気になるパフォーマンスはいかに?
さて最後に本モデルの売りであるパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は「PCMark 8 v2.8.704」「3DMark v2.4.4163」「CINEBENCH R15」「CrystalDiskMark 6.0.0」「CrystalDiskMark 5.5.0」「Adobe Photoshop Lightroom Classic CC」「Adobe Premiere Pro CC」でベンチマークを実施してみた。
PCMark 8 v2.8.704 | |
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Home Accelerated 3.0 | 3648 |
Creative Accelerated 3.0 | 4643 |
Work Accelerated 2.0 | 4624 |
3DMark 8 v2.4.4163 | |
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Time Spy | 1219 |
Fire Strike | 3387 |
CINEBENCH R15 | |
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OepnGL | 87.88 fps |
CPU | 724 cb |
CPU(Single Core) | 142 cb |
CICINEBENCH R15 (バッテリー動作時) | |
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OepnGL | 66.96 fps |
CPU | 469 cb |
CPU(Single Core) | 136 cb |
CrystalDiskMark 6.0.0 (SSD) | |
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Q32T1 シーケンシャルリード | 544.984 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 210.269 MB/s |
4K Q8T8 ランダムリード | 357.619 MB/s |
4K Q8T8 ランダムライト | 207.295 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリード | 293.568 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 203.435 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 29.260 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 75.713 MB/s |
CrystalDiskMark 5.5.0 (HDD) | |
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Q32T1 シーケンシャルリード | 134.638 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 122.312 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリード | 1.506 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 15.374 MB/s |
シーケンシャルリード | 130.251 MB/s |
シーケンシャルライト | 121.825 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 0.493 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 6.863 MB/s |
Adobe Photohop Lightroom Classic CC | |
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50枚のRAW画像をシャープ出力/光沢紙で現像 (dGPUオン) | 1分52秒83 |
50枚のRAW画像をシャープ出力/光沢紙で現像 (dGPUオフ) | 2分5秒01 |
Adobe Premiere Pro CC | |
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5分の4K動画をフルHDで書き出し (dGPUオン) | 6分8秒41 |
5分の4K動画をフルHDで書き出し (dGPUオフ) | 12分32秒88 |
PCの総合性能を示すPCMark 8やCINEBENCH R15のスコアは満足いくレベルだ。本製品には「Intel Core i7-7700HQ(2.80/3.80GHz)」と「GeForce MX150」が組み合わされている。そのぶん消費電力は大きいため容量90WのACアダプタが必要となっているが、負荷の高いクリエイティブ系アプリケーションも快適に利用できる。
外部グラフィックスの恩恵を強く感じられるのが「Adobe Premiere Pro CC」。今回、5分の4K動画をフルHDに書き出す作業が、外部グラフィックスを有効にしたら約1/2以下の所要時間で終了した。一方、「Adobe Photoshop Lightroom Classic CC」では大きな差が表われなかった。アプリケーションによって外部グラフィックスへの依存度が異なるものと思われる。
なお、m-Book K686シリーズのパフォーマンスを最大限に引き出すにあたって、ひとつ注意点がある。それはACアダプタを接続すること。今回「CINEBENCH R15」でACアダプタ接続時、バッテリー駆動時の性能を比較してみたが、後者でスコアが大きく低下した。これはハイパフォーマンスCPU、外部グラフィックス搭載ノートPCのほとんどで見られる現象。バッテリーから供給可能な電力の上限によって最大性能が制限されるのだ。負荷の高い作業を行なう際には、本製品の性能が発揮できるようACアダプタの接続を忘れずに。
モバイルノートPCをはるかに超えるパワーを10万円アンダーでゲット!
いわゆるモバイルノートPCと比べると、携帯性では及ばないm-Book K686シリーズだが、「Intel Core i7-7700HQ(2.80/3.80GHz)」と「GeForce MX150」を組み合わせているだけに、動画編集などのクリエイティブ系アプリケーションを利用する際には高いパフォーマンスを発揮する。処理性能と、10万円切りモデルも用意されている入手性を重視するなら、m-Book K686シリーズは魅力的な選択肢と言えるだろう。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
検証機のスペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | m-Book K686SN-M2SH |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア (LEDバックライト、1,920×1,080ドット) |
CPU | Intel Core i7-7700HQ プロセッサー (2.80/3.80GHz) |
メモリ | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
SSD | 128GB (M.2 Serial ATA III) |
HDD | 1TB (Serial ATA II、5,400rpm) |
チップセット | モバイルIntel HM175チップセット |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX150 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN×1(背面)、 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN (最大433Mbps対応) |
インタフェース | USB 3.0 Type-C(左側面×1)、 USB 3.0 Type-A(左側面×1、右側面×1)、 USB 2.0(右側面×1)、D-sub(左側面×1)、 HDMI(左側面×1)、 SDメモリーカードスロット(左側面×1)、 マイク入力(右側面×1)、ヘッドフォン出力(右側面×1) |
サイズ | 378×267×25.2~35.6mm |
重量 | 約2.3kg |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2017年12月15日(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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