2つのソリューション、IBM Cloud Pak for DataとVDPを組み合わせることで、データを活用したデジタル変革やイノベーションを加速させ、日本アイ・ビー・エムは顧客の成功をさらに支援していくという。

[PR]提供: アクティフィオジャパン