先進技術の活用がビジネスを展開させるための必須要件となった現在では、あらゆる変化に対応できる"スピード"と"柔軟性"が求められるようになった。その実現にはITインフラの刷新が不可欠。官民一体となって推進されているデジタルトランスフォーメーション(DX)においても、老朽化したシステムからの脱却が重要な要素となっており、多くの企業がITインフラの刷新に取り組み始めているのが現状だ。

AI、ディープラーニング、ビッグデータ分析、仮想化など、先進技術によって創出されたイノベーションを活用していかなければ、現代のビジネスで成功を収めることは難しい。こうした状況で重要となってくるのが、ITインフラのパフォーマンス向上、すなわち、ITインフラの性能を左右する「ストレージ」の選択となる。従来のHDDを採用したストレージ製品では、最新のテクノロジーを取り入れたソリューションを快適に利用できないため、大規模システムを中心に「オールフラッシュストレージ」の導入が進んでいる。

SSDを採用したオールフラッシュストレージは先進ソリューションの活用に欠かせない"高速処理"を実現するため、以前より高度な処理を必要とする特定用途では使われてきたが、近年では一般的なビジネス用途においてもオールフラッシュの性能が求められるようになった。この流れはエンタープライズ向けはもちろん、中小規模のシステムにまで広がってきている。とはいえ、オールフラッシュはHDDのストレージと比べてコストが高いのは事実。SSDの低価格化が進んでいるのは確かだが、それでもITインフラに使える予算が限られた中小規模のシステムに導入するにはハードルが高い。テクノロジーを活用して新たなビジネスを展開したいと考えても、コスト面がネックとなり導入をためらうケースも少なくない。そこで注目したいのが、富士通から提供されるオールフラッシュストレージの最新エントリーモデル「C190」となる。

オールフラッシュをめぐる現状と、「C190」登場の背景

最新機能を備えたオールフラッシュストレージを
リーズナブルに提供

C190を一言で表すとすれば、「エンタープライズ向けに活用するオールフラッシュストレージの機能をリーズナブルな価格で実現したモデル」ということになる。ネットアップ社とOEMパートナーシップを結ぶ富士通が提供する「ETERNUS NR1000 series」(以下、NR1000 series)のエントリーモデルという位置づけで、エンタープライズ向けの機能を中小規模のシステムでも利用してもらうために開発された戦略的な製品となっている。近年では中小規模のシステム、たとえば支社・支店や大学の研究室などでも、仮想化基盤を構築してシステムの効率化を図ったり、機械学習/ディープラーニングの基盤を構築したりといった用途が一般的なものとなりつつあり、パフォーマンスの高いITインフラが必要になってきた。NR1000 seriesで培われてきた機能が盛り込まれたC190は、機能・コストの両面で中小規模のシステムのニーズを満たすモデルに仕上がっており、オールフラッシュストレージの裾野を広げる製品として注目を集めている。

エンタープライズから中小規模システムにまで対応する、NR1000 seriesのラインナップ

NR1000 seriesは、オールフラッシュの「A series」とハイブリッド構成の「F series」で展開されている。開発元のネットアップ社はNASストレージ業界のリーディングカンパニーであり、同社のノウハウを活かしたNR1000 seriesには、高い処理能力と信頼性、ユーザーフレンドリーな管理機能など現代のストレージ製品に必要な要素が取り揃えられている。写真や動画、音声など非構造データの扱いに適したファイルアクセスと、データベースや業務システムで使われる構造化データの扱いに適したブロックアクセスを単一システムで管理できるなど、仮想化ソリューションを含めたさまざまな用途に対応できる柔軟性を実現。プラットフォームOS「ONTAP」を搭載することで、シンプルな管理機能と強固なセキュリティ機能を提供している。さらに重複排除・圧縮機能およびコンパクションテクノロジーにより、ストレージの容量を有効に活用することが可能だ。

C190でデータ容量を有効活用

そして、オールフラッシュストレージのエントリーモデルとなるC190でも、NR1000 seriesの持つ「シンプル」「スマート」「セキュア」といった要素を継承している。2Uサイズに2コントローラを搭載する高可用性構成を採用し、8本/12本/18本/24本の4種類のSSDドライブ(960GB)構成を選択可能。インターフェースは10GBASE-Tによるイーサネット構成と、ファイバチャネル/Converged Network Adapter(CNA)によるユニファイド構成を選択可能。ONTAPは最新バージョン「9.6」に対応しており、クラウドインフラとの連携や統合的なデータ保護といった最新の機能が利用できる。特に「セキュア」な要素に関しては、エンタープライズが求める高度なセキュリティ機能をそのまま実装。専用OS(ONTAP)の採用により、汎用OSの脆弱性を利用したランサムウェアなどのサイバー攻撃の大部分を無効化したり、SnapCenter、SnapMirror等を利用して各種ストレージプラットフォームや仮想環境に対応する統合的なデータ保護体制を構築したりと、他のNR1000 seriesと同様の強固なセキュリティ・データ保護機能を備えている。個人情報をはじめ、企業に蓄積される重要データの漏えいが社会的な問題となっている今、中小規模のシステムにおいてもC190のデータ保護機能は大きなメリットとなるはずだ。

富士通の培ってきたノウハウが、
規模を問わずあらゆる環境構築を支援

また、国内初のネットアップ社 OEMベンダーとして20年以上協働している富士通が持つノウハウも、C190の導入を強力にサポートしてくれる。実際にネットアップ社製品の導入を手がける富士通株式会社 データセンタプラットフォーム事業本部 ストレージシステム事業部 NASプロダクト部の伴 氏が語る「ネットアップ社製品で日本唯一のOEMベンダーであり、実際にストレージを開発するハードウェアベンダーでもある弊社ならではのノウハウを活かした、きめ細かい支援を行っています。企業全体のシステムを構築から保守までサポートしたり、部署や研究室ごとの細かなニーズに対処したりと、規模を問わず柔軟に対応することができます」という言葉が、そのメリットを裏付けてくれる。

富士通では、これまでエンタープライズ向けに培ってきたオールフラッシュストレージの活用を、特定の部署や大学の研究室といった規模にまで広めるための製品としてC190を位置づけ、さまざまな企業や団体に向けて展開していく予定だ。実際、C190はNR1000 seriesが持つ機能のほとんどが利用できるプレミアムモデルのみのラインナップとなっており、中小規模にも低コストで最新オールフラッシュの実力を体感してもらいたいという製品コンセプトがうかがえる。

もちろん、すべての中小規模のシステムが今すぐオールフラッシュを導入しなければならないわけではない。ニーズに対して十分なパフォーマンスが得られるのならば、HDD製品やHDD/SSDのハイブリッド製品を選んでも大きな問題はないだろう。ただし、毎日のように新たなイノベーションが生まれ、企業のITインフラに求められるパフォーマンスが高まっている現状と、今後HDDの生産は終息に向かうと予想されている状況を鑑みれば、2~3年後にはオールフラッシュが必須となっている可能性は高い。さらに、オールフラッシュの秘めるポテンシャルは、ビジネスや研究を加速させることにもつながるはずだ。既存のITインフラに満足できない部分があるのならば、まずはC190で「オールフラッシュストレージ」が生み出す新たな世界を体感してみてはいかがだろうか。

[PR]提供: 富士通