VC内蔵で手ブレのミスを最小限に防げる

手ブレ補正には「VC(Vibration Compensation)」を搭載。電磁力を利用して補正レンズをスムーズかつ高速に動かす同社独自の仕組みだ。これによって、望遠撮影で生じやすい手ブレをしっかりと補正。撮影画像を補正できることはもちろん、ファインダー像も補正されて安定するので、超望遠撮影でのフレーミングがしやすくなるメリットがある。

実際の撮影では、35mm判換算で640mm相当になるズームのテレ端を使った場合、シャッター速度1/125秒で、ほぼすべてのカットを手ブレすることなく撮影できた。さらに、より慎重に構えて撮影すれば、筆者の場合シャッター速度を1/60~1/30秒くらいまでを下げても、高い確率でブラさず撮影できた。

ズームのテレ端を使用し、シャッター速度1/80秒を手持ちで撮影。ピントを合わせた部分はシャープに解像。一方で背景には美しいボケが生じている。マニュアル露出 (F8 1/80秒) ISO3200 WB:太陽光 焦点距離:400mm

同じくズームのテレ端を使用し、シャッター速度1/50秒を手持ちで撮影。スニーカーの縫い目が分かるくらい、くっきりとした描写が得られた。マニュアル露出 (F6.3 1/50秒) ISO3200 WB:太陽光 焦点距離:400mm

大切な日の出来事を思い出としてしっかり残すには、人物だけでなく、食べ物や飲み物、子どものオモチャなどを記録するのもオススメだ。マニュアル露出 (F8 1/60秒) ISO200 WB:太陽光 焦点距離:355mm