ここ最近でキャッシュレス決済の浸透は大きく進んでいる。増税時のポイント還元など、少しでもお得に使いたいと新たに利用し始めた人も多いだろう。今回は、ユーザーと店舗側の2つの視点で実施されたアンケート調査の結果から、キャッシュレス決済に対する"今"の意識を紹介していく。

◆アンケートについて
調査元:クレジットカード事業などを展開する株式会社ジェーシービー
概要:2019年10月に予定されている消費増税および、キャッシュレス・消費者還元制度の施行に伴う意識を調査
対象:全国の20代~60代の一般消費者1000名と、20代~60代の特定職業従事者(コンビニ/居酒屋のレジ業務担当、タクシー運転手)300名

【ユーザーの声】キャッシュレス決済が利用できるかどうかが店選びにも影響

まず、一般消費者1000名の回答について検討してみると、現在のキャッシュレス決済の利用頻度は、実に約6割が「週に1回以上」。「少なくとも1日に1回はキャッシュレス決済をしているという人」も34.3%にのぼり、キャッシュレス決済がかなり浸透しつつあることがうかがえる。

その一方で、キャッシュレス決済を使うときにためらったことがあるという人は6割以上。その理由は「使えるかどうか分からない」「残高が足りるかが心配」といった使用可否や残高不足に対する不安に次いで、「少額だと嫌がられる気がする」という声が上位となっており、店舗に対する不安を持っている人が一定数いることがわかった。

キャッシュレス決済できるかどうかが、お店を選ぶ際の大きなポイントとなっていることも今回の調査で浮かび上がってきた。キャッシュレス決済が使えないことがわかったお店に対して、次回以降の来店意欲が下がると回答した人は半数以上にのぼり、実際に利用をやめてしまったという人も約4割。対応をしているかどうかが、利用者にとって重要な選択の基準のひとつとなっているようだ。

【店舗側】金額問わずキャッシュレス決済を希望

続いて、店舗側の状況について見てみよう。実際にキャッシュレス対応している割合は、コンビニが93%、居酒屋が73%、タクシーが74%とかなり高い割合で導入済みだった。さらにどの業界でも7~8割が対応していたほうが良いと感じており、実際の現場でも支持を受けていることがわかった。

会計の際に現金とキャッシュレスのどちらの決済のほうが楽に会計処理ができるかについて尋ねたところ、コンビニは8割、居酒屋、タクシーは6割と、高い割合でキャッシュレスの方が楽だと回答。また、8割前後が会計額に関係なくキャッシュレス決済を利用してほしいと感じており、ユーザー側の「少額だと避けたほうが良いのでは?」という意識とはズレがある印象だ。

実際に導入した店舗の声

今回の調査を受け、キャッシュレス決済についての実態について、導入している店舗の声を聞いてみた。

多国籍料理300yenKITCHEN
東京都新宿区高田馬場2-17-1伊勢波ビルB1

豊富なメニューをリーズナブルな価格で提供する多国籍料理店。日本酒なども豊富にそろっており、料理に合わせてお酒もしっかり楽しめる。ランチはなんと、500円(税込)とワンコイン!「厨房スタッフはすべて料理人経験のある中国人なので、炒め物には自信があります。ぜひ本格的な味わいを楽しんでほしいです」と店長。

――キャッシュレス化に対応したのは3年ほど前とお聞きしました。どのような流れで導入されたのでしょうか。

個人店なので、果たして導入できるのか? と考えていたのですが、お客様からすすめられる形で導入しました。実際は、特にトラブルも疑問点などもなく、スムーズに導入できましたね。

――決済端末の操作など、実際の場面で困ったことなどはありませんでしたか。

決済の操作も特に難しくないので、2~3回やってみたらできるようになります。従業員やアルバイトは外国籍の人ばかりなのですが、まったく初めての人でもすぐに使えるようになります。この3年で、特にトラブルなどは1度もなく使えています。

――導入してみて、どんなメリットがありましたか。

メリットというか、キャッシュレス決済は、今では当たり前という感じですよね。使えない方がデメリットで、当たり前のように使えることが一番だと思います。高田馬場という土地柄だと、外国人のお客様も多いのでカード決済がほとんど。海外の方は現金の持ち合わせがなかったり、価格帯が分からないのでカードを使いたいという人が多いですね。

  • 「大学生は、学生専用クレジットカードを持っていることが多いのでこちらも良く使われる印象です」と店長。お客さんの現金決済とキャッシュレス決済の割合は半々くらい。この3年でどんどん増えてきているという

――キャッシュレス対応をすることは、お店にとってどういうことだと考えていらっしゃいますか。

キャッシュレスに対応することは信用にもつながります。このお店は安心して利用できるお店だという印象になるんですね。来年、その先に向けて、キャッシュレス決済を求める機会は増えてくるはずですので、対応しておくことが当たり前になってくるんじゃないでしょうか。


調査元・JCBと、サービスを展開するJMSの声

写真左・株式会社ジェーシービー 次長(戦略企画グループ担当) 伊藤隆さん

写真右・株式会社ジェイエムエス 事業推進本部長 杉山二郎さん

JCBは、三菱UFJニコスとUCで共同出資しているJMSにて「JMSおまかせサービス」という加盟店向けキャッシュレス決済サービスを展開している。JMSは20年近くキャッシュレス決済を提供しているいわば老舗。JMSおまかせサービスでは、各種電子マネーなど豊富な決済に対応している。

  • 据置型の端末を設置する「Webプラン」、iPhone・iPadのiOS端末とカードリーダーで決済ができるようになる「おてがるPay」と、キャッシュレス・消費者還元制度に向けてお得なプランを用意

このサービスのメリットとしては、本来いろいろな決済ブランドと個別に必要な契約を、ひとつにまとめることができるので、入金管理もひとつ、問い合わせ先もひとつと、店舗側で管理を一元化することができる。申請もWebから行うことができるのでスピーディな導入が可能となっている。店舗としては入金のタイミングが気になるところだが月に6回締めで支払うこともできるため、資金繰りの面でも導入しやすくなっている。

お2人によると、今、キャッシュレス化に対応するメリットとしては、「少人化への対応」と「集客」があげられるという。

「現在、飲食店などでの人手不足は経営課題として大きくありますが、現金を扱う上ではレジ締めの業務など人手の面でどうしてもコストがかかってしまう。キャッシュレス化が進むことで、これらの負荷が軽減されます。またキャッシュレス化を推し進めたい事業者側がそれぞれにポイントや割引などを実施しており、ユーザー側にもそれが浸透している。キャッシュレスでお得に決済したいというユーザー層を獲得することで、集客に結び付くと考えられます。また、以前からの傾向でクレジット決済は現金決済に比べ単価が高い傾向にあります。客単価の高い層を新たに集客できる見込みがあると言えるでしょう(伊藤さん)」

現在、国もキャッシュレス化の充実を図るため、2019年10月から2020年6月までキャッシュレス・消費者還元制度による決済手数料の補助などが実施されることになっており、今後さらに国内でのキャッシュレス化が進められることになる。


制度を適用するためには、国に申請などが必要になるため早急な対応が必要だ
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「テクノロジーの進化で、従来の据置型だけでなくスマホを活用した形のものも登場しています。スマホ型の登場により、これまで導入しにくかった店舗形態でも導入しやすくなりました。テーブルチェックの際に、カードをお預かりせずお客様の前でスマホによる決済処理をすることで、より安心してもらえるようになったのでは。当面の間は、いろいろな決済方法が併存する"マルチ決済"が続くと思います。店舗側は、幅広く対応しておくことが重要です(杉山さん)」

しかし、導入するにあたって気になるのがセキュリティ面での安心だ。

「JMSでは、ISMS、PCI DSS認証取得活動に取り組み、加盟店様からお預かりしているさまざまな情報に対し、万全の安全管理策を講じています。

また、各都道府県、エリアごとに当社営業社員がお客様のパートナーとしてトータル的にサポートしておりますし、JMS加盟店お客様専用のコールセンターもあります。

店舗側に個人情報などを保有せず、セキュリティ面でお店に負担のかからない仕組みです。スマホやWeb明細などへの対応など新しいニーズにも対応できるようになっています(杉山さん)」

国の主導もあって店舗側もお得に始められる今が、早急にキャッシュレス対応を進めるタイミングだといえる。

まずは、JMSのページから、制度やプランについて確認してみてはいかがだろうか。


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[PR]提供: ジェーシービー