5月9日~11日にかけて、東京ビッグサイトで日本最大級のIT専門展「2018 Japan IT Week 春」が開催された。本記事では、「第27回 ソフトウェア&アプリ開発展」に出展していたコウェルの担当者インタビューおよびブースレポートを紹介する。

  • コウェル展示ブースの様子

    コウェル展示ブースの様子

“ハイブリッド”スタイルでインフラからアプリケーションまで幅広くカバー

コウェルは、ベトナムでのオフショア開発をコア事業としたグローバルITソリューション企業だ。日本に約60名、ベトナムにはハノイとダナンの両拠点で約400名の人材を擁し、インフラからアプリケーションまでカバーするフルスタック型サービスを提供している。

同社の特徴について、コウェル 経営戦略室 室長の今井徹氏は「オフショア開発を手掛けている企業は数多くありますが、日本法人として60名規模の人材を擁しているのはかなり珍しいですね。ベトナム法人の優秀かつ豊富なエンジニアに加えて、この日本法人のエンジニアが上流工程のコンサルティングとプロジェクトマネジメントを支援する“ハイブリッド”スタイルで、より円滑なオフショア開発環境をご提供しています。お客様の専任チームを構成するラボ型契約のため、月額費用固定でさまざまなご要望にお応えできるのも特徴です」と語る。

  • コウェル 経営戦略室 室長 今井徹氏(写真右より3番目)と、運営に携わる社員の方々

    コウェル 経営戦略室 室長 今井徹氏(写真右より3番目)と、運営に携わる社員の方々

オフショア開発はもともと開発コストの削減を主目的に採用されてきたが、そのニーズは日本国内で難しくなってきた人材の確保、そしてさらに高レベルなソリューション提案へと、時代とともに大きな変化を遂げているという。こうした最先端のニーズに応えるのが、ハイブリッドスタイルを基軸としたコウェルのオフショア開発なのだ。さらに最近では、大手企業との直接取引が多く、特にECサイト系および、中・大規模なWebシステム系の開発案件が増えているそうだ。

ECプラットフォーム「Magento」を用いた「ECソリューション」に注目

同社のブースでは、「ECソリューション」「xR (VR/AR/MR)ソリューション」「SharePoint開発サービス」「ソフトウェア・テストサービス」という4つのIT戦略支援に分けて展示が行われていた。その中でも特に注目したいのが、米MagentoのECプラットフォームを活用し、企業に最適なECサイト構築を実現する「ECソリューション」だ。

このMagentoは、多言語・多通貨対応に加えて、非常に高いスケーラビリティや拡張性を備えているのが特徴。約24万サイトにおよぶグローバルNo.1シェアの実績を誇り、世界3大ECプラットフォームとして知られている。

日本国内ではまだあまり馴染みがないかもしれないが、このMagentoは国をまたぐ取引が多い欧州圏で越境ECのプラットフォームとして特に支持されている。多言語対応なのはもちろん、税制の違いをカバーできる多通貨対応・税管理、そして複数の店舗とサイトを容易に展開し、なおかつ一元管理が行える多店舗・多サイト対応が大きな強みだ。さらに、割引/クーポン/ソーシャル連携を用いた数多くのプロモーション機能、多様な顧客属性に対応した顧客管理機能など、強力なマーケティング・CRM機能も備えている。

MagentoでECソリューションを提供する理由について、コウェル グローバル・エンジニアリング本部 グローバル・エンジニアリング部 副部長 兼ECソリューション課 課長の村松篤史氏は「まず大前提として、Magentoが持つ高度かつ豊富な機能と、今後世界に市場を求める日本企業に必要不可欠なグローバル対応が挙げられます。そしてもうひとつ重要なのは、既存文献やコミュニティなどの大多数を英語圏の情報が占めている点ですね。ベトナムは英語に対する抵抗がないため、こうした最新情報をいち早く収集し、開発に活かすことができるわけです」と語る。

  • コウェル グローバル・エンジニアリング本部 グローバル・エンジニアリング部 副部長 兼ECソリューション課 課長 村松篤史氏

    コウェル グローバル・エンジニアリング本部 グローバル・エンジニアリング部 副部長 兼ECソリューション課 課長 村松篤史氏

さらに、同社のECソリューションをより強固なものにしているのが、従事する「Magento認定エンジニア」の存在だ。米Magentoでは、Magento開発に携わるプロフェッショナルな開発者向けに認定制度を実施しているが、現在のところ日本では認定エンジニアが非常に少なく、いざ企業がMagentoでのECサイト構築を依頼しようとしても、開発企業側でなかなか顧客の要望に沿えない状況といえる。一方で同社の場合、開発時にMagento認定エンジニアを中心とした初期構築の大規模チームを編成、サイトオープン後の保守・追加開発フェーズでは縮小チーム体制を組むなど、要望に応じた柔軟な対応が可能となっている。

「すでに国内小売企業において、多店舗・多サイト機能が評価され、Magentoを採用した大規模ECサイトのプロジェクトが進行中です。インフラ基盤としてはMicrosoft Azure上で稼働する国内初の大型プロジェクトです」(村松氏)

そのほかブース内では、最先端技術を駆使した「xR(VR/AR/MR)ソリューション」、SharePointの開発およびマイグレーションを手掛ける「SharePoint開発サービス」、単体テストから品質評価まで各種ソフトウェアの第三者検証を行う「ソフトウェア・テストサービス」も展示するなど、数多くの来場者で賑わっていた。

アジアNo.1の「Magento認定エンジニア」在籍数を目指して

コウェル 代表取締役社長の広瀬倫理氏は「オフショア開発も群雄割拠の時代ですから、お客様の意思をどのように具体化していけるかが重要です。そこで弊社では2年ほど前より、単なるコスト削減から中長期視点での技術者の確保や育成、そしてさらに高レベルなソリューション提案へと目標をシフトしてきました。その集大成が、今回のブースで展示している各種ソリューションであり、今後もさらに高みを目指していきます」と抱負を語る。

  • コウェル 代表取締役社長 広瀬倫理氏

    コウェル 代表取締役社長 広瀬倫理氏

たとえばECソリューションでは、近い将来『ECサイト構築できます』ではなく『Magento開発できます』が大きな強みとなる時代が到来すると予想し、現在多数在籍しているMagento認定エンジニアを将来的には100名以上の規模まで拡大し、アジアNo.1の体制を構築する予定だという。

顧客目線でのソリューション提供にも注力しており、SharePoint開発サービスについて「オンプレミスからクラウドへ移行したいというニーズが多い反面、開発会社の人的リソースが足りないケースが目立っていました。そこで、ツールとオフショアによってお客様が最適なコストでマイグレーションが実現できるようにしたのが、SharePoint開発サービスです。日本法人で事前アセスメントを含めた上流支援を実施し、新規開発/バージョンアップ/マイグレーションのいずれにも対応できますので、SharePoint開発に関する課題を抱えている企業様はお気軽にご相談ください」(廣瀬氏)

このように、先見の明で新時代のオフショア開発をリードし続けるコウェル。技術者の確保や育成が大きな課題となっている日本企業にとって、これほど心強い存在はないだろう。今後もぜひ、同社の新たな歩みに期待していただきたい。

「SharePoint」の構築とマイグレーションでお悩みの方必見!
~ベトナムオフショアとマイグレーションツール活用で実現する開発コストの最適化~

今回のソフトウェア&アプリ開発展出展以外にも、コウェルは定期的に外部に向けた多様なセミナーを開催している。

7月5日(木)に同社が主催するセミナーでは、「SharePoint」 や 「Office 365」 の近年のトレンドを解説すると共に、「SharePoint」の構築とマイグレーション、コスト面でお悩みの方に向けて、導入やマイグレーションをオフショア開発で行うメリットなどを紹介する。

企業のイノベーションに有効なツールとして幅広い企業で活用が進む中、実際に開発に携わるエンジニアが登壇し、オフショア開発の現状や現場の声、実例などを聞くことができる。組織やチームで情報共有するためのポータルサイトを構築するソフトウェアの導入・バージョンアップ、開発費などの課題解決チャンスとして、是非活用いただきたい。

  • 日時:2018年7月5日(木) 17:00~18:30(受付開始 16:30~)
  • 会場:AP品川 Cルーム 東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル
    交通アクセス- JR各線「品川」駅 西口(高輪口)より徒歩3分
  • 定員:20名
  • 参加費:無料
  • 主催:株式会社コウェル

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