今、空前の俳優・田中圭ブームが訪れている。数年前に発売された写真集は重版、彼が表紙の雑誌は発売前に増刷決定。女性たちが、いや、世の中が彼の存在をひたすら求め続けている状況だ。時事ネタ風に言うのなら、2018年の初夏には“田中圭杯”が開催、彼のゴールラッシュによって一人勝ち状態とも言える。

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その火付け役となったのは、この春放送されたドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系・2018年)。深夜ドラマにもかかわらず、人気は放送を重ねるごとにゴンゴン上昇。最終回の放送終了後には、Twitterのトレンド世界一に輝くという有終の美を飾った。

このドラマには筆舌に尽くしがたい魅力がそこかしこにあふれていたけれど、愛の新境地に目覚めてゆくヘタレ男・春田創一を演じた田中圭の功績は大きい。
そのみずみずしい魅力を私の言葉で伝えさせてください……(敬礼)。

▼トレンドを外さずに攻め込んでくるのは確信犯なのか否か

まず彼の魅力をひと言でまとめるとしたら、「可愛すぎる! 存在が罪!!」(黒澤武蔵風)。

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「うわー、なんかだいぶ可愛い子が出てきた」と田中さんの存在に気づいたのは、ドラマ版『WATER BOYS』(フジテレビ系・2003年)。主演の山田孝之さんが演じる進藤の親友役として登場していた。
その時点ではいわゆる“端役”ではあったものの、やたらと目が可愛かった。今でも健在、左右のアシンメトリーさえも武器にしてしまう“あの目”だ。

その後の出演歴を見ると、“俳優職人”と呼びたいほどにたくさんの作品に出演している。小栗旬さんをはじめ多くの役者が所属する事務所で、側から見ていてもブレることなく俳優道を疾走。

ドラマヲタからすると、やたらドラマで見かける印象だったけれど、あまりマニアックなことを言うと魅力が半減して伝わりそうなのでここでは割愛しよう。

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「田中圭ってヤバくない……?」。世間がそうザワつきはじめたのは、ドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系・2017年)で演じた丸井良男。大島優子演じる居酒屋の娘・鳥居小雪と不倫の恋に落ちる役で、まあこれがいい感じのクズ男だった。

「困ったな……好きになりそうです。小雪さんのこと」
「結婚していますけど、いいですか?」
「こうやって小雪さんと話をしたり、美味しいもの食べるときのほうが楽しくて(妻といるより)、よっぽど幸せ感じちゃう」

もう出るわ出るわ、見事なまでのクズセリフのオンパレード。これを普通の男が言おうものなら、即交番に突き出したいところなのだけど、田中さんが言うとただの甘い言葉になってしまう。きっと台本上では最低男のはずだったのに、田中さんが演じたことで可愛さに変換されてしまった。

あの子犬を彷彿させるうるんだ瞳で言われたら、もう不倫でもこの身を捧げようと思ってしまうではないか。

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当時、文春砲が大量に発射されていて、そのメインテーマは著名人の不倫だった。女性たちは不倫する男性の愚かさを笑っていたはずなのに、田中圭となれば話は別。トレンドが彼に乗っかっただけなのだ、そう思おう。

それから女性が見逃さなかったのが、彼のマッチョぶり。映画『図書館戦争』(2013年)でも、その肉体にこちらが銃撃された。顔は童顔なのに体は自衛隊。たくましい肩幅とちょこんと乗せたような小顔。この絶妙なアンバランスさこそ、女子の大好物“ギャップ”である。

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『おっさんずラブ』のシャワーシーンでも、その肉体美は惜しみなく放出された。作品自体もLGBTをテーマにしていて、そこに加える筋肉美。ここ数年、日本は空前の筋トレブームだ。振り返っても田中さんはトレンドと融合するのが上手だと思う。先読みなのか、それとも運がいいのかは彼のみぞ知ることとして。

▼うずもれたくなるガタイの良さにうるパチ瞳で、向かうところ敵なし

少し前に、ネットニュースで「田中圭はさまざまな役柄を演じわけるのがいい」みたいな記事を読んだ。果たしてそうなのだろうかと、彼の出演作を回想。

『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ系・2015年)ではエリート会社員、そして『東京タラレバ娘』はクズ男。『恋がヘタでも生きてます』(読売テレビ、日本テレビ系・2017年)ではニューヨークからやってきた会社社長……と、彼から醸し出される品の良さがそうさせるのか、優秀な会社員の役が多かった。

でも、個人的には完璧な男ではないヘタレ役こそ、彼の魅力が倍増しになっている気がする。それを表したのが、『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』(フジテレビ系・2017年)の佐藤智子(篠原涼子)の夫・公平役。仕事が続かないダメ夫が主夫となって、妻を支える設定がすごくハマっていた。

「いる、いるよね、こういう男! 仕事はできないけど優しくて自分のことをまっすぐに信じてくれる、最高の旦那!!」と、私の周囲のアラフォー女性軍には大好評。妻をママと呼ばずに「ともちゃん」と呼び、疲れて帰ってくれば足を肩に乗せてマッサージをしてくれる。これを最高以外のなんと言おうか。

そして『おっさんずラブ』では常に愚痴しか言えない、自宅男子の「はるたん」である。海外へ栄転していったけれど、きっと言葉がわからなくて牧に泣きついてくる姿が容易に想像できてしまう。

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女性が元気良く働いて稼いでくる時代。エリート男性だけでなく、むしろ手がかかる、でも優しさだけはあるような男性に惹かれる人も少なくないだろう。

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女性の新・理想の男性像を田中さんが演じると、直球で心に飛び込んでくる。もちろんそこには彼のたぐいまれな演技力も理由にあるのだけれど、大きくはビジュアルだろうというのがスナイパー小林予測。

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男性にしておくにはもったいないほどの、白くモチっとしたツヤ肌。不健康なヤサ男を表現するにはもってこいの材料だ。それから先述の、子犬EYE。完璧な形ではなく、左右非対称なところが親近感をそそる。可愛い。

そして鍛えまくったであろう厚みのある筋肉美。これが細すぎたり、小太りだったりすると話が違ってくるけれど、田中さんはここを怠らなかった。このビジュアルが、春田のような頼りない男を演じるにはこのうえなくフィットしている。

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そして彼を語るうえで最大級のギャップが、2児の父親であること。これだけ魅力を並べて褒め称えてきたけれど、33歳(7月10日で34歳)の彼はもうすでに人のもの……。まだ男性としても売れどきであるはずの田中圭の、左手の薬指には指輪がハメられている。この現実も彼の魅力のひとつであることは、くやしいけれど紛れもない事実だ……。さあ、みんな、涙をふいて。

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そんな田中圭さんの出世作ともなった『おっさんずラブ』。最終回、黒澤部長に「はーるたん」と呼ばれて「はあい」と不器用そうに返事するシーンが衝撃的で、いまだに忘れられない。

ただ、このヒット作には、昨年末の『年の瀬 変愛ドラマ』で放送された、『第3夜 おっさんずラブ』(テレビ朝日系・2017年)という前哨戦がある。これが非常におもしろい。1時間足らずの作品だが、「はるたん」を愛しぬいた黒澤部長も登場。連続ドラマで放送した内容がぎゅっと凝縮されているようだ。

  • 「『年の瀬 変愛ドラマ』第3夜 おっさんずラブ」 ※画像クリックで詳細へ

では、すでに放送終了してしまったこの作品をどこで見る? となったとき、お勧めしたいのが映像配信サービスの「ビデオマーケット」だ。

前述の『第3夜 おっさんずラブ』が1作324円(税込)で視聴できるうえに、「田中圭」で検索すれば彼の出演作のほとんどを見ることができる。

仕事の後の一服、酷暑の清涼剤、元気になりたいときのカンフル剤と、さまざまな用途に対応できる田中圭を、スマホで持ち運び可能。便利な時代になったものだ。

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さて、夏ドラマも開幕した。『健康で文化的な最低限度の生活』(関西テレビ系、フジテレビ系・火曜よる9時)では、厳しい係長・京極大輝役を田中さんが演じている。「はるたん」を終えた彼が、どんな演技を見せてくれるのか、こちら要注目で。

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▼おすすめ田中圭出演作品

田中圭を心ゆくまで味わいたいという人は、彼が主演を務めた『びったれ!!!』もおすすめ。

●『ドラマ「びったれ!!!」』『劇場版 びったれ!!!』
「お人好しで頼りないシングルファーザー」「切れ者の司法書士」「元・極道」という3つの顔を持つ伊武努(田中圭)が、”びったれ共(広島弁で小心者の意味)”を守るために立ち上がる! 広島で3人に1人は観たという劇場版も必見。

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