インタフェースは、USB 3.0 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×1、USB 2.0×2、HDMI×1、D-sub×1、SDカードスロット、ギガビットイーサネット、ヘッドフォン出力、マイク入力と非常に充実している。特にUSB 3.0 Type-C端子に加えて、USB 2.0やD-subなどのレガシーな端子も搭載している点が心強い。長年愛用しているPC用周辺機器を接続する際や、出張先で古めのプロジェクタに接続するときにUSB 2.0やD-sub端子は重宝するはずだ。

  • 本体天面はほぼフラット。向かって左側にマウスコンピューターのロゴがプリントされている。ディスプレイ上部には段差が設けられており、ディスプレイを開閉する際に指がかかりやすい

  • 本体底面は基本的にフラットな構造。4コア8スレッドのプロセッサーのハイパフォーマンスを安定して引き出すために、向かって左側には冷却のために大きなスリットが設けられている。本体後ろ側には少し段差が付けられていて設置時に底面に隙間ができるので、テーブルに置いた際に熱がこもりにくい。バッテリーは前述のとおり取り外し可能

  • 本体前面左右にはステレオスピーカーを配置。また前面左にはSDカードスロットが用意されている。SDカードを出し入れしやすい仕様だ

  • 本体背面。ディスプレイのヒンジは大型のものを採用。いかにも耐久性が高そうだ

  • 本体右側面には、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB 2.0×2、光学ドライブ、ケンジントンロックが並ぶ。USB 2.0端子が搭載されているおかげで、古いUSB対応周辺機器も利用可能だ。光学ドライブはプラス7,800円でDVDスーパーマルチドライブからBlu-rayディスクドライブにアップグレードできる

  • 本体左側面には、電源端子、D-sub、ギガビットイーサネット、HDMI、USB 3.0 Type-A、USB 3.0 Type-Cが並ぶ。対応周辺機器が増えているUSB 3.0 Type-C、古いプロジェクタなどとの接続に必須のD-sub端子が用意されているのは使い勝手がいい

映り込みの少ないノングレアディスプレイ

m-Book F シリーズには、15.6型フルHDノングレア (1,920×1,080ドット、LEDバックライト)ディスプレイが採用されている。画面解像度に換算すると141dpi。一般的な用途には十分な解像度だ。ノングレア(反射防止)タイプを採用している点は実用性を重視した仕様と思われる。光源が多いオフィスなどで利用していても、映り込みの影響はほとんどない。

  • ディスプレイは基本的に素直な発色。輝度も実用上十分だ。色味が用途や好みに合わない場合は「設定→システム→ディスプレイ」から「アダプターのプロパティの表示」で「色の管理」を選び、「詳細設定」タブの「ディスプレイの調整」で発色を調整しよう

  • 「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」でスケーリングを変更可能。デフォルトの125%では一部のアプリケーションでボタンを押せない場合がある。ディスプレイが15.6型と大きいので、購入時に100%表示に変更しておくといい

キーピッチ18mm、キーストローク1.8mm。広々使えるテンキー付きキーボード

本製品はテンキーを搭載しつつ、キーピッチ18mm、キーストローク1.8mmが確保されている。テンキー付きキーボードとしては標準的なサイズだ。キーピッチ19mmのキーボードと比較するとやや狭く感じるかもしれないが、数時間で慣れるレベルだ。実際、筆者は長さ20cmと手が大きめだが、快適に文字入力できた。表計算ソフトを使う機会が多い方にはテンキー付きキーボードは重宝するはずだ。

  • キーピッチは約18mmとフルサイズキーボードと比べるとやや狭いが、キーとキーの間に仕切りのあるアイソレーションキーボードが採用されているので、慣れれば誤入力することはない

  • 筆者の手の長さは20cmとかなり大きめだが、キーピッチ18mmでも特に窮屈さは感じない

  • 本製品は高精度タッチパッドに対応している。Windows 10で実装されたさまざまなジェスチャーをすべて利用できるのはもちろんのこと、今後のOSアップデートで新ジェスチャーが追加された際もすぐに活用できる可能性が高いというメリットがある