コンパクトでバランスが良い

マウスコンピューターのディスプレイブランド「iiyama」から、23.8型液晶ディスプレイ「ProLite XUB2492HSU-2」が登場した。フルHD(1,920×1,080ドット)という使い勝手のいい解像度の狭額ベゼルを採用し、目への負担を軽減するブルーライト低減機能やフリッカーフリーのLEDバックライトを搭載したコストパフォーマンスの高いモデルだ。

iiyamaブランドの23.8型フルHD(1,920×1,080ドット)ワイド液晶ディスプレイ「ProLite XUB2492HSU-2」

フルHDのIPS液晶パネルを搭載

「ProLite XUB2492HSU-2」は、23.8型のIPS方式のノングレアパネルを採用した、ワイド液晶ディスプレイだ。横幅は539.5mmで、PC用デスクから小さめの座卓まで収まりがよく、使い勝手のいいサイズだ。解像度はノートPCなどで定番のHD(1,280×720~1,366×768)よりワンランク上の1,920×1,080ドットで、ブラウザなどのウィンドウを2つ並べて表示する場合でも余裕がある。日常の作業を快適に行えるのはもちろん、フルHD解像度の動画コンテンツなどもドットバイドット(1:1)のクリアな映像が楽しめる。

最近はWQHDや4Kなど、より高解像度なディスプレイも登場しているが、文字やアイコン類が小さくなりすぎるなどの弊害もある。フルHDは24インチ級としてはベストな解像度と言っていいだろう。

ディスプレイを取り囲む枠の幅は左右、上部共に6.3mmと非常に狭い狭額タイプ。このため、横方向に複数台並べても隙間がほとんど感じられない。2台、3台と並べて利用するマルチモニター環境の構築にも向いている。

  • 横から見ると幅6.3mmという狭さがわかりやすい

広視野角で見やすいIPSパネル

「ProLite XUB2492HSU-2」はIPS方式のパネルを採用しており、左右の視野角は約178度、上下方向も約178度が確保されている。視野角の広さは、斜め方向から覗き込んだ時にも内容や色がはっきり確認できることに繋がるため、たとえばマルチモニター環境でぐるりと囲むようにディスプレイを配置しても、見え方の違いで悩むことはないだろう。

なお、IPSパネルはその特性上、色の切り替えが遅く、動きの素早い動画などのコンテンツで残像が目立つという弱点もあるのだが、「ProLite XUB2492HSU-2」は液晶の切り替え速度を最短で5msまで向上させるオーバードライブ回路を搭載しているため、鮮やかな映像の表示が可能だ。

さらにACR(Advanced Contrast Ratio)機能を搭載しており、ドット同士のコントラスト比を、パネルのスペック値である1000:1を5000000:1に向上することで、色にメリハリを与え、くっきりはっきりとした表示が楽しめるだろう。