美和ロックは2月16日、鍵の重要性を伝える「防犯教室」を、熊本県熊本市の小島(おしま)小学校の体育館で開催した。

  • 空き巣の侵入手段(平成28年度 警察庁調べ/住まいる防犯110番より)

空き巣の侵入手段ナンバーワンは、鍵の閉め忘れ

平成28年度警察庁調べによると、空き巣の侵入手段で最も多いものは「無締り(むじまり)」(約45%)であるという。空き巣の侵入方法として「ガラス破り」がよく知られているが、実際は家のドアや窓の鍵を閉め忘れ、侵入されるケースが4割を占めるとのこと。

また、平成27年度の国勢調査では、64%が共働きであることがわかった。子ども自らが自宅の鍵を持ち、玄関ドアを開錠して家の中に入るという場合も少なくない。核家族化・少子化が進んでいるため、親が帰宅するまで家の中で一人で留守番をしている子ども多いと考えられる。

  • 夫婦共働きの割合(平成27年度国勢調査/総務省調べ)

楽しく防犯の大切さを学べる「防犯教室」

子供たちを取り巻く環境は厳しさを増す中、同社では「一人でお留守番する子供 たちを守る」という考えに基づき「防犯教室」を開催。2011年から開始した教室は、これまでに全国各地57カ所で9,000人以上が参加している。

「防犯教室」は、さまざまな人気アニメで活躍するベテラン声優で紙芝居師のOHANAさんと、バイリンガル紙芝居師であるヤムちゃんが登場。「ぼうはんクイズ」「防犯紙芝居」「ダンスde防犯」など、同社が独自に開発したコンテンツで子どもたちが楽しみながら鍵の重要性や防犯の大切さを学べるような内容となっている。

  • 小島小学校での「防犯教室」の様子

小島小学校で「防犯教室」を開催

今回、小島小学校で開催された防犯教室には、同学の1年生~6年生の約250人が参加した。開演前には、キャラクターの「ロックとキーチャ」が登場し、子どもたちとコミュニケーション。その後はヤムちゃんによる「ぼうはんクイズ」が行われた。クイズは、実際の犯罪の手口を紹介しているものだけに、子どもたちは真剣そのもの。続いてOHANAさんによる防犯紙芝居「おウチをまもれ! ロックとキーチャ」、「防犯あいうえお」の説明、 ダンスを踊りながらお留守番のときの注意点を覚える「ダンスde防犯」を開催。大盛り上がりのうちに、45分の授業は終了した。

  • 「ぼうはんクイズ」で盛り上がる様子

鍵は「見せない」「貸さない」「渡さない」「預けない」

同社ではこうした防犯教室をはじめ、子どもたちに鍵の重要性を伝える「防犯啓発」に力を入れている。外出の際に、「鍵をしっかりかける」「(留守番の時)誰か来てもドア(鍵)は開けない」といった基本的なことのほか、カギ(合鍵)は他人に「見せない」「貸さない」「渡さない」「預けない」の4つの「ない」を教えることが重要とのこと。

今後も同社では「鍵は"人の生命と財産"を守るもの」を伝えるため、各地での防犯教室の開催を予定している。

[PR]提供:美和ロック