半導体・電子デバイスの分野で、国際的な成長を続けているのがフェローテックHDだ。半導体製造材料であるウェハー事業の拡大などによって、ボストン・ニューヨーク・シンガポール・ロンドンなど巨大マーケットの投資家から注目を集めている。アメリカ・中国・シンガポールや台湾・韓国などの東南アジア・ロシアを含めたヨーロッパに海外拠点を持つ同社において、グローバル人材はどのように活躍しているのだろうか。日本にいながらにして、国籍を超えたシナジーを生み出しているフェローテック外国籍社員の声を聞いた。

ダニエル・トビー氏

株式会社フェローテックホールディングス
経営企画室 IR・広報部 課長
ダニエル・トビー氏
日本・ フランス国籍。母が日本人、父がフランス人で、高校時代まで日本で育つ。入社5年目。
張川 氏

株式会社フェローテックホールディングス
財務経理統括室 経理部 経理課 係長
張 川氏
中国籍。1994年に来日し、 日本の大学で経営を学ぶ。 入社16年目。
王 文姝氏

株式会社フェローテックホールディングス
製造統括室 生産技術部 生産技術課
王 文姝氏
中国籍。1999年に来日し、両親も日本在住。祖母が日本人。入社半年。
鍾 享璟氏

株式会社フェローテック
営業管理部 調達課
鍾 享璟氏
台湾国籍。2000年に来日。入社半年。

成長を続ける半導体関連業界のなか、さまざまな場面で個人のスキルを活かせる

──フェローテックに入社したきっかけについて教えてください。

トビー:私はもともとエンターテインメント業界にいて、スタジアム級のコンサートをアジアで展開するという仕事をしていました。あるアート演出で、液体なのに磁石に吸い寄せられるという「磁性流体」を知り、とても感心したのを覚えています。その後、世界4大会計事務所の一つであるEYが創設した"EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー"でコーディネーションをしたのですが、そのとき担当した日本代表が、フェローテックの山村章社長だったんです。この方があの磁性流体を世に出しているのか、と興味を持って接していると「うちで働いてみたらどうか」とお誘いいただき、転職することを決めました。

鍾:フェローテックの名前は日本の転職サイトで知りました。電機メーカーなど他数社から内定をいただいており、また半導体業界は未知の世界だったのですが、「10年間ずっと成長を続けている」ことがデータで示されており、それは挑戦に値する大きなポイントでした。

  • 対談風景①

    バックグラウンドはさまざまだが、皆それぞれに入社時の希望を語ってくれた

王:私も鍾さんと同じ転職サイトでフェローテックを知り、同じ時期に入社しました。日本で中国語を使う仕事を探していたのですが、やはりフェローテックには勢いを感じました。

張:私は新卒でフェローテックに就職しました。日本の大学で経営を学び、また、簿記2級の資格を取っていたので、経理の仕事がしたかったのですが、外国人に経理をさせてもらえる企業はほとんどありませんでした。唯一見つけたのがフェローテックだったんです。

──現在はどのような業務を担当していますか?

トビー:投資家向けに事業内容や成長性を伝えるIRと、会社の広報を兼務しています。半導体業界というのは興味を持たれにくいセグメントですから、グローバルに魅せていくためにはどうしたらいいか、いつも試行錯誤しています。フェローテックは単なる"部材屋さん"ではなく、半導体製造に関する多様なサービスを展開している総合サプライヤーであることや、いくつもの分野で成長する伸びしろを持っていることを、これまでの経験を活かして、グラフィックや動画などで分かりやすく伝えるようにしています。特にグローバルな情報発信という意味では、自分が入ったことによって貢献できていると感じます。

鍾:今、半導体加工に使われる「石英」のニーズが急激に伸びており、注文が殺到しています。そんな中で納期を守っていくのが自分の仕事です。中国の杭州市にある生産工場に足を運び、現地のスタッフと話をして、納期が守れないとしたらそれはなぜなのか、部材が足りないのか、人が足りないのか、原因を解析して改善しています。案件や進捗状況、出荷予定時期などを、誰が見ても1秒2秒ですぐにわかる管理システムをつくり、近々導入する予定です。

王:電力制御に関わる「パワー半導体用基板」を増産するために、工場を中国に新設する準備を進めています。新工場のテーマは「オートメーション」で、これまで手作業でおこなっていたことを効率良く自動化し、既存の工場に転用することが狙いです。2018年12月のスタートを目指して頑張っています。

張:フェローテックホールディングスの連結決算をまとめる仕事をしています。私が入社をした当初は子会社もわずかでしたが、去年は連結子会社が35にまで増えました。今年はもっと増えています。また、年に一回グローバル会議が開催され、世界中の幹部が50人以上集まるのですが、そんな時はトビーと一緒に通訳をしています。

  • 対談風景②

    各々の得意分野を活かした担当業務を自信をもって紹介してくれた

トビー:会議では機械設備や化学に財務と専門用語が飛び交うので、慣れないうちは大変でしたね。

グローバルで活躍する人材になるために

──みなさんがコミュニケーションのうえで気を付けていることはありますか?

張:入社したての頃は、子会社に何か依頼しても、なかなか相手にしてくれないということがありました。それも当たり前で、僕は新人で向こうの方がベテランです。なぜその資料が必要なのか、きちんと説明して理解してもらうことを心がけていくうちに、信頼関係ができてきました。

鍾:私は前職も日本のメーカーで働いていたので、日本人とのコミュニケーションが大変ということは特にありません。他の会社と比べると、フェローテックは風通しが良いと感じます。何かあったら部課長に問題提起をすれば、その場でスピーディーに結論が出る。長い承認プロセスはほぼ不要で、はっきりしていて仕事がしやすいです。

王:自分の部署は人数が少なく、出張の際は食事も移動もずっと一緒ですが、上司とも普通の友人のように会話ができています。フェローテックは堅い業態かもしれませんが、職場はしょっちゅう笑い声が挙がっています。

張:僕は他の部署の人ともランチに行くように心がけているのですが、最近は鍾さん、王さんと「中華組」でお昼に行くことが多いですね。去年新卒で入った尹君も中国出身で、よく悩みを聞いています。

  • 対談風景③

    尹氏も途中から座談会に参加した

トビー:私の在籍している経営企画室は、すべてのセグメント・すべての子会社の事情を把握していなければなりません。明るく仕事に向き合い続けることや、業態を理解するために身につけた知識などが、やる気を認めてもらうことに繋がっていると感じます。アメリカやヨーロッパ、中国、ロシアなどから毎日のようにリクエストが来るようになりました。5年前と比べると、海外とのやり取りが圧倒的に増えています。そんな中、経理の張さんが近くにいてくれるのは心強いですね。投資家からの問い合わせにも、素早く応えることができます。

──今後さらにグローバル展開を進めていくうえで、皆さんが共に働きたいと思うのはどのような人材でしょうか。

トビー:英語や中国語など、さまざまな国の投資家、メディアとコミュニケーションを取るうえでは、言語がある程度できるとよいですね。また、これは完全に内製化する方針というわけではないのですが、パンフレットなどをデザインできる、クリエイティブな能力を持ち合わせている人材が今後は必要になってくると思っています。

鍾:現場に入るのを苦と思わない人と働きたいです。杭州の工場で使われるのは中国語で、日本語で問い合わせすると時間がかかってしまいますから、日本出身であっても、どちらの言語にも堪能であったほうがよいと思いますし、グローバルな仕事に興味のある方には打ってつけの会社ではないでしょうか。

王:どんな場所でもすぐに適応できると良いと思います。自分も前職は現場が主でスーツは一着しか持っていなかったので、東京のオフィスでやっていけるかどうか、実はちょっと不安だったのですが、それよりも勢いのあるフェローテックで挑戦したいという思いが強く、積極的に業務に取りくんだことで、すぐに慣れることができました。

張:今は子会社で作った決算パッケージを基に本社で連結していますが、これから会社規模が拡大する中で、現地でも入力できるような会計システムを組みたいと思っています。システムに強い方に入ってきて欲しいです。

海外拠点を多く持つフェローテックでは、グローバルで活躍したいと希望する人材には、たとえ新卒であっても現地で経験を積むチャンスが与えられる。時代のトレンドでもあるESGにおけるダイバーシティに重きを置き、新たなビジネスを展開する「第二の創業期」を迎えた同社に興味を持ったならば、関連サイトを訪れていただきたい。

  • 集合写真

株式会社フェローテックホールディングス

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