―― 英語の復習や自習にとても心強いですね。

上田氏:英語のことばかり話してしまったのですが、それだけではないんです。150コンテンツの中には、古文の授業に必須の「古語辞典」、高校生におなじみの山川出版社の「用語集」や「一問一答」をはじめ、政治経済や地理の用語集など社会科各科目の学習に役立つコンテンツが充実しているのもポイントです。また、日常生活にも便利な「広辞苑 第六版」や「日本大百科全書」など、日常から受験までを幅広くカバーしています。

―― いつでもどこでも使い続けられる情報が凝縮されている感じがします。

上田氏:はい。また学生さんの生活スタイルをもとに、すぐ使える乾電池方式、軽さと強さを備えたハードづくりにもこだわっています。乾電池ならどこでも買えますし、留学された場合もどの国でも使えますからね。もちろん、乾電池形の充電池にも対応しています。また、毎日持つ物なので、衝撃や満員電車にも負けない強度も大事です。「どんな製品なら学校生活のお供にしてもらえるのかな」と常に考えています。

―― 毎日使うものだからこそ、使い勝手のよさは重要になってきます。だからこそ、目に見えない所や細部の調整が必要なのかもしれませんね。

上田氏:学びのツールとしては、やっぱり使い勝手が重要ですね。真面目に作り込んでいるので見た目の派手さは少ないですが、辞書として長く使える便利さは自信を持っています。

小中高の学びに即したきめ細やかなモデル設定

―― 現場の先生方や使う人の意見を反映させてこられた理由ですよね。中学生や小学生モデルがあるのも独特ですし。

上田氏:そうですね。その中学生モデルや2つの小学生モデルもお客様のご要望から生まれたものです。

―― 中学生向けは高校生向けとどう違うのですか?

EX-word XD-G3800。中学生向けモデル。3色展開。「エースクラウン英和辞典 第2版」、「中学総合的研究 三訂版 国語/数学/社会/理科/英語」などコンテンツ140種を収録。(詳細はカシオのwebサイトを参照)

上田氏:中学生向けの「XD-G3800」は、中学校で学ぶ内容に沿ったコンテンツを収録している点が特長です。中学校では英語教育が本格的に始まるので、中学の英語教材に合わせた辞書を収録していて、さらに主要5教科の学習参考書を充実させています。

―― なぜ小学生はモデルが2つあるのでしょう。

EX-word XD-SK2000(左):小学校低学年向けモデル。1色展開。かな表記、50音ひらがなキーボードを採用
EX-word XD-SK2800(右):小学校高学年向けモデル。2色展開。ローマ字キーボードを採用

・EX-word XD-SK2000
【内蔵コンテンツ】「小学百科大事典きっずジャポニカ 新版」、「例解学習国語辞典 第十版」などコンテンツ40種を収録。「キクタンキッズ【初級編】/【中級編】/【上級編】」など、コンテンツ40種を収録。英語や日本語を正しい発音で学ぶことができる。(詳細はカシオのwebサイトを参照)

・EX-word XD-SK2800
【内蔵コンテンツ】「例解学習国語辞典 第十版」、「わかる国語/算数/社会/理科」などコンテンツ100種を収録。国算理社4教科を総合的にカバーし、英検対策や中学英語の準備に役立つコンテンツなどで予習復習から中学受験まで幅広く対応する。(詳細はカシオのwebサイトを参照)

上田氏:まず、ハード自体が違いますね。低学年向けの「XD-SK2000」はひらがなキーボードなんです。ひらがなを覚える授業に沿ったつくりで、ボタンなどもひらがな表記です。コンテンツ40種すべてにルビをふり、最初の電子辞書として安心してお使いいただけるよう配慮しています。高学年向けの「XD-SK2800」は漢字表記になっていて、情報の授業にも合わせたローマ字キーボードです。中学準備も見据えたコンテンツを100種類収録しています。英語だけでなく日本語も「見る、聞く、話す」を通じて学べるよう、先生方のご意見を元にきめ細かなコンテンツ選びをしています。

XXD-SK2800(左)は、小学校高学年向けに、ローマ字キーボードを採用。 D-SK2000(右)は、小学校低学年向けに、かな表記・50音ひらがなキーボードを採用

―― その思いがこれだけのラインナップに繋がっていると。

上田氏:そうですね。学生モデルであれば特に、各世代の学びにあった内容を提供するのがメーカーの正しい姿だと思うんです。だからこそ、親御さんが選ばれる場合は、「うちの子は今どんなモデルが合うのかな」と教科書の内容や学年を意識していただくといいですね。より見つけやすくなると思います。

―― では、最後に電子辞書の購入を考える読者の方々へメッセージをお願いします。

上田氏:カシオの電子辞書に共通する思いは「学びの歓び」です。疑問や不明点の解決はもちろん、使う人の興味を広げるきっかけになるものづくりをしたいと社員全員が思っています。好奇心を満たす存在になってくれるとも思いますから、ぜひ「学びのサポート」としてご活用いただきたいです。

―― ありがとうございました!

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