「ピアノ」は人気が高い子どもの習い事のひとつです。楽器の習い事は、自宅で練習をするかどうかで、上達具合も変わってきます。しかし、子どもはなかなか練習しません。どうすれば練習するのか? そんな親の悩みを解決した楽器を紹介します。今は習っていなくても、最初に触れるきっかけにもきっとなる、そして何より大人も一緒に楽しめる。そんな楽器です。

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我が家の5歳の長男はピアノを習い始めて半年が過ぎました。歌が好きなことと、保育園の男の子の友達が習っている影響もあり、本人の希望です。レッスンは週に1回で、毎回宿題が出ます。本人はピアノ教室に行くことは好きなのですが、家で練習するのは嫌い。練習しようというと、「じゃあ、1回だけね!」と言って、1回ずつ曲をさらって終わり。特に、左手は練習が足らないので、なかなか指が動かず、できないことで更にやる気が削がれてしまうという悪循環です。

そんな時、カシオの光ナビゲーションキーボード「LK-511」を使う機会を得たので、子どものやる気につながれば、と期待して一緒に使ってみました。

  • カシオの光ナビゲーションキーボード「LK-511」には子どもたちも大興奮でした

ボタンがいっぱい、男の子ごころをくすぐる

光ナビゲーションキーボードLK-511は、61鍵盤、サイズ幅は幅94.8×奥行き35.0×高さ10.9cm、重さは約4.5kg(乾電池含まず)。両手で軽々と持てる重さなので、移動がラク。子どもがいる家庭でも場所を取らず置いておけるのはうれしいポイントです。

  • ホワイトを基調とした爽やかな色合いです

マイク、マイクホルダー、オーディオケーブル、楽譜集、歌詞集、譜面立て、ACアダプターが付属しており、ペダル、スタンド、椅子は別売です。譜面立ては取り外しができるので、使わない時の収納がしやすいです。

  • マイクとマイクホルダーも付属しているのでカラオケもできちゃいます

本体を見た途端、長男が「すごい!」と大喜び。ボタンがいっぱいあるので、男の子ゴコロをくすぐったようです。早速、普段練習している曲を弾き始めました。普段は、10分もすると、ピアノの練習をやめたがるのに、この日はいつもよりも長く練習しています。

理由を聞くと、

「キーボードが光るのがおもしろい。自分がどこを弾いているのがよく分かる」

とのこと。音だけでなく、視覚で確認できるのが楽しいようです。また、弾く強さによって、音の強弱が変わるのもおもしろいようでした。

アプリを使った音楽ゲームに夢中

LK-511では、専用アプリ「ソングバンクプラス」を使うと、内蔵曲を増やしたり、キーボードとアプリ画面を使ってゲームを楽しめます。そこで早速自宅にあるiPadと接続しました。

  • 接続にはLightning-USBカメラアダプター(iPhone/iPadの場合)が必要です

  • 追加曲(※)はどんどん増えていきます。練習したい曲を購入してキーボードに転送可能です。
    ※10月のアプリアップデート後に対応となります。
    アプリは曲を増やせるだけでなく、「メロディマスター」という音楽ゲームが楽しめます

  • 上から落ちてくる★にあわせてキーボードを押します

  • 採点機能を使えばゲーム性はさらにアップ!

曲のテンポを調節できるので、挑戦しやすいテンポで楽しめます。長男も夢中になりましたが、何より親の方が懐かしさから夢中になってしまい、休みの日の家族で楽しむアイテムとして活躍しました。

ちょっとずつステップを踏んで練習

LK-511は、J-POPのヒット曲からアニメ、クラシックまで200曲が予め内蔵されています。その中から1曲選んで、「ステップアップレッスン」機能を使うことにしました。

  • 伴奏が待ってくれるので、自分のペースで練習できます

「ステップアップレッスン」とは3つのステップで曲を練習できる機能です。

まずステップ1でお手本を聞きます。メロディが流れて光る鍵盤で場所を確認します。

次にステップ2です。これは「これから弾く鍵盤」が光ります。さらに液晶に指番号も表示されます。また、つまずくと声で「4」「3」というように指番号を教えてくれるというレッスン。

  • 次に弾く音が光ります

最後がステップ3。鍵盤が光らないので、ステップ2で覚えた鍵盤を弾きます。途中で迷って 弾くタイミングで正しい鍵盤を弾かないと、弾くべき鍵盤が光ります。

この3つのステップで練習すれば、楽譜が読めなくても曲をマスターできるというスグレモノです。

右手だけ、フレーズだけの練習も

練習に際し、長男が選んだのは「ちょうちょう」。デフォルトの状態ではテンポが早すぎるので、テンポを、ゆっくりに設定して練習します。

さらに、「パートセレクト」ボタンを使います。これで「右手だけ」「左手だけ」「両手で」というように、分けて練習が可能です。

  • 右手だけ、左手だけと分けて練習できます

感心したのは曲を分けて練習できる「レッスンフレーズ」機能です。内蔵されている曲は、練習用に複数のフレーズに分けられています。曲をちょっとずつ練習するのに最適です。「リピート」機能をオンにすると、フレーズを何度も繰り返して練習できます。

練習の仕方を学べる

曲を弾けるようになるためには、繰り返し練習して、指に動きを覚えこませることが重要です。右手、左手とパートを分けて練習したり、フレーズに分けて練習することです。でも、これがなかなか難しい。長男とピアノの練習をする時は、苦手なフレーズや、左手のパートを何度も練習するよう教えていました。しかし、「もう飽きた」「何度もやりたくない」と、なかなか練習が進みません。ところが、LK-511を使うと文句も言わず夢中で練習します。

指番号を声でアナウンスする機能も嬉しい機能です。指番号とは親指から小指を順番に1から5として、どの指で楽譜の音符を弾けばよいか示したものです。個人的に、指番号は漢字の書き順みたいなものだと思っています。基本的に指番号を守って曲を弾くと、なめらかに弾けます。また、指番号を守って練習すると、10本の指をバランスよく使うので、指が鍛えられます。

そう考えると、LK-511の機能を使うと、ピアノの練習の仕方そのものも学べていることに気がつきます。うれしいですね。

  • キーボードの機能を使いながら練習の仕方を説明しました。いつもより子どもが熱心です

ピアノを習っていなくても楽しい

長男が楽しそうに使っているので、ピアノを習っていない次男も触りたがりました。

そこで、「らくらくモード」を試すことに。らくらくモードは、どの鍵盤を押しても、正しいメロディが鳴るという機能。例えば、「キラキラボシ」の場合、正しいメロディは「ドドソソララソ」ですが、押す鍵盤は「レレレドドドミ」でも、出てくる音は「ドドソソララソ」というわけです。

  • ピアノを弾いたことがなくても、弾ける楽しさを味わえちゃいます

とはいえ、メロディの音の鍵盤が光るので、光っている鍵盤を追いかけて押しているうちに、正しいメロディの鍵盤を押すことができます。

「楽器の演奏が楽しい」「鍵盤を押したら音が鳴る」「曲はリズムと音の高さの違いでできている」ということを体感できるので、導入にはとても良いと思いました。

  • 大好きなアンパンマンの曲をらくらくモードで演奏すると、次男は「できた!」と嬉しそう

譜読みのサポートにも

「楽譜を読めなくても弾けるようになる」というのが魅力のLK-511ですが、個人的には譜読みのサポートに役立つと感じました。

ピアノ教室からは、課題曲を譜読みして歌うことと、弾くことが宿題として出されます。 長男の場合、譜読みはできるのですが、楽譜の表記と、ピアノの鍵盤の位置と、実際の音のが、まだ一致していないところがあります。そのため、特に新しい曲を弾く際には、譜読みをして歌っても音程がずれていたり、譜読みができているのに楽器で弾く時には鍵盤の位置がわからなくなるということがあります。

LK-511で譜読みしたい曲のテンポをゆっくりにして自動演奏させました。楽譜をみながら鍵盤の位置、さらに運指も一緒に確認します。これなら、お手本を見聞きしながら譜読みと指使いの練習ができるので、分かりやすいようでした。

  • 鍵盤が光りながら音楽が流れるので、譜読みが捗ります

あえて弱点を言うと?

さて、ここまでLK-511の良いところを書いてきましたが、あえて弱点についても触れようと思います。

ひとつめは、61という鍵盤数。

ピアノが88鍵盤なのに対して、鍵盤の数は61と少ないです。子ども向けの曲や初心者向けの教本ならよいのですが、上達して難易度が高い曲を弾くようになると音域が足らなくなることがあります。例えば、クラシック曲の「幻想即興曲」を弾けるくらいになると、もう61鍵盤だと足りなくなるので、買い替えが必要なこともあります。

2つめは、鍵盤の重さとタッチ。

鍵盤を弾く強さによって音の強弱が出るタッチレスポンス機能があるとはいえ、やはり本格的なピアノや電子ピアノと比べるとタッチが軽い印象は否めません。ただ、タッチが軽くても、手の形を丸くするという、正しい形を意識することはできるので、導入楽器と考えてLK-511でできることを練習していくのはアリだと思います。

3つめは、LK-511だけでは譜面を読む力が身につかない

LK-511は、「楽譜が読めなくても曲を弾けるようになる」というのが魅力。逆に考えると、光る鍵盤を追いかけているだけで、楽譜を読む力を身につけるのは難しいと思います。もちろん、光ナビゲーションキーボードの魅力は本格的にレッスンできるということではないので、野暮かもしれません。LK-511にまず触れてそこからステップアップしていってもいいかもしれません。

  • 61鍵盤で弾ける曲を探すという楽しみ方も。バッハなら鍵盤が足りますし、オルガンなどの音色で弾くと、本格的で気分も良かったです

楽器の楽しさを知ることは子どもへのプレゼント

LK511を使って最もよかったことは、子どもが毎日楽器に触るようになったことです。

長男はこれまで、練習を嫌がり、なかなか自分から楽器のそばにはいかなかったのですがLK-511を使うと、「ピアノで遊びたい」と積極的。子どもが楽器の前に自主的に座るようになったのは、期待どおり。またピアノを習っていない次男の方も、これまで特に興味を示さなかったのに、積極的に触るようになりました。

光ナビの機能や、専用アプリ「ソングバンクプラス」を使ったレッスンは、子どもにとっておもちゃ感覚で、つい触ってみたくなるようです。

そう考えると、楽器要素とゲーム要素を兼ね備えたLK-511は、「ピアノをやってみたい」「音楽が楽しい」という気持ちを育てるのに最適な楽器と言えそうです。それは、もちろん親や大人も同様で、子どもが触っているのをみると自分も弾きたくなること間違いなしです。つまり、親子で楽しむことのできる楽器というわけです。

自分のことを思い返してみると、ピアノを長く続けてこられたのは、「楽しかったから」というのが大きいです。今でもピアノは筆者にとって大切な存在です。ちょっと大げさかもしれませんが、LK-511をきっかけに、音楽の楽しさを子どもたちが知ることができたら、それは何よりの贈り物かもしれませんね。

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