パソコンを使っていて、システム標準の機能なのに活用しきれていなかったり、一方必要な機能なのに提供されていないことで、その機能を求めていろいろなサイトを探したりしたことはないだろうか。「Parallels Toolbox」は、システムに足りない細かな機能を提供してくれる、とても便利でユニークなユーティリティ集だ。本稿では、その便利機能をまとめて紹介する。

現在では、パラレルス オンライン ストアのほかPCショップや各家電量販店などでも購入できる。この記事を読んで気になった方はぜひ店舗にも足を運んで欲しい。

  • とくに関東近郊の一部家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、LABI)では、「総合学園ヒューマンアカデミー横浜校」の学生がパラレルスからの企業課題としてデザインした、上の特別チラシも置いてある。ぜひチェックしてみてほしい

30以上のツールがMacでもWindowsでも

30以上の機能をオールインワンにまとめたユーティリティ集「Parallels Toolbox」を提供するパラレルスは、2018年12月にコーレルの傘下に入った老舗のソフトウェアメーカーだ。仮想化アプリケーションも有名で、それがこの製品を勧める理由のひとつでもある。

  • Parallels Toolbox for Mac

  • Parallels Toolbox for Windows

以下では、Mac版の「Parallels Toolbox for Mac」とWindows版「Parallels Toolbox for Windows」の概要や、最新のバージョン3で新たに追加や強化された機能について解説していきたい。

  • Parallels Toolboxはメニュー常駐型のランチャーと、30種以上のミニアプリで構成されたユーティリティ集だ(画面はfor Mac)

Parallels Toolboxでは、大きく分けて①動画や音声、画像といったメディアファイルの取得と編集に関わる機能②ビジネスユースで便利な機能③システムやディスク関連の機能という3つのジャンル向けに、単機能のミニアプリが提供される。また後述するが、購入する際も必要に応じて、特定ジャンルだけを購入することもできる。これらのアプリはすべてメニューからワンタッチで起動できるので、ほかのアプリで作業中でも、いつでもアクセスできる手軽さがポイントだ。

また、この手のユーティリティ集としては珍しく、Mac版とWindows版の両方が用意されている。いくつかのツールに違いがあるものの、主要な機能や使い方は同じで、Mac版はメニューバーに、Windows版はタスクバーにそれぞれ常駐するかたちだ。プライベートはMac、仕事ではWindowsといったような環境でも、どちらでも使い慣れたツールを使えるのは嬉しい。

  • Parallels ToolboxにはWindows版もしっかり用意されている

それでは各機能を見ていこう。