印刷品質や印刷速度、スキャン速度の向上もさることながら、従来モデルから大きく進化したのが「多目的トレイ」。より使いやすくなったトレイは、仕事にどのようなメリットをもたらすのだろうか。

大きく進化した多目的トレイと2Way排紙

従来モデルの1枚手差しトレイに対して、「MFC-L3770CDW」は対応枚数を一挙に拡大。普通紙最大30枚まで用紙のセットを可能とした。封筒や厚紙も利用でき、現場で求められる様々な状況に対応できるのも大きなポイントだ。

  • 多目的トレイに封筒を設置

    普通紙30枚もの用紙を手差しできる「多目的トレイ」。はがきや封筒、帳簿、コート紙などの特殊用紙も気軽に利用可能

多目的トレイの使い勝手をさらに向上させるのが、正面/背面の2Way排紙機構だ。複合機本体から印刷した用紙を取り出せる正面排紙は書類印刷時には便利だが、封筒や厚紙の場合は用紙が反り返ってしまう場合がある。原因は、印刷物を送るために内部で用紙をロールさせていることだ。

  • 正面/背面の2Way排紙の説明

    多目的トレイから背面排紙トレイまで用紙がストレートに流れるため、反り返りが起こりづらい(写真はMFC-L9570CDW)

「MFC-L3770CDW」ではそれを防ぐべく、正面だけでなく背面からの排紙に対応。多目的トレイから給紙し、背面排紙の流れがストレートなため、封筒や厚紙でも反り返りを心配せずに印刷できる。また、紙詰まりが起きにくいメリットもある。

操作パネルも刷新されており、見やすい3.7型カラー液晶タッチパネルとクリック感の良いメニューボタン・テンキーで直感的に操作できる。しっかりと「押した感」があるため、誤操作やFAXの誤送信を避けることが可能だ。

  • 押しやすくなったメニューボタン・テンキー

    3.7型カラー液晶タッチパネルとメニューボタン・テンキーの組み合わせで、わかりやすく正確な操作が可能

50枚の連続スキャンが可能なADFは速度も向上

「MFC-L3770CDW」は、ADF(自動原稿送り装置)の搭載可能枚数を50枚に増加。原稿を1枚1枚フラットベッドにセットし直す手間なく、まとめて読み取ってくれる。さらに両面同時スキャンにも対応しているため、両面原稿のデータ化やファクス送信、コピーなどでさらなる効率化が期待できるだろう。

  • ADF(自動原稿送り装置)の写真

    普通紙50枚もの用紙を搭載できるADFを搭載。両面同時スキャンにも対応しており、一度に大量の読み取りが可能だ

スキャン速度も向上し、1分あたりモノクロで27枚、カラーで21枚の読み取りを実現した。

まとめ

多目的トレイを中心に使い勝手が向上したコンパクトA4カラーLED複合機、JUSTIO「MFC-L3770CDW」。はがきや封筒といった特殊紙が多い現場では、対応枚数を一挙に拡大した手差しの活用が特に期待できる。利便性の高さ、読み取り速度・印刷速度の高速化、印刷の高品質化と低ランニングコストの両立は、スモールオフィスや店舗のさまざまなニーズを満たすものとなりそうだ。

なお、印刷に特化したA4カラーLEDプリンター「HL-L3230CDW」も同時に発売されている。

  • コンパクト・カラーLEDプリンター「HL-L3230CDW」

    コンパクト・カラーLEDプリンター「HL-L3230CDW」

「MFC-L3770CDW」と同等の印刷機能を持ちつつ、スキャナがないので高さが抑えられ、設置しやすいのが特徴だ。こちらのモデルも是非チェックしていただきたい。

「MFC-L3770CDW」の特徴をもっと知りたい

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