では、気になる性能をベンチマークテストでチェックしていこう。まず初めに、PCの総合的な性能を計測するベンチマークソフト「PCMark 10」の結果だ。

総合スコアは1679と、エントリークラスPCとしてまずまずのスコアを記録した。Atom搭載の低価格PCでは総合スコアが1000を切るので(※現在はもう販売されていない)、十分良好なスコアといえる。また、今回の試用機はメモリ容量が4GBだったが、8GBに増量することで性能が高まり、さらにスコアが上がると考えられる。上位のPCと比べると、さすがにスコアは劣るものの、これだけのスコアが得られていれば、重量級のゲームや動画編集など、よほど重いアプリを利用しない限り、不満を感じることはないだろう。

  • 「PCMark 10」の結果

    「PCMark 10」の結果

続いて、OpenGLベースでの描画性能やCPUの純粋な処理能力を計測する「CINEBENCH R15」の結果だ。OpenGLのスコアは18.97fps、CPUのマルチスレッドスコアは245 cbと、スペックなりのスコアとなっている。とはいえ、Atomのスコアは大きく上回っており、メモリを増量するとさらなる性能向上も期待できるので、こちらも大きな不満はない。

  • 「CINEBENCH R15」の結果

    「CINEBENCH R15」の結果

最後に、内蔵ストレージの性能を、「CrystalDiskMark 6.0.1」を利用して計測してみた。結果を見ると、シーケンシャルアクセス速度はリードが555.9MB/s、ライトが532MB/sと、申し分ない速度を確認。また、SSDのメリットは、ランダムアクセスの速さだが、その点も十分な速度が記録されている。このSSDの高速さがあるからこそ、エントリークラスPCでも快適な利用が実現できているわけで、改めてこの仕様の実現が製品の魅力を高めていると感じた。

  • 「CrystalDiskMark 6.0.1」の結果

    「CrystalDiskMark 6.0.1」の結果

快適に利用できる大画面の低価格ノートPCを探している方にオススメ

STYLE-17HP043-C-UCDSは、エントリークラスのノートPCとしては珍しく、17.3型と大型の液晶を採用しつつ、6万円を切る安価を実現した、コストパフォーマンスに優れる製品だ。エントリークラスということで、確かにCPUなどスペックはコストなりで、全体的な性能は、CPUにCore iを搭載するような上位の製品には劣っている。しかし実際に使ってみると、内蔵ストレージに標準でSSDを採用することなどにより、日常的な作業を不満なくスムーズに行え、この価格帯の製品としてはトップクラスといってもいいほどの快適度が実現されていると感じた。

そして、17.3型でHD+表示対応の液晶にも、文字の視認性に優れるという大きな優位性がある。子供から年配の方まで、誰もが快適に利用できるので、この点も小型液晶搭載のノートPCと比較して大きな優位点となるはずだ。そのため、見やすい大画面で快適に利用できる、安価なエントリーノートPCを探している方には、間違いなく満足できる製品といえる。併せて、必要十分な性能と拡張性の高さから一般ビジネス用途にも柔軟に対応できるため、安価なビジネスノートPCを探している方にもオススメしたい。

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