サイバー攻撃による被害が多発するなか、Webコンテンツを実行する環境をわけることで、セキュリティの脆弱性を狙った攻撃への対策を行う"Web分離"という手法が近年注目されている。Web分離について様々なスキームやソリューションが出てきているなか、何を基準に検討すればよいのか、悩んでいる担当者も多いだろう。

そうした課題にこたえるべく、6月21日(木)に東京・飯田橋で、7月3日(火)に大阪で、マイナビ主催の無料セミナー「知っておきたいWeb分離検討のポイントとは」が開催される。本記事では、各講演の見どころを紹介していきたい。

被害の発生を前提に、サイバー攻撃対策を

まず「被害発生を前提としたサイバー攻撃対策の必要性」と題した講演を行うのは、国立情報学研究所 サイバーセキュリティ研究開発センター センター長 アーキテクチャ科学研究系 教授の高倉 弘喜氏だ。

国立情報学研究所 サイバーセキュリティ研究開発センター センター長 アーキテクチャ科学研究系 教授 高倉 弘喜氏

昨今、情報技術の利用シーンの多様化に伴い、様々な機器が組織のネットワークに繋がるようになっている。また、情報ネットワークの高品質化により仮想的に組織ネットワークに接続された情報機器の存在も珍しくなくなった。こうした状況の変化は、インターネットの接続点で組織ネットワークを防御する入口・出口対策ではサイバー攻撃の被害を完全に防ぐことは極めて困難になったことを意味している。特に、標的型サイバー攻撃については各種セキュリティ対策をすり抜けてしまうことを想定し、その被害をいかに局所的に留めるかが重要な課題といえるだろう。そこで本講演では、標的型サイバー攻撃の実情について説明。その脅威に対する考えうる対策を例示する。

Web分離の導入例と検討のポイントを一挙紹介

Menlo Security ソリューション・アーキテクト 寺田 大地氏

高倉氏の講演を受けて登壇するのが、Menlo Securityのソリューション・アーキテクトである寺田 大地氏だ。クラウド型分離・無害化(仮想ブラウザ技術)サービスのパイオニアとしての立場から、豊富な導入実績に裏打ちされた技術の優位性を実際の導入事例を交えて解説。今後もこの技術分野のリーダーとして継続して提供すべきものや、新しい挑戦について語る予定だ。

また最終講演は、東京ではインターネットイニシアティブ サービスプロダクト事業部 営業推進部 セキュリティサービス課 平野 栄士氏が、大阪では同セキュリティサービス課 課長である木山 貴義氏がそれぞれ講演。Web分離が脅威対策の方法として注目される一方、その手法が多様化し、何をどう活用するのが自社に最適なのかの判断が難しくなってきている。本講演では、そうしたなか検討に際して何を軸とするべきかといったポイントを、利用イメージとあわせて解説する。

  • インターネットイニシアティブ サービスプロダクト事業部 営業推進部 セキュリティサービス課 平野 栄士氏

  • インターネットイニシアティブ サービスプロダクト事業部 営業推進部 セキュリティサービス課 課長 木山 貴義氏

本セミナーでは講演後、専門家たちによる質疑応答の時間も設けられている。Web分離の導入を検討しているがどのように選んだらよいかわからないという方はもちろん、そもそもWeb分離という技術がサイバー攻撃対策にどう役立つのかを知りたい方など、Web分離に興味を持つ担当者の方にはぜひ参加をおすすめしたい。

セミナー詳細

■東京会場

タイトル:結局どの製品を選んだらよい? 知っておきたいWeb分離検討のポイントとは~Webアクセスに潜む脅威の現状と対策の事例~

開催日時:2018年6月21日(木)14:30~17:00(受付14:00~)
会場:インターネットイニシアティブ本社(飯田橋オフィス)
住所:〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
参加費:無料(事前登録制)
定員:100名

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■大阪会場

タイトル:結局どうやって防ぐ? 知っておきたいWeb分離検討のポイントとは~最新の攻撃動向と対策事例~

開催日時:2018年7月3日(火)14:30~17:30(受付14:00~)
会場:グランフロント大阪 タワーA 31F-C
住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4番20号
参加費:無料(事前登録制)
定員:60名

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