一時期に比べると落ち着いてきたものの、まだまだ活気あふれるAndroidタブレット市場。そのなかでもとくに元気なのが、世界2位のスマホメーカーとして日本でも存在感を増しつつあるファーウェイだ。ここ最近は、エンタメ性能を強化したタブレット「HUAWEI MediaPad M5」シリーズを相次いで発表し、個人ユーザーからビジネスユーザーまで幅広い層の注目を集めている。

今回は、そのなかから8.4インチという片手で持てるサイズの高性能機「HUAWEI MediaPad M5」と、ペン入力や指紋認証などに対応しビジネスユースに便利な「HUAWEI MediaPad M5 lite」の2機種を紹介しよう。

出先でのメディア鑑賞にちょうどよいサイズ感の「HUAWEI MediaPad M5」

スマホの大画面化にともなってタブレットのメインストリームも10インチ以上の画面サイズに移りつつあるが、7~8インチの小型タブレットのニーズはまだまだ高い。視認性と携帯性のバランスに優れており、気軽に持ち運べるのが人気の理由だ。

ファーウェイの「HUAWEI MediaPad M5」もそうした小型タブレットのひとつ。幅約124.8mm、高さ約212.6mm、厚み約7.3mmというコンパクトな本体に、約8.4インチ、WQXGA解像度(2,560×1,600ピクセル)のIPS液晶ディスプレイを搭載している。画面の表示領域は新書とほぼ同じサイズで、本体幅は片手でも無理なくホールドできる大きさ。これ以下だと視認性が低くなり、これ以上だと携帯性が落ちる絶妙なサイズ感だ。

  • ファーウェイの「HUAWEI MediaPad M5」。高級感のあるメタルボディを採用している

  • 片手でも無理なくホールドできるサイズ感を実現している

実際にWebで検索したり、動画を鑑賞したり、電子書籍を読んでみたりしたが、一度に表示できる情報量が多く、とても見やすいのが印象的だった。たとえば漫画の吹き出しの小さな文字も読みやすく、いちいち拡大・縮小を繰り返さなくてもスイスイ読み進めていける。ライブ映像の場合はアーティストの細かい表情や仕草まで分かりやすく、パフォーマンスを臨場感たっぷりに鑑賞することができる。

  • Webサイトを表示させたところ。一度に表示できる情報量が多くとても見やすい

動画を観ていてびっくりしたのが、画質のよさだ。暗闇からスポットライトで照らされた人物が浮かび上がるようなドラマチックなシーンは、漆黒のシャドウから明るいハイライトまでくっきりと再現される。熱帯の色あざやかな生物や植物はまるで目の前に実物が存在しているような生々しさで映し出される。しかも薄暗い室内から屋外の太陽光の下に移動したような場合でも、ファーウェイ独自の画像最適化技術「ClariVu」で自動的にコントラストや色温度、輝度を調整してくれるため、常に画面が見やすいのだ。

  • 高コントラスト・広色域の液晶パネルを搭載しており、あざやかな色も美しく再現される

就寝前に電子書籍を読むような場合は「視力保護」モードが役に立つ。ブルーライトをカットして眼の負担を減らしてくれるため、読書をしているうちに眼が冴えてしまい、寝つきが悪くなるということが起きにくくなる。

  • 画面設定にある「視力保護」を有効にすると、ブルーライトをカットして眼の負担を減らしてくれる

オーディオ機能も充実! ハイレゾ再生にも対応!

「HUAWEI MediaPad M5」で動画を鑑賞していて、もうひとつ驚いたのが音のよさだ。老舗オーディオメーカーのHarman Kardonのチューニングによるデュアルステレオスピーカーと、独立したパワーアンプが搭載されており、コンパクトな見た目からは想像できないほど豊かなサウンドを楽しむことができる。

  • Harman Kardonのチューニングによるデュアルステレオスピーカーと、独立したパワーアンプを搭載する

製品には本体のUSB Type-C端子をヘッドホン端子に変換するアダプターが付属しており、これを利用することで好きなヘッドホンやイヤホンを利用することができる。ハイレゾ再生にも対応しており、市販のハイレゾ対応ヘッドホン/イヤホンを使えば高精細・高解像度なハイレゾ音源を堪能することも可能(※本体に搭載されたHUAWEI音楽プレイヤーを使う必要があります。)だ。

  • USB Type-Cをヘッドホン端子に変換するアダプターが付属する

さらに、有線接続時はファーウェイ独自のサラウンド技術「Histen」も利用可能で、イコライザーや3Dオーディオなどを調整して好みの音を楽しむことができる。実際に3Dオーディオをオンにして試してみたが、深みや凄みが増したサウンドに身体が包まれる感じで、没入感のある視聴体験が可能だった。

  • 有線接続時はファーウェイ独自のサラウンド技術「Histen」でイコライザーや3Dオーディオなどを調整して好みの音にできる

処理性能の高いプロセッサーを搭載

「HUAWEI MediaPad M5」を使っていて印象的だったのが、動作の軽快さ。Webサイトの閲覧などの一般的な操作はもちろんだが、動画や写真、音楽の再生時ももたつくことがなく、快適に鑑賞することができた。これは、ファーウェイの少し前のフラグシップ機にも搭載されていた高性能なHUAWEI Kirin 960 オクタコアプロセッサーを採用していることが大きいだろう。ゲームやエンタメ系コンテンツのように負荷の大きな処理が必要なときは2.4GHzのコアが使用されてパフォーマンスを高め、日常的な操作など負荷の小さい場合は1.8GHzのコアが使用されて消費電力を抑えてくれる。

そのためバッテリーの持ちもよく、フルHDの動画なら約11時間の再生が可能。バッテリー容量は5,100mAhと大容量だが、急速充電に対応しているため約1.9時間でフル充電できるのもうれしいポイントだ。

  • 充電は本体底面のUSB Type-C端子経由で行う

  • エンタメ性能に優れた「HUAWEI MediaPad M5」。発売当時最新のAndroid 8.0 Oreo、ユーザーインターフェイスは独自のEmotion UI 8.0を搭載し、使い勝手に優れるのも特徴だ