2018年も残すところわずかとなったが、家の大掃除と同様に、デジタルデータを整理し、新しい年に備えて新たな環境を整えておきたいもの。今年撮影した写真やムービー、作成した書類などのデータは年内のうちに整理するのもよいのでは? そこで今回は、新しい環境に備えたデジタル環境のアップデートと、データの種類や用途ごとにデータを効率よく整理・保存する方法を紹介していこう。

自分に合った記録媒体選びを


スマートフォンやタブレットが普及して、クラウドでデータをやり取りする機会も増えている。しかし、ファイルの容量に制限があったり、ビジネスの現場ではそもそもネットが利用できないケースもある。いざというときに頼れるのは、やはり物理的な記録媒体だ。 仕事などで常用する人はもちろん、バッグに入れておくだけでも心強いアイテムだ。そこで数あるものの中から、自分のニーズに合う記録媒体を選んでいきたい。


▼記録媒体選びのPOINT

→ ファイルのやり取りに使うメディアを選ぶ際は
「やり取りする相手」と「データのサイズ」を考えよう


たとえばデジタルカメラやスマートフォンに使うなら「microSDカード」、パソコン同士なら「USBメモリ」や「ハードディスク」が使われる。USBメモリとハードディスクの差は、保存できる容量とコストパフォーマンスのバランスになる。用途に合わせたメディアを選ぼう。

→ デジタル環境の更新

デジタル環境の更新という点では、パソコン自体の保存メディアにも注目したい。
これまでの主流だったHDD(ハードディスク)は安価で大容量だが、CPUやメモリなどの高速化から取り残され、パソコン全体から見るとボトルネックになってしまっている。
これを改善するのが「SSD」だ。容量自体はハードディスクよりも小さめだが、読み書き速度は格段に向上する。パソコンを買い替えずに大幅なパワーアップを考えているなら、ぜひ検討したい。