小説やコミックを原作にした「映像化作品」の人気は、いまだ衰えることを知らない。その醍醐味といえば、豪華俳優陣による熱演が挙げられるだろう。原作の世界観に敬意を払いながら、緻密かつダイナミックに演じていく俳優たちの姿には、原作のファンだけでなく多くの人が突き動かされる。

今回はそんな映像化作品のなかから、5月にWOWOWで放送される6作品を紹介しよう。

『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』

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犯罪における加害者や被害者の心理描写に長けたベストセラー作家・薬丸岳の小説を原作に、名匠・瀬々敬久が映像化に挑む。犯罪の被害者遺族は加害者を赦すべきか、それとも赦さざるべきか――究極のテーマを視聴者に問いかける作品だ。

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警察官を辞めて探偵事務所で働く佐伯修一(東出昌大)は、幼いころに姉を殺された被害者遺族の一人。所長の木暮(松重豊)に命じられ、とある夫婦から持ちかけられた「息子を殺した男を追跡調査してほしい」という依頼を受けると、さらなる犯罪に手を染めている加害者へとたどり着く。

その後も「犯罪加害者の追跡調査」を続けることになった佐伯は、かつて姉を死に追いやった3人の“悪党”へと対峙することに。自らの過去と、忘れられない犯罪の“その後”に葛藤しながらも向き合っていく。

●放送日
『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』
5月12日(日)より、毎週日曜よる10:00(全6話) [WOWOWプライム] ※第1話無料放送
初回放送後、第一話を無料配信! 誰でも見られます! 詳しくは番組特設サイトへ!

『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』
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★こちらもチェック!『友罪』

  • (C)薬丸 岳/集英社 (C)2018映画「友罪」製作委員会
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『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』と表裏をなす作品として、2018年に公開された本作も放送決定。

ジャーナリストを志したものの夢に破れた益田(生田斗真)は、町工場の見習い工として人生の再出発を図ることに。そこで出会った無口な青年・鈴木(瑛太)といつしか友情を育んだ益田だったが、鈴木はかつて凶悪な連続殺傷事件を起こして日本中を震撼させたあの「少年A」だった。

●放送日
『友罪』
5月5日(日・祝) よる9:00 [WOWOWシネマ]
5月8日(水) よる7:45 [WOWOWプライム]
5月16日(木) 午後3:00 [WOWOWシネマ]

『友罪』
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『劇場版「DEATH NOTE」一挙放送』

死神のノート、通称「デスノート」に名前を書くと、その人間は死ぬ――少年誌とは思えないセンセーショナルな内容で話題となった同名コミックの実写映画を、WOWOWでは一挙放送。

偶然「デスノート」を手にした大学生の夜神月(藤原竜也)は、腐敗した世の中を正そうと「キラ」と名乗り犯罪者たちに裁きをくだしていく。そんな「キラ」の暴走を止めるべく、天才の探偵「L」(松山ケンイチ)が派遣される。

裏の裏を読み合う天才同士の頭脳戦はもちろん、人気俳優同士の演技合戦も見どころだ。

  • 『DEATH NOTE』(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS ※画像クリックで詳細へ

  • 『DEATH NOTE the Last name』(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS ※画像クリックで詳細へ

また、天才探偵「L」を主人公としたスピンオフ『L change the WorLd』や、「キラ」と「L」の決戦から10年後の世界を描いた『デスノート Light up the NEW world』も放送決定。こちらも合わせてチェックしてほしい。

  • 『L change the WorLd』(C)2008「L」FILM PARTNERS (C)2008「L」PLOT PRODUCE ※画像クリックで詳細へ

  • 『デスノート Light up the NEW world』(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS ※画像クリックで詳細へ

●放送日
『DEATH NOTE』
5月17日(金) よる11:25 [WOWOWシネマ]
『DEATH NOTE the Last name』
5月17日(金) 深夜1:35 [WOWOWシネマ]
『L change the WorLd』
5月18日(土) 午前4:00 [WOWOWシネマ]
『デスノート Light up the NEW world』
5月18日(土) 午前6:10 [WOWOWシネマ]

『劇場版「DEATH NOTE」一挙放送』
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『不能犯』

  • (C)宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会 ※画像クリックで詳細へ

原作・宮月新、作画・神崎裕也による人気コミックを、ホラー作品を数多く手掛けてきた監督・白石晃士が実写映画化。

SNS上で話題となった噂――それは、ある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を残すと、その願いが叶うというものだった。そんなある日、金融会社の社長や町内会の会長が不審死を遂げる。刑事の多田(沢尻エリカ)は、現場で目撃された黒いスーツの男・宇相吹(松坂桃李)を追うことに。しかし、宇相吹はマインドコントロールを駆使して「目を見ただけで相手を死に追いやる」ために、罪には問われない“不能犯”だった。

「……愚かだねぇ、人間は」とつぶやきながら反行におよぶダークヒーロー・宇相吹を、俳優・松坂桃李が熱演。その恐ろしくも艷やかな魅力から目が離せない。

●放送日
『不能犯』
5月11日(土) よる8:00 [WOWOWシネマ]
5月12日(日) 午後3:05 [WOWOWプライム]
5月16日(木) よる8:00 [WOWOWプライム]
5月19日(日) よる7:00 [WOWOWシネマ]

『不能犯』
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『娼年[R15+指定相当版]』

  • (C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

東京の大学に通う青年・領(松坂桃李)は、代わり映えのない日常や女性関係に退屈していた。そんなある日、アルバイト先のバーに訪れた静香(真飛聖)に誘われて、領は会員制ボーイズクラブで働くことに。入店の翌日から売春夫「リョウ」として仕事を始めた領は、女性が秘めている欲望の不思議さや奥深さに気づき、次第に心惹かれていくのであった。

石田衣良の同名小説を原作にして、三浦監督が手がけた舞台の映画版が登場する。セックスを通じて浮かび上がる男女の内面が、大胆不敵なエロティシズムとともに描かれている。2018年の日本映画界で話題をさらった衝撃作を観逃すな。

●放送日
『娼年[R15+指定相当版]』
5月10日(金) 深夜0:40 [WOWOWシネマ]

『娼年[R15+指定相当版]』
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『罪と罰 三浦春馬×大島優子』

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19世紀後半のロシア文学を代表する作家・ドストエフスキー。WOWOWでは、彼の名作小説「罪と罰」をイギリス人演出家のフィリップ・ブリーンが舞台化した作品が放送される。

物語の舞台はサンクトペテルブルク。貧しいが頭脳明晰な青年・ラスコリニコフ(三浦春馬)は、「自分が特別な人間」であり「人類が救われるならば法を犯す権利がある」という理論のもと、強欲な質店の老婆を殺害する計画を企てるが……

主人公・ラスコリニコフ役を務めるのは三浦春馬で、正義と罪の意識のはざまで迷いもがき続ける姿を熱演する。また、ラスコリニコフに寄り添う娼婦・ソーニャを演じるのは大島優子。その他にも、麻実れい、勝村政信といった豪華な実力派俳優が出演する。

●放送日
『罪と罰 三浦春馬×大島優子』
5月18日(土) 午後3:00 [WOWOWライブ]

『罪と罰 三浦春馬×大島優子』
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原作を知っている方も知らない方も楽しめる「映像化作品」。今回紹介した6作品から、その奥深い魅力を味わってみてはいかがだろうか。

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