m-Book F537SD-M2S2」は、15.6型フルHDディスプレイを採用したノートPCのスタンダードモデルだ。

モバイルでは13.3型が主流だが、画面の広さや見やすさからするとベストチョイスといえるサイズ。本機では映り込みの少ないノングレアタイプのパネルを採用しており、反射が少なく長時間作業しても目が疲れにくい点も個人的には好みだ。もちろん、フルHD(1,920×1,080ドット)の高解像度を生かした映像が楽しめる。動画視聴にもぴったりで、満足度の高いディスプレイといえるだろう。

また、以前ほど使用頻度は高くないが、DVDドライブも標準搭載しているため、DVDタイトルを楽しむことも可能だ。SDメモリーカードが差し込めるカードリーダーもあるため、あらゆるメディアの画像や動画を見ることもできる。

  • 正面

    正面

  • 左側面

    左側面

  • 右側面

    右側面

  • 写真ではわかりにくいが、映り込みが抑えられたノングレアパネルは長時間利用しても目の疲労が少ない

    写真ではわかりにくいが、周囲の光の反射や映り込みが抑えられたノングレアパネルは長時間利用しても目の疲労が少ない

またこのシリーズは、最新の第8世代インテルプロセッサーが選択できるところが特長だ。Intel Core i3、i5、i7と幅広く選べるが、本機はエントリークラスのプロセッサー、Intel Core i3-8130Uがベースとなっている。エントリークラスといっても、この第8世代のCore i3からターボブースト機能を搭載し、キャッシュも4MBに増強。2コア、4スレッドであることは前モデルと同じだが、処理能力は大きく向上している。

それだけでなく、このCPUは消費電力が15Wととても低く抑えられている。これはモバイル時に大きな効果を発揮し、実際に本機のバッテリー駆動時間は最大で約6時間と、スタンダードサイズのノートPCとしては長時間のモバイル操作が可能。外出時に大きな力となるのも魅力だ。

  • 薄型軽量なのも「m-Book F537SD-M2S2」の特長。重量約2.2kgでスタンダードモデルとしては軽量なので、モバイルでも十分使用できる

    15.6型ノートとしては薄型軽量なのも「m-Book F537SD-M2S2」の特徴。重量約2.2kgでモバイルでも十分使用できる

グラフィックスはCPUオンコアのインテルグラフィックスだが、今回から「Intel UHD グラフィックス 620」となって、4Kに対応しているのが特徴。特に負荷の高い操作などを行わない限り、十分な実力を発揮できる。

加えて、4Kで外部出力ができるHDMI端子とともに、プロジェクターなど既存の映像機器にも対応できるD-Sub端子も用意されているので、接続しようとしたら端子がないというトラブルも回避できる。

もう1点、本機には標準のストレージに「M.2」タイプのSSDが採用されているのも、チェックしておきたいポイントだ。HDDよりも高速処理が可能なので、より高いレスポンスが得られる。もちろん、OSやソフトウェアの起動も速いので、ストレスのない操作感を提供してくれるはずだ。