プリンターに手間をかけず、業務の効率化を図りたい…」個人事業主や小規模事業所、店舗経営者の方が抱える悩みを解決する製品が発売された。ブラザーの「JUSTIO(ジャスティオ)」ブランド、A4カラーLED複合機の新モデル「MFC-L3770CDW」だ。本稿では、その魅力をお届けしよう。

  • コンパクト・A4カラーLED複合機「MFC-L3770CDW」

    コンパクト・A4カラーLED複合機「MFC-L3770CDW」

大量印刷で差がつく高速印刷を実現

「MFC-L3770CDW」は、コンパクトなファクス付きA4カラーLED複合機だ。W410×D509×H414mmという本体サイズは、スペースの限られたSOHOや店舗でも置きやすい。

ビジネスプリンターに求められる大きな要素といえば、高速印刷。ブラザーのビジネスプリンターは「タンデムエンジン」を採用している。これは4色のカラートナーを並列に配置し、一度の印刷工程ですべての色を同時印刷する仕組み。タンデムエンジンにより、モノクロもカラーもまったく同じ速度でプリントできる。

  • タンデムエンジンのトーナー配置

「MFC-L3770CDW」は従来モデルよりもさらに速度が向上。モノクロもカラーも1分間に約24枚印刷可能だ。また1枚目の印刷が完了するまでのファーストプリント速度も、モノクロ・カラーともに約14秒を実現。

  • モノクロもカラーも1分間に約24枚印刷可能

急な大量印刷はもちろん、2~3枚程度の通常印刷にも支障をきたすことはない。

色域体積の向上により印刷品質も向上

新エンジンの採用によって、印刷品質も向上している。従来機種(MFC-9340CDW)と比べて色域体積が約14%広がり、表現できる色の幅が増した。その違いは従来機種の印刷結果と比較すると一目でわかるだろう。

  • 従来機種(MFC-9340CDW)と「MFC-L3770CDW」の印刷比較

    カラー印刷が鮮やかになる傾向が特徴的だ

文書やチラシに挿入した写真や図版などが、より色彩豊かにハッキリと印刷されている。SOHOや店舗で用いられるであろうカラフルなプリントは、相手に与えるインパクトにも影響を及ぼすはずだ。

無駄なく使える分離式のトナー・ドラム

レーザープリンターは帯電させたドラムで粉末であるトナーを紙に押し付けて印字する。トナーとドラムも消耗品なのだが、この2つを一体型ユニットとして提供しているメーカーが多い。

「MFC-L3770CDW」はトナーとドラムを別々に交換できる分離型のため、両方を無駄なく使いきることが可能。速度と品質を向上しつつ、カラー約17.4円/枚、モノクロ約3.1円/枚の低ランニングコストも実現している。また、一度のトナー交換で印刷できる枚数はモノクロ約3,000枚、カラー約2,300枚※と、交換頻度を軽減できることもポイントだ。
※JIS×6932公表値

  • 分離式のトナー・ドラム の説明

    ※TN-293BK,TN-297C/M/Y使用時(トナー交換時のみ)の数字です