もっとユニークなカタチをしたスマホがあってもいいじゃん!

今や私たちの生活に欠かせないスマートフォン。1日の過ごし方において、テレビを見ている時間よりもスマホを触っている時間のほうが長いなんて人も多いのではないでしょうか。

  • マイナビニュース会員305人に聞いたところ実に半数以上の人がスマホという結果に

これだけ世の中に浸透し、たくさんの種類が登場しているスマホですが、今まで液晶画面のカタチは画一的な四角形ばかりでした。

しかし、最近では角が丸みを帯びているタイプも登場してきており、ディスプレイも徐々に進化!新しい形のスマホが登場する未来も近いかもしれません。ではなぜ、これまでは「液晶が四角形のスマホしか無かった」のでしょうか?今回は、その理由を調べました。

  • スマホの液晶が四角形の理由

そもそも四角形じゃない液晶画面にニーズはあるの?

調査をする前に、まずアンケートで「液晶が四角形じゃないスマホがあれば使ってみたいか」質問してみました。すると、54%の人が「使ってみたい」との回答。やはり、一定のニーズはあるようです。

具体的にどんな形のスマホを使ってみたいかを聞いてみたところ、読者からアイデアが寄せられましたので、いくつかご紹介しましょう。

地球儀のような円形だと地図が見やすそう!世界地図を見たい…35歳/男性/会社員
  • 円形スマホの利用イメージ
地球儀を彷彿させる円形のスマホで地図アプリを起動すれば、まるで地球を外から覗いているような感覚を味わえるかも!くるくる回せて楽しそうでうすね。某漫画のレーダーみたいでカッコ良い!筆者も欲しいです…。
その年の干支型!毎年売り出せば話題になりそう。猫が好きな人も多いので猫型も絶対必要…50歳/女性/その他・専業主婦等
  • 干支形スマホの利用イメージ
「干支の引き継ぎ式」が年末の恒例行事となっていますが、毎年、来年の干支型のスマホが発売されるようになれば新時代の風物詩となりそうです。辰年のスマホはめちゃめちゃ複雑なカタチになりそうですが…(笑)
大好きなキャラクター型!背景画像やシールで統一感を出せそう…29歳/男性/会社員
  • キャラクター形スマホの利用イメージ

背景画像をダウンロードし、背面にはシールを貼って…そのうえ、スマホ自体のカタチが大好きなキャラクター型ならファンにはたまりませんよね。イベントなどで、ファンの皆さんが同じキャラ型のスマホで写真を撮影したりする光景は圧巻かもしれません。

このように、液晶が四角形以外のスマホについて興味を持っている人が少なくないことがわかりました。こうなると、ニーズがあるのに商品化されていない事実にますます疑問は深まるばかりです…。では、いよいよ本題に入っていきましょう。

なぜ、液晶が四角形以外のスマホは存在しないのか?

  • なぜ、液晶が四角形以外のスマホは存在しないの?

円形や干支型、キャラクター型など、想像するだけで夢いっぱいの未来が広がりますが、これら形の液晶スマホがまだ世の中にないことのヒントは

液晶ディスプレイを変形する技術の難しさ

にあるようです。

通常、ディスプレイを開発する際には、「ゲートドライバ」と呼ばれる映像信号を制御する回路を表示領域の外周部に配置するのが技術上の”常識”。

四角形以外の画面形状にするときは、その形状に合わせたゲートドライバを形状毎に新規に開発する必要があり、その細かな調整作業が非常に大変で開発コストも膨らむため、四角形以外のカタチは敬遠されてきたのです

円形スマホが登場する未来は間近に!デザイン自由自在の液晶に大注目!

  • 円形スマホイメージ

しかし、この“常識”を見事に覆した企業が現れました。それは大手電機メーカーの「SHARP」。“液晶のシャープ”と世界に名を馳せた同社が開発したのが、デザイン自由自在の新しいディスプレイ技術「フリーフォームディスプレイ(FFD)です。

このフリーフォームディスプレイ技術は、あらゆる形に合わせてディスプレイを製作できるデザイン力が特徴。SHARPは他社に先駆けてフリーフォームディスプレイに着手し、長年にわたり関連技術を蓄積してきたのです。

  • FFD フリーフォームディスプレイ

特に、画素内にゲートドライバを配置する技術は、ディスプレイをデザインする自由度を飛躍的に高めました。具体的には、これまで外周部に配置するのが当たり前だったゲートドライバを分割し、大幅に小型化したうえで画面の中に分散配置。外周部を一列に埋めていたゲートドライバを画面中に散らばらすことで、画面形状に合わせたドライバーを作成しなくても自由自在にカタチを作成できるようになったのです。

この技術によって

  • 三連形ディスプレイ

    例えばこんなメーターが3つ並ぶような形も

  • 切り欠き型ディスプレイ

    ディスプレイの一部を切り取って、アナログボタンと合体させることもできるそうです

ゲートドライバの画面内への配置変更によって、通常、透過率(光の利用効率)が下がり暗くなってしまうのですが、そこは優れた性能を持つIGZO液晶を活用することでカバー。透過率を犠牲にすることなく、フリーフォーム化にこぎつけたといいます。

  • IGZO液晶

    IGZO液晶はより少ないLEDの光量で、従来の液晶と同じ明るさの映像を表示できる

SHARPは、このIGZO液晶とフリーフォームディスプレイの応用によって、アンケート結果でもニーズが多かった「円形ディスプレイ」の実現にも成功。タッチパネル、液晶、バックライトのすべてを円形に作る技術を組み合わせることで可能となったそうです。

  • 車載円形ディスプレイ

    円形ディスプレイをダイヤルと組み合わせれば、地図の方向転換や音量のボリューム調整など、直感的な操作がしやすくなりそうです

SHARPによると、このフリーフォームディスプレイの技術があれば、円形スマホはもちろん、それ以外の用途でもデザインの幅を拡張していけるというのです。

  • インテリア ディスプレイ

    例えば部屋のインテリア

  • 壁掛け ディスプレイ

    穴の開いた壁掛けディスプレイ

  • 虫眼鏡 ディスプレイ

    ネットワークにつながる虫眼鏡など

これから先の未来で、液晶画面の変革は私たちにどのような新しい体験をもたらしてくれるのでしょうか?上記のイメージ写真を見るだけでもワクワクが止まりません!

  • フリーフォームディスプレイのある未来の暮らし


後編では、このフリーフォームディスプレイ技術を生み出したSHARP担当者の開発秘話や、今後活用が想定されるシーンの可能性に迫ります。

後編もお楽しみに!
後編は5月27日公開予定

[PR]提供: SHARP